第2章 気象(解説)

更新日:2011年4月20日

平成22年度大阪府統計年鑑

概況(平成21年)

1月

 上旬はじめと中旬前半に冬型の気圧配置となった。その後は、天気は数日の周期で変わり、30日の夜は低気圧の影響で大雨となった。平均気温は高く、降水量は多く、日照時間は少なくなった。

2月

 冬型の気圧配置となる日が少なく、高温傾向となった。中頃は気温の変動が大きくなった。前半は晴れる日が多く、後半は曇りや雨の日が多くなった。近畿地方では13日に春一番が吹いた。平均気温はかなり高く、降水量は多く、日照時間は平年並だった。 

3月

 天気は概ね数日の周期で変わった。前半は寒気の南下が弱く、高温で経過した。後半は暖かい南風が入り顕著な高温となったあと、強い寒気が南下し顕著な低温となり、寒暖の変動が大きくなった。平均気温は高く、降水量はかなり多く、日照時間は平年並となった。

4月

 上旬前半と下旬は寒気の影響で、気温の低い日が多くなったものの、上旬後半から中旬にかけては、高気圧に覆われて気温は高くなり、気温の変動が大きくなった。平均気温は高く、降水量は平年並、日照時間はかなり多くなった。

5月

 寒気や低気圧の影響で曇りや雨の日が多くなったが、前線や低気圧の影響は小さく、まとまった降水はなかった。前半は気温の変動が大きくなった。平均気温は高く、降水量と日照時間は少なくなった。 

6月

 太平洋高気圧の勢力が弱く、梅雨前線が本州から離れた南海上に停滞する事が多かったため、平年に比べて高気圧に覆われて晴れる日が多くなった。平均気温は高く、降水量は少なく、日照時間は多くなった。

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月平均気温と降水量の関係グラフ
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7月

 梅雨前線が本州付近に停滞することが多かったため、曇りや雨の日が多くなった。特に中旬後半以降、活動が活発化した梅雨前線の影響により局地的に激しい雨の降るところがあった。平均気温は平年並、降水量は多く、日照時間はかなり少なくなった。

8月

 上旬は暖かく湿った空気や南海上の台風第9号の影響で、曇りや雨の日が多くなった。中旬以降は、大陸からの高気圧に覆われて、晴れる日が多くなった。平均気温は平年並、降水量と日照時間は少なくなった。

9月

 高気圧に覆われて晴れる日が多くなった。秋雨前線の活動が弱く、顕著な少雨となった。気温の変動は大きくなったが、月の平均気温は平年並だった。降水量はかなり少なく、日照時間はかなり多くなった。

10月

 はじめは、前線や台風第18号の影響で曇りや雨の降る日が多くなった。中旬以降は、高気圧に覆われて晴れる日が多くなった。平均気温は高く、降水量は平年並、日照時間は多くなった。

11月

 上旬は、高気圧に覆われて晴れの日が続いた。それ以降は、中旬を中心に、日本の南岸を通る低気圧や寒気の影響で曇りや雨の降る日が多くなった。月初めの強い寒気の南下や、中旬後半の寒気の影響で気温の変動が大きくなった。平均気温は平年並、降水量は多く、日照時間は少なくなった。 

12月

 天気は概ね数日の周期で変化した。中旬の後半と月の終りは、強い寒気が南下し、冬型の気圧配置が強まり、20日には、大阪で初雪を観測した。中旬の前半までは、平年を上回る気温だった。中旬後半と月の終りは、強い寒気の影響で平年を下回る気温となり、気温の変動が大きくなった。平均気温、降水量、日照時間ともに平年並だった。 
 月別日照時間のグラフ

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総務部 統計課 分析・利活用促進グループ

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