第20章 衛生及び環境

更新日:2010年4月14日

平成21年度大阪府統計年鑑

医療施設・病床の概況


 平成19101日現在の医療施設総数は14232施設で、前年に比べ118施設の増加である。これを種類別にみると、病院総数は547施設で、そのうち一般病院が508施設(構成比92.9)で大半を占め、以下精神病院39施設となっている。なお、人口10万対の病院総数は6.2、一般病院で5.8 1施設当たりの人口は、病院総数で1万6140人、一般病院で1万7379人である。また、一般診療所数は8291施設で、前年と比較すると78施設の増加、人口10万対の一般診療所数は93.9で、1 診療所当たりの人口は1065人である。歯科診療所数は5394施設で、前年に比べ42施設の増加、人口10万対の歯科診療所数は61.1で、1 診療所当たりの人口は1637人である。
 
全施設の病床数は114475床で、前年に比べ147床の増加である。人口10万対の病床数は1296床で、全病床数のうち96.8%が病院、3.2%が一般診療所の病床(3635床)である。また、病院病床の種類別では、一般病床が66164床で最も多く、以下、療養病床が2万3640床、精神病床が19792床の順となっている。

死亡の概況


 平成20年中の府内の死亡数は72930人で、712秒に1人亡くなったことになる。人口千対の死亡率は8.4で全国の9.1と比較すると低い方である。
 
主要死因別の順位を見ると、第1位は悪性新生物24617人(構成比33.8%)、以下、心疾患11622人(15.9%)、肺炎7862人(同10.8%)、脳血管疾患6496人(同8.9%)、その他の呼吸器系の疾患2512人(同3.4%)、自殺2034人(2.8%)の順、不慮の事故2061人(2.8%)となっている。

主要死因別死亡割合のグラフ

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感染症・食中毒・結核患者数の概況


 平成20年中で最も患者数が多いのは、結核患者2885人で216人が死亡している。次いで食中毒患者2071人、腸管出血性大腸菌感染症患者245人の順になっている。

公害の現状


 府内の環境問題については、依然として都市・生活型公害や廃棄物の克服が課題であり、また、二酸化炭素の大量排出に伴う地球温暖化現象に代表されるように、ダイオキシン類等有害化学物質問題等、多様化・複雑化した諸問題への対応が求められている。一方、緑豊かな生活環境の実現や個性を生かした都市景観の創造、さらには文化や伝統も視野にいれた、より質の高い環境を保持し創造していかなければならない状況にある。
 
なお、平成19年度の本府及び市町村が新規に直接受理した公害苦情件数は4680件で、前年度に比べ330(6.6)の減少となった。このうち騒音に関するものが1633件(構成比34.9%)で最も多く、以下、大気汚染1195件(同25.5%)、悪臭742件(同15.9%)の順となっている。

公害の苦情件数割合の推移グラフ

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総務部 統計課 分析・利活用促進グループ

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