第３章　人口

　大阪府の人口(平成21年10月１日現在)は884万372人で、平成20年より6595人、0.07%増加し、平成20年から微増になった。
　大阪府の1年間（平成20年10月１日から平成21年９月30日まで）の人口増加を自然増加(出生と死亡の差)と社会増加(人口増減数と自然増加の差)に分けてみると、自然増加数は、前年増加数より2601人少ない2478人、0.03％増となった。
　一方、社会増加数は、平成20年の296人、0.00.%増から4117人、0.05%増となった。
　大阪府の世帯数は、382万4064世帯で、平成20年より3万9599世帯、1.05%増加した。
　人口と世帯数の伸びを比較すると、世帯数の増加率が人口の増加率を上回っているため、1世帯当たり人員は2.31人と平成20年より0.02人減少し、世帯規模の縮小化が引き続き進んでいる。

　平成20年中の住民基本台帳人口移動報告による大阪府の転入と転出をみると、転入者は平成19年より3295人減少し、16万1589人となった。
　一方、転出者は平成19年より4679人減少し、16万5157人となり、転出超過数は、3568人となった。

　平成17年国勢調査による大阪府総人口の年齢３区分別構成をみると、15歳未満は121万1257人、15から64歳人口は591万3558人、65歳以上は163万4218人で、それぞれの総人口に占める割合は、13.7%、67.1%、18.5%となっている。
　年齢３区分別人口の推移をみると、15歳未満人口は昭和50年をピークとして減少しており、平成17年には平成12年より3万8698人、3.1%減少し、総人口に占める割合は0.5ポイント縮小した。一方65歳以上人口は平成12年より31万9005人、24.3%増加し、総人口に占める割合は、3.6ポイント拡大した。
　また、15から64歳人口は第１次ベビーブーム(昭和22年から24年）に出生した人口が15歳以上に達した昭和40年に総人口の72.5%を占め、その後は70%前後でほぼ横ばいに推移してきたが、第２次ベビーブーム(昭和46年から49年)に出生した人口が15歳以上に達した平成2年に72.7%まで上昇した。しかし、出生率の低下とともに65歳以上人口の急速な増加により、近年は低下傾向を示している。
　次に、平成12年から平成17年の５年間の５歳階級別人口増加率をみると、100歳以上が134.6%増で最も高い増加率となっており、次いで、95から99歳(91.0%増)、90から94歳(49.3%増)と続いている。
　一方、最も高い減少率を示しているのは、50歳から54歳の25.8%減で、次いで、25から29歳(23.1%減)と続いている。

　平成17年国勢調査による労働力人口状態をみると、15歳以上人口724万4037人のうち、労働力人口(就業者+完全失業者)は432万6711人であった。
　一方、経済活動に従事していない家事従事者、通学者、老齢者などの非労働人口は291万7326人であった。