利用上の注意/用語の解説

更新日:平成31年4月26日

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利用上の注意と用語の解説

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利用上の注意/用語の解説

利用上の注意

1 基準改定

 指数の基準時及びウェイト算定年次を、平成22年(2010年)から平成27年(2015年)に改定しました。
 基準改定後の指数値は、平成31年1月速報(平成31年3月29日公表)から公表しています。

2 対象範囲

 指数値の対象範囲は、日本標準産業分類による製造業及び電力・ガス事業です。

3 数値・符号

(1)掲載している指数値は、当月、当四半期については速報値、前月、前四半期以前は確報値です。

(2))「四半期」とは、1月から3月を第1四半期として、以後3か月ごとに区分したものをいいます。なお、表及びグラフでの四半期の表記は次のとおりです。
   (例)平成30年第1四半期 ⇒「H30.I」

(3)本文中及び統計表の各年、四半期の指数値は「年平均」「四半期平均」の数値を使用しています。

(4)本文中及び統計表等で用いている符号については次のとおりです。

   「−」 …… 該当数値がないことを示す。

   「▲」 …… 負数であることを示す。

   「X」  …… 秘匿に該当することを示す。

4 年間補正

 毎月の確報値の公表後、月別の実数値(経済産業省生産動態統計調査などの指数値の計算に利用するデータ)が補正されたため、平成29年の年間補正を行いました。
 年間補正後の指数値は、平成30年7月速報(平成30年9月28日公表)から公表しています。
 なお、平成30年1月以降の指数値については、平成30年の年間補正により、変更される場合があります。

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用語の解説

1 大阪府工業指数について

 大阪府工業指数は、大阪府内の製造工業の動向を総合的に把握する事を目的として、生産、出荷、在庫及び在庫率の各指数を作成しています。
 工業指数は、工業生産関連の産業が経済活動全体に対して高いウェイトを持つこと、景気の動向に敏感であること、速報性があることなどから景気動向判断をはじめとする経済分析や地域間比較をするための重要な指標の1つとなっています。 

2 指数の作成

(1) 種類
 ・生産指数:製造工業の生産活動の全体的な水準の推移を示す
 ・生産者出荷指数:生産活動によって産出された製品の出荷動向を総合的に表すことにより、工業製品に対する需要動向を観察する
 ・生産者製品在庫指数:生産活動によって産出された製品が出荷されずに生産者の段階に残っている在庫の動きを示す
 ・生産者製品在庫率指数:在庫とその出荷の比率の推移をみることにより、生産活動により産出された製品の需給状況を示す
 これらの指数は「生産者」あるいは「生産者製品」を省略して単に「出荷指数」、「在庫指数」、「在庫率指数」と記載しています。

(2) 基準時及びウェイトの算定年次 
 平成27年を基準時とし、指数値は平成27年の平均を100.0とした比率で示しています。
 ウェイトは平成27年の産業構造によって算定し、具体的には、経済センサス-活動調査を基礎データとして、他に経済産業省生産動態統計調査などの調査結果を利用しています。

(3) 分類
 日本標準産業分類を基本とした業種分類と、経済的用途に着目した財分類の2つの分類方法により指数を作成しています。

ア 業種分類
 業種分類は日本標準産業分類の第13回改定(平成25年10月統計基準設定)に準じて作成していますが、利用上の便宜から、若干の組替えを行っています。

 業種分類の総合指数は「製造工業」で作成しています。
 また、参考業種を以下のとおり作成しています。
 ・「電力・ガス事業」
 ・「産業総合」…製造工業と電力・ガス事業を合計したもの
 ・「機械工業」…生産用機械工業、汎用・業務用機械工業、電子部品・デバイス工業、電気・情報通信機械工業、輸送機械工業を一括りにしたもの
 ・「製造工業(除.長期生産物)」
 ・「化学工業(除.医薬品)」
 ・「化学工業(除.無機・有機化学工業、医薬品)」
 ・「(旧)はん用・生産用・業務用機械工業」


業種分類体系図

イ 財分類
 
財分類は、製品の経済的用途に着目した財別の格付けをしたものです。まず、最終需要に向けられる「最終需要財」、生産活動に再投入される「生産財」に分類します。

 最終需要財は、資本形成に向けられる「投資財」と家計で消費される「消費財」に分類します。投資財は設備投資に向けられる「資本財」と建設活動に向けられる「建設財」に分類します。消費財は耐久物である「耐久消費財」と非耐久物である「非耐久消費財」に分類します。

 生産財は、鉱工業の生産に再投入される「工業用生産財」と他産業の生産活動に再投入される「その他用生産財」に分類します。

【財分類 定義】

最終需要財

鉱工業又は他の産業に原材料等として投入されない最終製品。ただし、建設財を含み、企業消費財を除く。

  投資財

資本財と建設財の合計

    資本財

家計以外で購入される製品。原則として想定耐用年数が1年以上で、比較的購入単価が高いもの

    建設財

建設工事用の資材及び衛生用陶磁器等の建築物に付随する内装品及び土木工事の資材

  消費財

家計で購入される製品(耐久消費財と非耐久消費財の合計)

    耐久消費財

原則として想定耐用年数1年以上で、比較的購入単価が高いもの

    非耐久消費財

原則として想定耐用年数1年未満で、比較的購入単価が安いもの

生産財

鉱工業及び他の産業に原材料等として投入される製品。ただし、企業消費財を含み、建設財を除く。

  工業用生産財

鉱工業の生産工程に原材料、燃料、部品、容器、消耗品、工具等として再投入される製品

  その他用生産財

非鉱工業の原材料、燃料、部品、容器、消耗品及び企業消費財

 
 
【財分類 体系図】

特殊分類 体系図

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(4) 採用品目

 大阪府工業指数作成の基礎となるデータは、主に「経済産業省生産動態統計調査」の調査結果を使用しています。ただし、「経済産業省生産動態統計調査」で入手できない品目については、大阪府独自でデータの入手を行っています。
 採用品目は、各業種分類・財分類ごとに代表性を考慮し、基準改定時に見直しを行っています。
 各指数の採用品目数は次のとおりです。

 生産指数 289品目
 出荷指数 286品目
 在庫指数 195品目
 在庫率指数 191品目

 

(5) 総合算式 

 算式は基準時を固定して加重平均するラスパイレス算式を使用しています。ただし、在庫率指数については、率指数という特殊な算式となっています。

 総合算式説明図

(6) ウェイト
 ウェイトは、製造工業全体を10000.0とした構成比によって表しています。ただし、在庫率指数については季節変動の影響を大きく受ける品目を除いて、9949.7とした構成比によって表しています。

 ウェイトの算出には、「経済センサス-活動調査」を基礎データとして、他に「経済産業省生産動態統計調査」などの調査結果を利用しています。生産指数に用いる付加価値額ウェイトは経済センサス-活動調査の産業別付加価値額を基礎にしています。採用品目のうち一定割合以上が他業種によって生産されている品目については、当該品目の業種別生産構成比によって調整を行っています。出荷指数に用いる出荷額ウェイト、在庫指数に用いる在庫額ウェイトは、それぞれ経済センサス-活動調査による品目別出荷額及び在庫額を基礎にしています。品目別ウェイトは、業種別ウェイトを採用品目の金額構成比により按分しました。


(7) 季節調整

 工業指数の原指数は同じ月の動き(前年同月比)や年単位の動向を見る場合に使用できますが、気候の変化、自然条件や社会的習慣、制度などの1年を通じて、ほぼ規則的に繰り返す季節的変動が含まれているため、季節調整が必要とされます。原指数から季節変動分を除去した指数が季節調整済指数です。前月との比較(前月比)や足もとの動向をみることができます。季節調整は次の方法で行いました。

ア 手法

 工業指数の季節調整はセンサス局法(X−12−ARIMA)を採用しています。季節要因に加え、曜日・祝祭日要因及びうるう年要因により調整を行っています。(ただし、在庫、在庫率指数は季節要因のみ)

 季節調整済指数=原指数÷(季節・曜日・祝祭日・うるう年指数)

イ 工業指数のスペックファイルについて

 使用したスペックファイルの見本は以下のとおりです。

工業指数 スペックファイル見本

ウ 季節指数等の運用

 季節指数は平成22年1月から平成29年12月までの8年間で算出しています。平成30年1月以降の季節指数は暫定季節調整方式を採用しており、具体的には平成29年の季節指数を適用しています。これに対し、曜日・祝祭日・うるう年指数は、暫定方式を採らず、上記イで推計されたパラメータとカレンダーから計算して利用しています。

エ 異常値処理

 平成27年基準改定において、異常値が検出された系列と異常値処理を行った種別、年月は以下のとおりです。

系 列 名 称

異常値種別

処理年月

在庫指数

TC

2010.1

      ※TC:temporary change(一時的変化)
 
 これによりイのスペックファイルの修正箇所は以下のとおりです。

  regression{ variables = (TC2010.1)
 

(8) 資料

 指数作成の基礎データとなる採用品目の月々の実数値は、主として「経済産業省生産動態統計調査」の結果から得ていますが、一部の品目については、別の統計調査の公表結果を利用するなど、次表のとおり資料提供を受けています。

品目名

団体名

電力、ガス、冷凍調理食品、清酒、しょう油、飼料

近畿経済産業局

鉄鋼切断品

全国厚板シヤリング工業組合
全国コイルセンター工業組合

ボルト・ナット

(一社)日本ねじ工業協会

鉄道車両

(一社)日本鉄道車輌工業会

生コンクリート

大阪兵庫生コンクリート工業組合

医薬品

厚生労働省

アイスクリーム、飲用牛乳、小麦粉

農林水産省

かまぼこ・ちくわ大阪府中央卸売市場

味そ

大阪府味噌工業協同組合

砂糖

精糖工業会

ステンレス製魔法瓶、ガラス製魔法瓶

全国魔法瓶工業組合

その他の品目関係業界団体及び事業所

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(9) 寄与度

 寄与度とは、ある業種(品目)の増減が、全体(総合指数)の伸び率を何ポイント(%)押し上げ(押し下げ)ているかを示すものです。

寄与度算出式

(10) 年間補正

 工業指数は、毎月の確報値の公表後、月別の実数値(経済産業省生産動態統計調査などの指数値の計算に利用するデータ)に補正が生じるため、前年1年分について補正した実数値を基に指数を再計算します。これが当該年の指数の最終確定値となり、この作業を年間補正といいます。

(11) 接続指数

 平成27年基準指数は、平成25年(2013年)1月からの数値を作成・公表しています。それ以前の時点のデータは、平成27年基準指数との比較を可能にするため、旧基準指数に接続係数を乗じて、平成27年基準指数に接続させており、これを接続指数といいます。
 なお、旧基準指数とは分類・ウェイト・品目構成等が異なっているため、接続指数の作成はあくまで便宜的な処置です。

 ○接続係数の算出方法(算出の基準となる指数は、季節調整済指数を使用)

 接続係数の算出方法


(参考資料)

リンクアイコン 平成27年基準 業種・財分類別採用品目数 [Excelファイル/23KB] エクセルダウンロード

リンクアイコン 平成27年基準 業種・財分類別ウェイト [Excelファイル/24KB] エクセルダウンロード

リンクアイコン 平成27年基準 生産・出荷・在庫・在庫率指数 ウェイト一覧 [Excelファイル/48KB] エクセルダウンロード

このページの作成所属
総務部 統計課 商工業動態グループ

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