交通環境学習プログラムの概要について


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更新日:2020年6月2日

 『交通・環境学習プログラム』の概要について

 1.プログラムの概要

 テーマ:交通と環境

● 地球の温暖化が深刻化!!

 よく耳にはしますが、自分とは関係ないと思っていませんか?
 でも、実は私たちの暮らしと環境とは、とても密接につながっています。
 この関係を、学習プログラムを通じて、環境問題を実感し、解決していくために、一人ひとりが努力することの大切さに気づいてもらいたいと考えています。

● 交通と環境
 地球の温暖化を防止するために“京都議定書”も発行されましたが、具体的にはどのようにすればよいのでしょうか。
 このプログラムでは、普段の暮らしの中で環境に大きな影響を与える“交通”にスポットを当て「環境にやさしい暮らし」を見つめていきます。

     交通問題矢印環境問題

    交通渋滞            氷河 

  交通渋滞によるCOの増加           地球温暖化で溶ける氷河(写真:名古屋大学)

                                   

実験・体験学習が中心    

 ● 様々な実験活動や体験活動が実施できます  ⇒課題発見学習のページへ

    実験器具などを用いて、生徒が体感できるカリキュラムを実施

 ● まずは行動しよう!!  ⇒実践学習のページへ

    実験活動で課題を発見したら、解決策を実践

校庭内の空気を調べよう排気ガス調べ授業風景

自由に授業計画 

● 学校の授業計画に応じて支援

 あくまで主役は小学校、生徒たち。
 決まったカリキュラムではなく、自由な教材選択・設定が可能です。
 
また、授業時間数についても、学校の予定に合わせ、短期から長期まで柔軟に計画できます。

 授業風景

 

プログラムの流れ

相談申し込み    取組みを希望される場合は、最寄の府土木事務所へご相談下さい。
    
協議調整    小学校のご意向に基づき、大阪府は、支援団体・関係機関の調整を行います。
   ↓
実施準備    大阪府は、小学校へテキストやワークシート等の教材を貸出し、アドバイスを行います。
            
実施    大阪府や市町村、関係団体は授業の実施を支援します。


2.授業構成例の紹介


本プログラムの実施するにあたり、
 「どのような展開で授業を進めればいいんだろう」
 「どんなものが必要になるのだろう」
などなど、わからないことがたくさんあると思います。
 そのような方々のためにここでは、本プログラムの取組み小学校で実施してきた、基本的な授業構成例を紹介します。


 ここで、紹介する授業構成例はあくまで基本的なパターンであり、
 「ここでは違う展開にしたい」
 「この次の展開にはこれを入れたい」
など、教材例などを組み合わせることにより、様々な授業構成・展開を作ることが可能です。
 実際に授業を進めていくのは先生方ですので、授業構成例を参考に、自分の学校・クラスだけの「交通・環境学習プログラム」を考えてみてください!

■授業構成例

(1)「校区内の空気を調べよう」+「ふだんのくらしの中でCO2を減らそう」 [PDFファイル/1.18MB]

(2)出前講座「クルマ大集合」+「かしこいクルマの使い方を考える」 [PDFファイル/1.22MB]

(3)「地球温暖化を知っていますか」+「校区内の空気を調べよう」+「ふだんのくらしの中でCO2を減らそう」(または「かしこいクルマの使い方を考える」) [PDFファイル/2.17MB]

(4)出前講座「コミュニティバス体験乗車」+「みんなが使う電車・バスマップをつくろう」 [PDFファイル/1023KB]


3.これまでの取組み


 交通・環境学習プログラムは平成14年度から実施しており、これまで延べ65校の小・中学校で実施しています。
 


4.小学校からの声


交通・環境学習プログラムの取り組みをはじめて、多くの児童や保護者、担任の先生方から様々な感想やご意見を頂いています。

その頂いた声の一部をこのページでご紹介します。

児童からの声

○ 環境問題にはいろんな原因があって、その中でも家では「クルマ」から二酸化炭素が出る量が大きいということが学べた。

○ 地球温暖化について、自分たちでできることがあることを知った。近くに用事がある時は歩いていったり、自転車でいったり、また遠くに行くときは、バスや電車を使うようにしたいと思った。

○ 今までバスに乗ることがなかったけど、バスの乗り方を教わって、これからはお父さんとお母さんと乗ってみようと思った。

保護者からの声

○ 子どもたちが頑張っているのを見て、親も一緒にクルマの利用について考えなくてはいけないなと思いました。

○ 生活全体として豊かになり、それに慣れてしまっている世の中ですが、親としても、便利なクルマに頼りすぎているところがあるので、これから家庭の中でも気をつけていきます。

先生からの声

○ 学校だけではできないようなことを、いろんな方の協力を得て行うことができ、子どもたちは大変喜んでいました。

○ 課題発見学習から、子どもたちが何が自分たちでできるかを考えて、その考えたことを実践学習で取り組むことができでよかった。

○ プログラムを通じて体験ができ、その体験から一層関心を子どもたちが広げて、できるだけクルマを使わず、自転車・徒歩・バス・電車を利用しようとみんな前で積極的にアピールしていました。どうもありがとうございました。


 


このページの作成所属
都市整備部 交通戦略室交通計画課 交通計画推進グループ

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