大和川通信Vol.1(平成20年6月)

更新日:2009年8月5日

大和川線とはどんな道?

都市計画道路 大和川線(大阪府道高速大和川線)は府が進めている代表的なプロジェクトのひとつです。

大和川線事業区間

平面図

横断図


 

大和川線は、都市再生環状道路の一部で、堺市の阪神高速道路4号湾岸線(三宝ジャンクション(仮称))から松原市の同14号松原線(三宅ジャンクション(仮称))に連絡する全長9.9キロメートルの自動車専用道路で、周辺環境に配慮して、路線の大部分はトンネル構造です。
大和川線ができると、大阪南部地域での交通東西方向の渋滞緩和が計られ、既存高速道路のネットワークが形成され、利便性が向上します。
大和川線の事業は、大阪府、堺市、阪神高速道路株式会社の3者が事業主体で、大阪府では府道大阪狭山線から国道309号までのL=2.1kmで都市計画道路 堺松原線(平面道路)をあわせて整備しております。
供用目標は平成26年度末(平成27年3月)です。
堺松原線L=2.1km

事業概要

【背景・目的】
(現在の大阪府をとりまく交通事情)
大阪都心部においては、既存の幹線道路の混雑が著しく、沿道環境への影響が懸念されていますが、その多くが通過交通です。(阪神高速環状線の場合、直径約2キロメートル程度の環状道路に、1日約40万台の車が走っていますが、その7割が通過交通なのです。)
そのため、自動車交通の流れを抜本的に変革し、都心部の慢性的な渋滞や沿道環境の悪化等を大幅に改善する新たな環状道路の整備を行う必要があります。
その整備により誘導される新たな都市拠点の形成を通じた都市構造の再編を促すことを目的として、政府の都市再生本部により、平成13年「大阪都市再生環状道路」が都市再生プロジェクトとして決定されました。

【大阪都市再生環状道路】
既に供用している近畿自動車道・大阪湾岸線と事業中の大和川線・淀川左岸線、及び計画段階の淀川左岸線延伸部で形成される。大阪市の外側をとりまく形の、直径約20km、円周約60kmの環状道路です。

大和川線の位置付け図

主な経過(大阪府が事業を行うことに至るプロセスなど)

・平成7年度 都市計画決定
・平成11年度 旧阪神高速道路公団が事業着手
・平成17年度 道路関係四公団民営化により、事業区分見直し(阪神高速株式会社に加え、大阪府も事業主体になる)
・平成18年度 堺市の政令市移行に伴い、事業区分見直し(堺市も新たに事業主体になる)
・平成19年度 堺市事業区間のうちL=1.1kmを、大阪府が受託する協定を締結

事業の進捗状況

・平成18年度 三宅ジャンクション付近で橋りょう工事に着手
・平成19年度 用地買収が全線で完了(着手は平成11年度)シールドトンネル工事・開削トンネル工事などに着手
・平成20年度 平成26年度末の供用に向けて、事業を実施中

このページの作成所属
都市整備部 富田林土木事務所 道路グループ

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