下水道事業の概要

更新日:平成24年3月26日

 当事務所では「水質保全」と「内水排除」を主目的とし淀川以南、大和川以北で実施している、淀川左岸流域下水道及び寝屋川北部・寝屋川南部流域下水道を所管しています。 管内には、大阪市・守口市・門真市・寝屋川市・枚方市・交野市・大東市・東大阪市・四條畷市・八尾市・柏原市・藤井寺市の計12市の流域関連公共下水道があり、流域下水道はそれらの地域から発生する下水の処理を行っています。 流域下水道には、下水を導く管渠、汚水の中継や雨水を排除するポンプ施設及び汚水をきれいな水に浄化する処理場施設があります。 

1.汚水をきれいにする事業・・・・・水質保全

 各家庭や工場から排出される汚水をきれいに再生し、川や海などの公共用水域へ戻すための施設の整備を行います。河川の汚れる原因の8割以上が家庭から出る汚水(生活排水)であるといわれており、川をきれいにするのに、下水道整備が大きな役割を担っています。これまでに汚水をきれいにする下水処理場を5カ所、汚水を処理場まで送水するための流域下水道幹線を約191km、中継ポンプ場を19カ所整備してきました(平成23年度末見込み)。

泳げる川、泳げる海を取り戻すために

普及促進

 水環境の向上のためには下水道の普及が大きく寄与します。下水道整備の行われた区域にお住まいの方については、お早めに下水道への接続をお願いします。

高度処理対策

 泳げる川を取り戻すためには下水処理水質の一層の向上が必要です。新たに設置する施設や老朽化した処理施設を更新・改築する際には、放流先の富栄養化を防止するため、窒素やリンの除去まで対応できる高度処理施設を整備しております。

合流式下水道の改善対策

 家庭や工場から排出される汚水と、地表に降った雨水を同じ下水道管へ流して処理する方式を「合流式下水道」といいます。合流式下水道は、下水道整備の初期投資を抑え、下水道効果の早期実現のための効果はありますが、雨天時には汚水と雨水が混ざった水の一部が、ポンプ場などから未処理のまま川や水路などに流れ、水質汚濁の原因となっております。このような状況を改善するため、当事務所では合流式下水道の改善対策にも取り組んでおります。

下水道のPR

 大阪府の下水処理は生物処理を採用しております。汚水をきれいにするためにバクテリアや原生生物などの微生物の力を借りて処理していることから、汚水に油や薬品などが混入すると微生物の力が弱くなり、良好な処理水質が保てなくなります。我々も含めた下水道使用者の適切な利用方法の啓発のため、府民の皆様に対する処理場見学・出前講座などのさまざまな取り組みを行っております。

 水処理施設内部(ポンプ)水処理施設内部(汚泥搬送ポンプ)処理水を利用したせせらぎ処理水放流口

2.雨の被害を防ぐための事業・・・・・内水排除

 下水道は、台所・風呂・トイレなどの排水(汚水)を集めて処理するだけでなく、雨水を集めて河川へ放流することにより、浸水の防止に大きな役割を果たしています。 特に平野部では、雨水が自然に河川に流れ込まない「内水域」となっており、降った雨は下水管を通じてポンプ場から強制的に河川へ排水しています。特に寝屋川流域は、全体面積の3/4が「内水域」となっており、下水道の整備は浸水に対して重要な対策となっております。

安全で安心な街づくりのために

雨に強い街づくり

 下水道では、概ね10年に一度の大雨に対して浸水が起こらないように整備しています。また、当初計画時の予想を上回る都市化により、整備済みであるにもかかわらず、浸水が頻発している地域に対しては、既存の下水道管の能力不足を補うため、「増補幹線」の計画・整備を進めています。

雨に対する心構え

 市町村が作成する大雨時の避難先などを記した「内水浸水ハザードマップ」の作成に対して支援していきます。

地震に負けない施設づくり

 今世紀前半にも起こる可能性の高いとされている東南海地震にさらされても、下水道が機能するよう、順次耐震化を進めています。

内水域・外水域の説明図雨水管内部(未供用時)雨水管内部(立坑部見下ろし)地震対策訓練状況

3.循環型社会の形成のための事業

 地球上の限りある資源を有効に利用し、枯渇を防ぐため、都市資源の集約機能でもある下水道を効果的に利用し社会に循環させる必要があります。未だ発展途上の事業分野ではありますが、下水道資源の有効活用を進めてまいります。

子供たちのためにできることを

処理場空間の活用

 貴重な都市空間である水みらいセンター(処理場)やポンプ場の上部空間を広場等に整備し府民の皆様に開放しております。

処理水の活用

 下水道高度処理水は、河川水質と比べても遜色ない水質です。このような十分にきれいな水を貴重な水源として、処理場内の樹木の灌水にはもちろんのこと、周辺施設の水洗用水・せせらぎ用水・道路散水などに活用しております。

汚泥の活用

 貴重な都市資源である下水処理によって発生する下水汚泥の活用に向け、経済性・市場性を考慮しながら研究機関等との共同研究をおこなっていきます。

なわて水みらいセンター周辺緑地竜華水みらいセンター処理水利用例処理水を利用した噴水処理水を利用したせせらぎ

4.事業を継続していくために

 下水道施設は24時間365日止めることの許されない都市インフラ施設です。緊急時の危機管理体制の充実はもとより、膨大な下水道資産を適切に利用していくため、これまでの発生対応型から、予防保全型への維持管理に転換していきます。

暮らしをささえる維持管理

管渠調査の実施

 昭和40年に全国に先駆け事業着手した寝屋川流域下水道は、建設後40年を経過した管渠もあり、管渠が老朽化により破損すると下水道を流す事ができなくなる事はもちろんのこと、道路が陥没して通行できなくなるなど社会生活に大きな影響を与えるおそれがあります。これらの事故を未然に防ぐために日常的な巡視を行うと共に、テレビカメラ等による管渠調査も計画的に行っております。対策が必要と判断された場合、劣化した管渠の更正工事を行うなど速やかに対応策を実施しております。

管渠パトロール状況マンホール緊急補修状況雨水幹線巡視状況マンホール緊急補修状況2

このページの作成所属
都市整備部 東部流域下水道事務所 企画グループ

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