(令和2年4月入校生の皆さん・ご家族の皆さんへ)入校にあたり校長からのご挨拶(4月10日掲載)

更新日:2020年4月10日

令和2年度 大阪障害者職業能力開発校入校にあたって

 大阪障害者職業能力開発校校長の田中でございます。
 入校される皆さん、おめでとうございます。
 また、ご家族の皆さま、関係者、関係機関の皆さまにも心よりお喜びとお祝いを申し上げます。
 本来であれば、皆さんとともに入校式を執り行い、これからの訓練への意気込みを直に感じたかったのですが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、このような形での入校となりました。ご容赦ください。

 さて、令和2年度は1年制訓練生として、CAD技術科15名、OAビジネス科20名、Webデザイン科15名、オフィス実践科9名、ワークサービス科25名、計84名、6か月制訓練生として職域開拓科10名、Jobチャレンジ科5名、計15名、合計99名の入校生をお迎えすることとなりました。職員一同、心より歓迎申し上げます。

 ご存じのとおり、本校は職業能力開発促進法に基づき、国が設置し大阪府が運営する障がい者のための職業訓練施設です。昭和14年の創設以来、80年を超える長い歴史を有しており、今日に至るまで多数の修了生を社会に送り出し、様々な分野で活躍されています。
 私も昨年4月、当校へ赴任してまいりまして、1年間訓練を見てまいりましたが、皆さん、暑い日も寒い日も通い続け、熱心に訓練に励まれ、就職へとつなげておられました。
 また、日々の訓練日誌を見ておりますと、訓練を通じて色々な資格を取得される喜びや、途中で何度かくじけかけたものの1年を全うされた喜びなどが書かれており、訓練を続けていくことによる充実感もひしひしと伝わってまいりました。
 このような喜びや充実感を感じることのできる当校の訓練生として本日入校され、半年後あるいは1年後には就職へと進まれることとなります。
 ただし、これから始まる訓練生活においては、体調管理や訓練内容等での困難に直面することがあると思います。そのような時には、今日、皆さんがお持ちの決意を思い出していただき、困難に立ち向かう一方で、必要なときには十分な休養をとってください。このようなご自身をコントロールする術も社会人として必要な能力であります。
 さらに、せっかくの機会でもありますので、同じ訓練科や他の訓練科の仲間との交流も大いに深めてください。これまでの経験も異なる、障がいの種類や程度も異なる、そんな方々と一緒に訓練を受けられることは、これからの貴重な財産になるものと思います。

 結びにあたりまして、新型コロナウイルスの感染拡大が危惧されますことから、日頃から手洗いや咳エチケットなど、日常生活で気を付けることをしっかりと行っていただくとともに、発熱や風邪の症状が見られるときは訓練を休んでください。こうした感染予防をしっかり行い、半年後あるいは1年後、所定の課程を修められ、無事に修了式を迎えられますことを祈念し、入校にあたってのご挨拶といたします。入校生の皆さん、誠におめでとうございます。

令和2年4月10日
大阪障害者職業能力開発校 校長 田中 一人

このページの作成所属
商工労働部 障害者職業能力開発校 訓練指導課

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