化学ビジネス科

更新日:令和3年3月24日

科の概要 

 食品、化粧品、薬品など多くの製品には、原材料の選定から製造・品質管理に至るまで最新の「化学の力」が活かされています。
 当科では、ワープロや表計算等の「PCスキル」や「ビジネスマナー」などの社会人としての必須となるスキルに加え、化学物質を取扱う技術や測定技術など、現代社会が求める「化学の知識」の習得を行います。
 化学の専門知識と事務処理能力を兼ね備え、多分野にわたる「化学系産業」の中心となる技術者の育成を目指します。

授業について

科の到達目標

  • 実験器具や試薬の取扱いができる
  • 危険物や安全衛生に関する知識を持っている
  • 化成品の各種製造・検査試験ができる
  • 社会人として必要なビジネスマナーやPC操作スキルを身につけている

授業内容

1年間のおおまかな流れ

化学ビジネス科スケジュール          

主な学科

  • 基礎化学
     無機化学、有機化学、工業化学など、物質の構成や化学反応式など、化学の基礎を学びます。
  • 資格対策
     危険物取扱者(乙種第1・3・4・5類)、ビジネス実務マナー検定2級、日本語ワープロ検定試験や表計算処理の資格取得を目指します。これにより、専門科目の一定の知識および社会人として最低限必要なスキル持っている証明となります。また、「資格取得」という目標達成ができるという人物評価につながることも期待されます。
  • 安全衛生
     労働安全衛生法や消防法などの化学物質に関連する法規を通じて、製品中に含まれる化学物質の取扱い方法やリスクマネジメントについて学びます。 
    安全衛生
  • ビジネスマナー
    近年のニーズに合わせ、職場における挨拶や言葉遣いなどのビジネスマナーに関する指導を、実践を伴った形式で行います。

主な実技

  • 滴定実験
    「滴定」とは、化学反応を利用して、調べたい物質の量を調べる操作のことで、化学的な製品検査の基礎となります。お酢に含まれる酸の量、食品に含まれる糖質の量、水中のミネラル分の測定などといった、製品中に含まれる成分の分析ができ、化学実習の基本が身につきます。
    滴定

 

  • 機器分析
    近年では、分析技術も機械化が進んでいます。調べたいものを液体にして測定機に注入する液体クロマトグラフィーや原子吸光光度計などを使用し、調べたい成分の量を、より精密に効率よく分析できるよう行います。
    実習

  • PC基礎実習
    実験データの処理にはPCを取り扱います。基礎的なスキルを得るため、WordやExcelの操作について、資格取得を通じて身につけます。その後、製造工程の中で重要な生産・品質管理をするため、得られた測定データを解析し、統計的に処理をする手法も学びます。
    PC室

  • 就職指導
    就職に必要な自己分析をもとにして自己PR文や履歴書、職務経歴書の作成や模擬面接を行います。また、生徒と複数回にわたり個別面談を行い、生徒と企業側のミスマッチが起きないよう、進路相談を行っています。

  • 校外活動
    さまざまな施設(造幣局・舞洲スラッジセンター等)を見学して、訓練生と交流を深めていきます。

校外活動   舞洲
 

取得可能な資格

  • 乙種第1・3・4・5類危険物取扱者
  • ビジネス実務マナー検定(2級)
  • 日本語ワープロ検定試験
  • 情報処理技能検定

使用機器

  • ビュレット、ロート、電子天秤、ピペット、ビーカー、フラスコ、加熱還流装置、電気炉

ビーカー        ビュレット

冷却管        訓練機材A

  

  • 液体クロマトグラフ
    取扱いが容易で、分析可能な物質が非常に多いため、最もよく使用されている機器です。
    飲料に含まれるカフェインなどの測定が可能です。

液体クロマトグラフ

  • 原子吸光装置
    調べたい試料の金属の成分を分析します。水中のミネラル分(ナトリウムやマグネシウムなど)の測定が可能です。

原子吸光装置

  • ガスクロマトグラフ
    調べたい物質を気化して測定します。酒類などに含まれるアルコールの成分の測定が可能です。

 ガスクロマトグラフ

  •  赤外分光光度計
    赤外線を照射して、どのような物質が含まれているかを測定します。
    フィルムや液体、粉体中の有機化合物を調べることが可能です。

 赤外分光光度計                                                
                 

           

就職について

就職可能な職種・業種について

  • 分析
    食品や化粧品に含まれている成分の量を分析します。製品によってさまざまな物質を分析しますので、専門性の高い知識やスキルが求められます。
  • 試作・開発
    企業が開発した新製品を作製する業務です。作製方法はあらかじめ決められているので、基礎的な化学のスキルが活用できます。
  • 生産管理
    プラント管理等、製品の大量生産を行う業務です。現場での経験を通じて、研究開発や品質管理業務などへのステップアップが期待されます。
  • 事務
    化学製品に関するデータ入力や事務処理等を行う業務です。PCスキルや化学に関する専門知識が必要となります。

主な就職先

実験補助・試作開発: WDB株式会社、テンプスタッフ株式会社 等
化学系製造業:     関西製糖株式会社、株式会社タンデム 等
※平成29〜30年 旧 製造化学科の実績 

就職率

  
  平成29年度生 80.0 %
  平成30年度生 100 %
  令和元年度生 100 %

※平成29年度は旧 環境分析科、平成30・令和元年度は旧 製造化学科の就職率

科目で必要な費用

  • 教科書代など  概ね40,000円
  • 資格受験料   概ね30,000円

授業風景

 職業訓練1     くんれん2

     

   


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このページの作成所属
商工労働部 南大阪高等職業技術専門校 訓練課

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