つばさの紹介

更新日:2021年7月5日

つばさの概要

つばさの事業と定員

事業

定員

就労移行支援

6名

生活訓練

24名

施設入所支援

30名

短期入所(併設型)

1名

利用対象者

中軽度の知的障がい者で概ね青年期の年齢にあり、家庭や地域において生活及び社会的な習慣やルール、対人関係などの習得が困難なために生じる、反社会性や非社会性のある行動が顕著で地域での対応が困難な方。

  1. 触法行為があり、起訴された。
  2. 触法行為があったが、何らかの理由で不起訴となった。
  3. 司法関係の機関は関与していないが、家庭や地域で反社会的問題などが顕在化している。
  4. 何らかの福祉サービスを受けているが、反社会的行動などにより、その事業所でのサービス提供継続が困難である。

つばさの支援について

社会関係障がい支援を中心に、反社会的・非社会的な問題を解決し、生活環境等の改善と問題行動等を改善ないし軽減するプログラムを提供することによって、地域生活への移行を支援します。

プログラムの提供にあたっては個別支援やグループケアの手法を用います。

就労移行支援

所内作業及び職場実習の実施

  • 利用者の能力、意欲の向上を図り、就労自立を含む地域生活への移行を促進するために、それぞれの能力、適性に応じた所内作業及び職場実習を行っています。
  • 所内作業については、利用者が「働く喜び」を感じられるような日課づくりに努めるとともに、作業収益に応じた工賃を利用者に支給することにより、作業意欲、自活能力の向上をめざしています。
  • 職場実習については、近隣事業所の協力を得て、利用者がセンター外で働く機会をもつことにより、仕事への責任感、同僚との協調性を培い、就職自立への足がかりとなるように支援しています。

生活訓練

地域生活を営む上で、生活能力の維持・向上等のため、食事や家事等日常生活能力を向上するための支援、日常生活上の相談支援、サービス機関との連絡調整等の支援を行います。

特別支援プログラム 

就労移行支援や生活訓練と同時に、個人の特性に合わせて特別プログラムを行っています。

SST(ソーシャル・スキルズ・トレーニング) 

 ソーシャルスキルズトレーニングの写真

社会生活や対人関係を育むために必要な知識や対人技能を学びます。つばさでは、特に「あいさつ・自己紹介」「お礼を言う」「謝る」「頼む」「断る」「相談する」の6スキルに絞って行っています。どの人にもわかりやすいように、利用者に身近な出来事を職員がよい例とわるい例の寸劇をして再現しています。そして、よいポイントを示し、実際に利用者にロールプレイをしてもらっています。セッションのあとには、ポイントを絵で示した物を配布し、毎回宿題があります。日常生活でも獲得したスキルが持続するように工夫しています。

Excel形式

SSTアセスメント表 [Excelファイル/276KB] 

PDF形式

SSTアセスメント表 シートA [PDFファイル/184KB]

SSTアセスメント表 シートB [PDFファイル/223KB]

SSTアセスメント表 シートC [PDFファイル/153KB]

ACT(アンガー・コントロール・トレーニング)

アンガーコントロールトレーニングの写真

怒り、悲しみ、さみしさなど混沌とした不快な気持ちを整理し、認知の歪みを社会的な考え方に近づけ、気持ちを適切に伝える方法を学んでもらっています。全体プログラムでは、暴力・暴言、破壊行為など感情を不適切に表すことへの予防教育を目的として、利用者への感情教育とストレスマネージメントを行っています。また、トラブル発生後の応急的な対応として、ワークシートを用いてトラブル場面を振り返る1対1の個別プログラムも行っています。 


性学習プログラム

 性学習プログラム実施の写真

全利用者向けの性学習プログラムと性問題行動がある利用者向けの個別プログラムに取り組んでいます。性問題行動を持った利用者へは「フットプリント」(性問題行動がある知的障がい者への治療・教育のためのワークブック)を個別プログラムで使用し、認知行動療法の手法をもとにして自己コントロール力・セルフマネジメント力を高めることを目的とします。

窃盗回避プログラム

窃盗回避プログラム実施の写真

窃盗を課題とした利用者を対象に、なぜ窃盗してしまうのか、地域で窃盗をしないようにするにはどうすればよいのかを、職員と共に具体的に考え、実行できるよう練習します。ワークシートを利用した個別面接を中心に進めていますが、利用者が理解しやすいよう、絵や漫画、ロールプレイなどを用いるなどの工夫をしています。また、日記をつけてもらい自分を振り返る機会を設け、つばさの生活をトータルでフォローできるようにしています。

・これまでの窃盗回避プログラムの取り組みをまとめた『窃盗防止の10カ条』が、平成27年度に完成しました。イラストや実際に使っているツール、ワークシートも掲載し、分かりやすく気軽に取り組めるものを目指しました。

『窃盗防止の10カ条』 [PDFファイル/3.67MB](注)

『窃盗防止の10カ条』(テキストデータ) [Wordファイル/36KB](注)

(注)このファイルの一部あるいは全部を無断で複写複製(コピー)・転載などをすることは、著作権法上の例外を除き禁じられています。

余暇活動及びレクリエーション活動の実施

  • 余暇をどう過ごすかは、「働くこと」と並び生活の中で非常に大きな比重を占めており、利用者の生活に必要不可欠なものです。利用者一人ひとりが充実した余暇活動を行えるように支援しています。
  • 利用者の日々の生活にゆとりと潤いを与えるように支援するために、スポーツ大会、納涼会、もちつき大会、収穫祭などの四季折々の行事を行っています。

このページの作成所属
福祉部 砂川厚生福祉センター 総務企画課

ここまで本文です。