大阪湾は、古くから「茅渟(ちぬ)の海」と呼ばれ、チヌ(クロダイ)をはじめ、カレイ類、イワシ類、エビ・カニ類などの豊かな海の幸に恵まれてきました。埋め立てなどで昔より少し小さくなった大阪湾ですが、現在も活発に漁業が営まれています。また、大阪府では大阪湾の高い漁業生産性の維持と環境の保全・回復を目指した「魚を育て増やす漁場づくり」を行なっています。
ここでは、増殖場の「対象魚種」「藻場づくりの様子」「藻場のモニタリング調査」「エサ場づくりの様子」「餌料培養礁(エサ場)のモニタリング調査」について紹介します。
メバル
| カサゴ(ガシラ)
| オニオコゼ
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キジハタ(アコウ) | クロダイ(チヌ)
| マコガレイ |
ヒラメ | スズキ | アイナメ(アブラメ)など |
海底に石や藻類着生礁などを沈め、魚の産卵場所や生まれた稚魚の隠れ家となる海藻が生育しやすい環境をつくる増殖場(藻場)造成事業を行なっています。
海藻が多く茂ってくると、まるで海の中に森が出きたようになります。
投石 |
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藻類着生礁
カジメ | カジメ | カジメ |
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ホンダワラ類 | ワカメ | |
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餌料培養礁を設置して、稚魚などへのエサ場や隠れ場の空間を新たにつくります。
餌料培養礁には形も材料もさまざまな種類があります。
瓦詰礁 | 石詰礁 | カキ殻詰礁 |
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潜水調査風景 | 餌料培養礁とメバル稚魚 | 餌料培養礁とメバル稚魚
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クロダイ(チヌ)幼魚 | 餌料培養礁に集まるマナマコ | 餌料培養礁に集まるイサギ稚魚 |
産み付けられたイカ類の卵 | カキ殻詰礁の餌料生物分析 | エビ、カニ、ゴカイ類のエサ生物 |
このページの作成所属
環境農林水産部 水産課 企画・豊かな海づくり推進グループ
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