加工食品の表示:栄養成分の量及び熱量について

更新日:令和2年2月25日

栄養成分の量及び熱量の表示について

栄養成分表示を行う食品関連事業者は、栄養成分表示を行う方法や規則・手順等を解説した以下のガイドラインをご覧ください。
消費者庁ホームページ
<事業者向け>食品表示法に基づく栄養成分表示のためのガイドライン(外部サイト)

義務表示:栄養成分(たんぱく質、脂質、炭水化物及び食塩相当量)の量及び熱量

 表示が義務となっている栄養成分(たんぱく質、脂質、炭水化物及びナトリウム(食塩相当量に換算したもの))の量及び熱量については、食品表示基準別記様式2により表示してください

  • 食塩相当量(g)=食品中のナトリウム含量(mg)×2.54÷1,000

ナトリウム塩を添加していない食品にナトリウムを表示しようとする場合は、下記(左側)の例のように、「ナトリウム(食塩相当量)」等に代えて表示します。

別記様式2

ナトリウム塩を添加していない場合の表示例

栄養成分表示
食品単位当たり

栄養成分表示
食品単位当たり

 
 熱量 ○    kcal
 たんぱく質○    g
 脂質

○    g

 炭水化物○    g
 食塩相当量○.○  g


 熱量 ○    kcal
 たんぱく質○    g
 脂質

○    g

 炭水化物○    g
 ナトリウム
 (食塩相当量
○    mg
○.○ g)
 

  • 熱量、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウム(食塩相当量に換算したもの)の順に表示してください。  
  • 食品表示基準別表第9第3欄の方法で得られた100g(100ml)当たりの値が第5欄の基準値未満であれば、0と表示することができます。

任意(推奨)表示

表示が義務となっている栄養成分以外の栄養成分を表示する場合にあっては、食品表示基準別記様式3により表示してください。

別記様式3

栄養成分表示
食品単位当たり

 
 熱量 ○  kcal
 たんぱく質○  g

 脂質
  −飽和脂肪酸
  −n-3系脂肪酸
  −n-6系脂肪酸
   コレステロール
 炭 水 化 物
  −糖質
    −糖類
  −食物繊維
 食塩相当量
   たんぱく質、脂質、飽和脂肪酸、
  n-3系脂肪酸、n-6系脂肪酸、
  コレステロール、炭水化物、
  糖質、糖類、食物繊維及び
  ナトリウム以外の栄養成分

○  g
○  g
○  g
○  g
○ mg
○  g
○  g
○  g
○  g
○  g
○ mg

 

  • 義務表示となっている栄養成分以外で表示しないものについては、この様式中当該成分を省略してください。
  • 糖質又は食物繊維の量のいずれかを表示しようとする場合は、糖質及び食物繊維の量の両方を炭水化物の内訳として表示してください。

表示する食品単位

100g、100ml、1食分、1包装などの「食品単位」当たりの量を表示してください。
ただし、栄養成分表示しようとする食品単位が1食分である場合、栄養成分表示しようとする1食分の量を(重量又は容量で)併記します
(例:1食(100g)当たり)。

最小表示の位

最小表示の位は、次のとおりです。
なお、位を下げることを妨げるものではなく、その場合は、その下の位を四捨五入して表示します

栄養成分又は熱量

最小単位 

栄養成分又は熱量

最小単位

 たんぱく質 1の位※1 マグネシウム 1の位
 脂質 1の位※1 マンガン 小数第1位
 飽和脂肪酸 1の位※1 モリブデン 1の位
 n−3系脂肪酸 小数第1位 ヨウ素 1の位
 n−6系脂肪酸 小数第1位 リン 1の位
 コレステロール 1の位※1 ナイアシン 1の位
 炭 水 化 物 1の位※1 パントテン酸 小数第1位
 糖質 1の位※1 ビオチン 1の位
 糖類 1の位※1 ビタミンA 1の位
 食物繊維 1の位 ビタミンB1 小数第1位
 亜鉛 小数第1位 ビタミンB2 小数第1位
 カリウム 1の位 ビタミンB6 小数第1位
 カルシウム 1の位 ビタミンB12 小数第1位
 クロム 1の位 ビタミンC 1の位
 セレン 1の位 ビタミンD 小数第1位
 鉄 小数第1位 ビタミンE 小数第1位
 銅 小数第1位 ビタミンK 1の位
 ナトリウム 1の位※1 葉酸 1の位
 食塩相当量 小数第1位※2 熱量 1の位※1

  • ※1 1の位に満たない場合であって、0と表示することができる量(別表第9の第5欄)以上であるときは、有効数字1桁以上とします。
  • ※2 小数第1位に満たない場合であって、ナトリウムの量が0と表示することができる量(別表第9の第5欄)以上であるときは、有効数字1桁以上とします。
       なお、食塩相当量を0と表示できる場合には、「0.0」、「0」と表示することができます。

栄養成分表示の設定方法について

栄養成分表示の表示値を得る方法には、分析により表示値を得る以外に、データベース等からの計算等による方法があります。表示方法や表示する値等の詳細については以下のガイドラインをお読みください。
消費者庁ホームページ
<事業者向け>食品表示法に基づく栄養成分表示のためのガイドライン(外部サイト)

表示する値

表示する値は食品表示基準別表第9の第1欄の区分に応じ、第3欄(測定及び算出の方法)に掲げる方法によって得られた値が、以下の範囲内にある値である必要があります*

  1. 一定の値を表示する場合、その表示値を基準とした別表第9第4欄にある許容差の範囲内
           (⇒許容差の範囲内に収まることが困難な場合は、<合理的な推定により得られた一定の値の表示>を参照)
  2. 下限値及び上限値を表示する場合は、その範囲内

 *栄養成分表示の妥当性は食品表示基準別表第9の第3欄の方法により確認され、表示値に対する食品表示基準別表第9の第3欄による方法で得られた値の比率が許容差の範囲内である必要があります。

    表示値に対する食品表示基準別表第9の第3欄の方法で得られた値の比率(%)=表示値に対する食品表示基準別表第9の第3欄の方法で得られた値 ÷ 表示値 × 100 - 100

<合理的な推定により得られた一定の値の表示>

 合理的な推定により得られた一定の**を表示する場合、定められた以下の(1)及び(2)に従い記載すれば、表示値として用いることができます。
 ただし、食品表示基準(外部サイト)第7条の規定に基づく栄養機能食品や栄養成分等の強調表示をする場合には、この表示はできません。

  (1)表示値が食品表示基準別表第9の第3欄による方法で得られた値とは一致しない可能性があることを示す「推定値」又は「この表示値は、目安です。」のいずれかを含む文言を栄養成分表示に近接した場所に表示します。

  (2)表示された値の設定の根拠資料を保管します。

表示例1

表示例2

栄養成分表示
食品単位当たり

栄養成分表示
食品単位当たり

 
 熱量 ○    kcal
 たんぱく質○    g
 脂質

○    g

 炭水化物○    g
 食塩相当量○.○ g

 

 熱量 ○    kcal
 たんぱく質○    g
 脂質

○    g

 炭水化物○    g
 食塩相当量○.○ g

    推定値

 この表示値は、目安です。

  • 消費者への的確な情報提供を行う観点から、例えば「日本食品標準成分表○○○○年版(○訂)の計算による推定値」、「サンプル品分析による推定値」など、表示値の設定根拠等を追記することは差し支えありません。

  **原材料の栄養成分の量から算出して得られた値や当該食品と同様の組成と考えられるものを分析して得られた値等

表示された値の設定の根拠資料

行政機関等の求めに応じて説明ができる根拠資料として、最新版の日本食品標準成分表からの計算値やサンプル品の分析値等が考えられますが、以下の例を参考に保管してください。

1 内容 (例)
(1)分析値の場合
  ・ 分析試験成績書
  ・ 季節間、個体間、期限内の栄養成分等の変動を把握するために十分な数の分析結果
  ・ 表示された栄養成分等の含有量を担保するための品質管理に関する資料
(2)計算値の場合
  ・ 採用した計算方法
  ・ 引用したデータベースの名称
  ・ 原材料について、配合量が重量で記載されたレシピ
  ・ 原材料について、その栄養成分等の含有量を示す妥当な根拠に基づくデータ
  ・ 調理加工工程表
  ・ 調理加工前後における重量変化率に関するデータ

2 保管方法
  文書、電子媒体のいずれの方法でも構いません。

3 保管期間
  その資料を基に表示が行われる期間。
  販売を終了する製品については、最後に製造した製品の賞味(消費)期限が経過するまでの間。

4 その他
  定期的に確認を行うことが望ましいです。

栄養強調表示

 食品表示基準別表第12別表第13 に掲げている栄養成分及び熱量を強調する場合は、当該栄養成分の量及び熱量は、別表第9の第3欄(測定及び算出の方法)に掲げる方法で得られた値を栄養成分表示として表示する必要があります。
 栄養成分表示は許容差の範囲又は下限値及び上限値の範囲内で表示します(一般用生鮮食品については、食品表示基準(外部サイト)第21条を確認してください。)

栄養成分の補給が出来る旨の表示

補給ができる旨の表示

強調表示の種類

高い旨

含む旨

強化された旨

基準

 基準値(*1)以上であること ・基準値(*1)以上の絶対差
 ・相対差(25%)以上(*2)
 ・強化された量又は割合と比較対象商品を表示

表現例

 ・高○○
 ・○○豊富
・○○源
・○○供給
・○○含有
 ・○○30%アップ
 ・○○2倍

該当する栄養成分

 たんぱく質、食物繊維、亜鉛、カリウム、カルシウム、鉄、銅、マグネシウム、ナイアシン、
 パントテン酸、ビオチン、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12
 ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK及び葉酸

(*1) 食品表示基準別表第12  (*2)相対差はたんぱく質及び食物繊維のみ適用

栄養成分又は熱量の適切な摂取ができる旨の表示

 

適切な補給ができる旨の表示

強調表示の種類

含まない旨

低い旨

低減された旨

基準

 基準値(*3)以上であること ・基準値(*3)以上の絶対差
 ・相対差(25%)以上
 ・低減された量又は割合と比較対象商品を表示

表現例

 ・無○○
 ・○○ゼロ
 ・ノン○○
 ・低○○
 ・○○控えめ
 ・○○ライト
 ・○○30%カット
 ・○○gオフ
 ・○○ハーフ

該当する栄養成分

 熱量、脂質、飽和脂肪酸、コレステロール、糖類、ナトリウム
 (*3)食品表示基準別表第13

糖類*4を添加していない旨の表示

 糖類を添加していない旨の表示

基準

 【全てに該当すること】
 ・いかなる糖類も添加していない
 ・糖類に代わる原材料又は添加物を使用していない
 ・糖類含有量が原材料及び添加物の量を超えない
 ・糖類の含有量を表示する

表現例

 ・糖類無添加
 ・砂糖不使用
(*4)糖類とは、単糖類又は二糖類であって、糖アルコールでないものに限ります。

ナトリウム塩を添加していない旨の表示 

 ナトリウム塩を添加していない旨の表示

基準

 【全てに該当すること】
 ・いかなるナトリウム塩も添加していない
 ・添加されたナトリウム塩に代わる原材料(複合原材料を含む)又は添加物を使用していない 

表現例

 ・食塩無添加

食品表示Q&A (消費者庁「食品表示基準Q&Aについて」より)

Q 栄養成分の機能の表示や栄養強調表示をする成分以外の栄養成分について、合理的な推定により得られた値を表示することができますか。

栄養成分の機能の表示や栄養強調表示をする場合、表示する全ての栄養成分について、許容差の範囲内にある必要があります(合理的な推定により得られた値は認められません。)。

Q 事業者が栄養表示を行う際に使用できる食品の栄養成分が掲載されたデータベースには、どのようなものがありますか。

最新の日本食品標準成分表や、別添の食品の栄養成分データベース構築ガイドライン等に基づき業界団体等が作成したもの等が考えられます。

Q 当該食品の百グラム若しくは百ミリリットル又は一食分、一包装その他の一単位当たりの量を表示するとあるが、その他の一単位の定義は何ですか。例えば、シュウマイ、餃子の一個当たりの単位もその定義に含まれるのでしょうか。

消費者に認識される単位であれば、製品一個当たりを単位とすることは可能です。

Q 当該食品単位が一食分である場合にあっては、当該一食分の量を併記するとあるが、その他食品単位についても目安となる重量を併記してもよいですか。

一食分以外の食品単位についても、任意に当該食品単位の量を併記することは可能です。

Q 一般用加工食品について、栄養成分の機能の表示や栄養強調表示(栄養成分の補給ができる旨、栄養成分又は熱量の適切な摂取ができる旨、糖類を添加していない旨、ナトリウム塩を添加していない旨)をしない場合、一つの食品の栄養成分表示の中に、一部の項目のみ合理的な方法による推定値で表示することは可能ですか。その場合、保管しておく合理的根拠は「推定値」の表示を行った成分のみでよいですか。

 「推定値」である成分が分かるように記載すれば問題ありません。例えば「○○は推定値」、「○○以外の栄養成分については、推定値」等の文言を、栄養成分表示に近接した場所に記載してください。
「推定値」の表示を行った成分については、必要に応じて説明が出来るようにその合理的根拠を保管しておく必要があります。

Q 栄養表示をする場合の分析機関の指定はありますか。

栄養成分表示の表示値を設定する場合の分析機関の指定はありません。

Q 食品100g当たりのナトリウムの量が5mg未満である場合には、「「食塩相当量」を0g」と表示することは可能ですか。

1 可能です。
 
2 例えば、当該食品のナトリウムの量が100g当たり6mg、食塩相当量に換算した値が0.01524gとなる場合、有効数字1桁以上で表示することになるため、表示は0.02gとなります。なお、0.015g、0.0152gのように位を下げることを妨げるものではありません。
栄養成分表示の食品単位が100g当たりでない場合においても、100g当たりのナトリウムの量が5mg未満でない場合は、有効数字1桁以上で表示する必要があります(100g当たり6mgの食品において、栄養成分表示の食品単位が10g当たりの場合は、食塩相当量の表示は0.002gとなります。なお、0.0015g、0.00152gのように位を下げることを妨げるものではありません。)。

 

このページの作成所属
健康医療部 生活衛生室食の安全推進課 食品表示グループ

ここまで本文です。