(5)調査研究等の推進

更新日:平成30年7月5日

第3章 食の安全安心の確保に関する施策   

2 健康被害の未然防止や拡大防止に関する体制の整備

(5)調査研究等の推進<公衆衛生研究所・環境農林水産総合研究所> 

施策のポイント

 府は食の安全安心に関する施策を最新の科学的知見に基づき適切に実施するため、調査や試験研究を推進します。公衆衛生研究所や、環境農林水産総合研究所などの試験研究機関が、協力、連携して多様化する府民ニーズに対して効果的、効率的に対応します。

取組の内容

ア 公衆衛生研究所

 公衆衛生研究所では、定例的に食品の化学及び微生物検査(収去検査)を行い違反品の排除に努めるとともに、理化学検査については平成18年5月から農薬のポジティブリスト制度がスタートしたことにより、分析対象とする農薬数の増加及び分析法の複雑化に対応するため、迅速に多量の農薬を正確に分析できる新しい分析方法(系統分析法)を開発研究していきます。
   現在、農薬132項目、動物用医薬品19項目を検査していますが、さらに項目数を増やす方向で開発研究を行います。
   一方、微生物検査においても、食中毒等発生時に原因菌を検出するためにPCR法※等遺伝子分析法を導入することにより、迅速にその結果を保健所等調査現場にフィードバックし、危害の拡大防止や再発防止に寄与しています。
   昨今、急速に食中毒の原因物質として注目を浴びているノロウイルスについて、今までは食品から検出は困難とされていましたが、新たにこの検出法を開発研究してノロウイルスによる食中毒予防に寄与していきます。

イ 環境農林水産総合研究所

 環境農林水産総合研究所では、残留農薬対策として、減農薬で行える農作物病虫害防除技術の開発や農薬登録試験などを継続的に行っていきます。また、農薬散布を泡で行い周辺へ飛散させない技術や紫外線を利用した減農薬栽培技術の導入、残留農薬を迅速に分析できる技術などの開発に取り組み、農作物生産現場での食の安全、安心を促進していきます。
   さらに、食品や農作物の偽装表示に対する対策として、大阪特産の水ナスを含むナス類、白菜、にんにく加工食品としてのキムチなどのDNA品種識別技術等の開発にも取り組んでいきます。水産においても、貝毒プランクトンの発生調査を行い、大阪湾のアサリ、赤貝、トリガイ等水産物の食の安全、安心にも寄与していきます。

【参考】取組の内容が掲載されているホームページ

  ・ 地方独立行政法人 大阪府立環境農林水産総合研究所のHPへ


 

このページの作成所属
健康医療部 生活衛生室食の安全推進課 監視指導グループ

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