HIV・エイズについて

更新日:2019年2月6日

HIVとエイズって違うの?

 
  HIVは、ヒトの免疫の働きを不全にするウイルスのことです。
  エイズ(AIDS)は、後天性免疫不全症候群のことでHIVに感染し、免疫がうまく働かなくなってさまざまな症状がでる状態のことです。
  エイズは病気の名前で、HIVはそれを引き起こす原因ウイルスの名前です。
 

HIV検査で陽性だったらエイズなの?

 
  HIV検査はHIVに感染しているかどうかを調べるものです。
  エイズを発症しているのかどうか、すぐに治療が必要なのかどうかは判定できません。
  HIVに感染し、体の免疫力が壊され、様々な病状が現れる状態になった時にエイズと診断されます。

HIV感染からエイズ発症まで

 HIVに感染したらすぐ死ぬの?     

 
   HIV感染症の治療は、HIVのはたらきを抑える治療薬が多数開発され、病気の進行を抑えることができるようになっています。
   これらは基本的に飲み薬であり、内服を適切に行えば、HIVのはたらきを問題ないくらいに抑えることができます。
   それによりエイズ発症を予防する、あるいは発症を遅らせることが可能になっています。
   また、エイズを発症しても治療が進んでおり、必ず死に至る病気ではなくなりました。
   HIV感染症は治療可能な慢性疾患の一つです。  
 

HIV陽性とわかったら?

 
  日本では、HIVとともに生活していくための医療が整っています。
  セックス以外の日常生活で、パートナーにHIVを感染させることは、まずありません。
  医療機関への通院や定期的な服薬により、今までと同じように生活を送ることができます。
  また、医療費の自己負担が軽減される制度があります。
  現在、全国にはエイズ治療拠点病院が整備されており、治療や相談することができます。
  また、保健所やNGO/NPOなど、相談できるところがあります。
 

HIVはどうやって感染するの?

HIVの感染経路

 
 
   HIVは、血液・精液・膣分泌液・母乳に含まれます。
  これらの体液が、粘膜(眼・口の中・尿道の先・膣や肛門の中など)や
  傷口に直接触れると感染する可能性が生じます。
  すなわち、コンドームを使用しない膣性交・アナルセックス・
 オーラルセックスでは、 感染の可能性があります。
  また、粘膜に炎症や潰瘍があるとHIVは体内に侵入しやすくなります。
 
 
 《こんなことでは感染しません》
  ・握手したり体に触れる     ・空気、水
  ・せきやくしゃみ          ・食事や回し飲み
  ・吊り革、手すり          ・共同浴場、トイレ
  ・プール、シャワー          ・日本の理髪店・美容院などの器具等  
                                                                            など日常生活 

 HIV感染を予防するには?

  HIVは、多くの場合コンドームを正しく使用するなどの工夫で感染を防ぐことができます。
  保管方法、使用方法に留意し、コンドームの破損に注意してください。
  コンドームの使用は梅毒やクラミジアなどの性感染症の予防にも役立ちます。
  性感染症がどのように感染するのか正しく理解し、感染を防ぐ方法を実行しましょう。
 

コンドームの保管や取扱いの注意点

 
  ◆袋からとり出すときなど、爪を立てて傷つけると破れることがあるので丁寧に扱う
  ◆一度使用したコンドームは捨てる(つけるのに失敗したコンドームは使わない)
  ◆コンドームは熱に弱いので、高温になるところ(車の中など)に置かない
  ◆コンドームは圧力や摩擦にも弱いので、財布や定期入れなどに入れない
  ◆潤滑剤を使用するときは水性のものを選ぶ(油性のベビーオイルなどを使うと破れやすくなる)  
  ◆防虫剤と一緒に保管しない(薬品が小袋を浸透しラテックスと化学反応をおこして破れやすくなる)
  ◆使用期限を守る(箱に記載されている)
   

感染の不安があるときはどうするの?

  まず相談・検査を受けてください。 HIV感染の有無は検査を受けない限りわかりません。
  保健所では無料でHIV検査を受けることができます。健康保険証などは必要ありません。
  検査はすべて匿名(本名を言う必要はありません)で行われます。
     
  HIVに感染しても感染初期には血液中に抗体やウイルスが検出されない期間(ウインドウ期)があります。
  このため、この感染初期に検査すると、感染していても検査で陰性になることがあります。
  感染機会から12週間(3ヶ月)以上経ってから検査を受けると、確実な結果が得られます。
    
 

四條畷保健所のHIV検査の日程についてはこちら

四條畷保健所のHIV検査の流れについてはこちら

 

HIV・エイズに関するリンク

  大阪府エイズ・HIV対策情報(別ウインドウで開きます)
  エイズ予防情報ネット(外部サイトを別ウインドウで開きます)

問い合わせ先

 HIV検査、エイズや性感染症についてわからないこと、心配な時の相談等を受け付けています。
 大阪府四條畷保健所 地域保健課 感染症チーム
 電話:072−878−1021

このページの作成所属
健康医療部 四條畷保健所 地域保健課

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