「知的障がい生徒自立支援コース・共生推進教室など実践報告会」を開催しました

更新日:2019年11月8日

  11月2日(土曜日)、大阪府教育センターにて、知的障がいのある生徒が高等学校で学ぶ取組みである知的障がい生徒自立支援コース(以下、自立支援コース)や共生推進教室を設置する高等学校と、職業学科を設置する知的障がい高等支援学校による実践報告会を開催しました。この実践報告会は、府内の中学生・保護者・教職員等を対象に平成27年度より開催しています。当日は約500人の方に来場いただきました。
 
 
  現在、自立支援コースは府立高等学校9校、大阪市立高等学校2校の併せて11校に設置、共生推進教室は府立高等学校8校に設置しています。また、令和2年度より、府立なにわ高等支援学校を本校とする新たな共生推進教室を府立東住吉高等学校と府立今宮高等学校の2校に設置することとしています。これにより、府内5校の職業学科を設置する高等支援学校のすべてが共生推進教室の本校となります。
  大ホールでの実践報告は、まず、自立支援コースを設置する府立枚方なぎさ高等学校吹奏楽部のみなさんが「なぎさでCha!Cha!Cha!」をテーマに演奏を披露し、大きな拍手で幕をあけました。
  教育庁からは、自立支援コース、共生推進教室、職業学科を設置する高等支援学校の概要及び令和2年度入学者選抜について説明を行いました。その後、高等学校における「ともに学び、ともに育つ」教育の実践報告として、自立支援コースを設置する府立園芸高等学校と、共生推進教室を設置する府立緑風冠高等学校より、「仲間づくり」や「学習活動」、「学校行事」、「進路指導」などの特色ある取組みについて、在校生が舞台に上がり、学校での経験を交えながら発表しました。また、卒業後の就労を通じた社会的自立をめざした取組みの実践報告として、府立なにわ高等支援学校から、職業学科の授業や職場実習の様子、卒業生の進路状況等について、教員からの説明と在校生からの報告がありました。会場では、メモをとりながら熱心に聞き入る姿が見られ、それぞれの発表が終わると大きな拍手が沸き起こりました。
 
 
  大ホールでの実践報告の後には、1階フロアを使用して、自立支援コースや共生推進教室を設置する高等学校・職業学科を設置する高等支援学校の全26校がブースを設置し、「学校別ブースでの相談会」を実施し、学校生活の様子等を掲示したり、各校の担当者が来場者からの質問に個別に応じたりしました。いずれのブースにおいても、来場者が熱心に質問する様子が見られ、各校の取組みについて広く知っていただく機会となりました。
 
 
  今後とも様々な機会を通じて、自立支援コース、共生推進教室、職業学科を設置する高等支援学校の取組みを発信してまいります。

会場の様子         吹奏楽の演奏
              会場の様子                                           吹奏楽部の演奏の様子
  
  

実践報告の様子 
 実践報告の様子
  
  
  学校別ブースでの相談会の様子 
  学校別ブースでの相談会の様子
  

関連ページ:自立支援推進校・共生推進校について(府立高等学校における知的障がいのある生徒の教育環境整備事業)

このページの作成所属
教育庁 教育振興室支援教育課 企画調整グループ

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