平成21年8月4日開催 部長会議の審議・報告の概要

更新日:平成22年2月22日

○と き 平成21年8月4日(火曜日) 午前10時05分から10時45分
○ところ 特別会議室大
○出席者 知事、副知事、各部長等

≪資料1−1≫ こども未来プラン後期計画の策定 [Wordファイル/60KB]
≪資料1−2≫ 後期計画の全体像 [Excelファイル/41KB]

≪関連ホームページ≫ 大阪府(おおさかふ)ホームページ



<行動を起こすことについて>
【知事】
・皆さんは、政治状況を含めた今の状況をどう感じているか、行政には安定性・安全性の基盤はあるが、そこばかりやり過ぎると国民は嫌気がさす。私たちは国民の嫌気を感じ取らないといけない。国民は今の閉塞感に嫌気がさしていて、誰もが変えて欲しいと思っている。もちろん行政なので、ずっと継続していかなければいけない部分は、きちんとやっていかなければいけないが、リスクはあっても、そこを変えていくという挑戦は絶対に必要。これは、今の時代だからこそ必要であって、この混乱期が過ぎれば、引き続き安定性を重視してやっていけば良い。
・私は行政官であると同時に政治家でもあるので、今はあえて挑戦していく方に軸足を置く。皆さんには、日々の業務をきちんとやってもらっている点は感謝しているが、可能性に賭けるのかどちらを取るのかと言われた時には、可能性を取るという判断をしていくので、ついて来ていただきたい。
・管理職研修などで、政治判断と行政判断の違いについて、いくつも事例を出して話しているが、どちらが良いか、悪いかではなくて、判断の質の違いだと私は思っている。
・行政にとっては、制度の枠内で物事を考えるのが当たり前かもしれないが、今のような混乱期は、行政であっても、制度を飛び越えて、今までのやり方と違うやり方がないかを、常に考えるのが政治判断。皆さんには多大な混乱や迷惑をかけることがあるかもしれないが、今の時代にはどうしてもそれが必要だと認識していただきたい。
・水道部廃止は、行政判断では不可能であり、政治判断だと思ってほしい。ゴールが市町村の水平連携事業ということで方向性を決めた以上は、その方向に持っていくのが、政治行動。
・府民の後押しを受けなければ私のエネルギーは出てこないが、行政はそこまで府民の後押しを受けなくても済むかもしれないが、今の混乱した政治状況、国の形を新しくつくるという状況の中にあっては、行政も府民の後押しを受けた政治行動に重きを置くべきと思うので、しっかりとお願いしたい。
・課題があって、何もやらずに気づいたら10年過ぎていました、というのは最悪のパターン。大阪湾の(くぼ地)問題なども、かねてから問題提起されていたが、オープンにならなかっただけで、実験はやっていたと聞いたが。

【小河副知事】
・鉄鋼スラグ協会が実験をやっていた。

【知事】
・課題を無理矢理やれというのではなく、課題があるのであれば、実験などを行って、ダメならはっきりした物を出してほしい。心配事を机上で議論するのではなく、行動を起こしてほしい。道路灯のLEDも実証実験に入ってもらっているが、それでいけるのなら次の段階に入ってもらう。課題について、全体の工程表を副知事が中心となって検討してもらいたい。

<パラマウントの誘致について>
【知事】
・パラマウントは大阪の再生の起爆剤になるのは間違いないと感じている。色々な課題があるが、会社側としっかりとコミュニケーションを取って、くれぐれも行き違いのないように。

【府民文化部長】
・パラマウントとは今日もお会いする。これまで少し意識に齟齬があったが、引き続き協議を重ねていきたい。

【知事】
・日本万国博覧会記念機構のあり方は、最終的には政治判断になると思うが、企業誘致という観点、大阪を盛り上げるという観点で、しっかりとお願いしたい。

【知事】
・大阪湾のくぼ地、道路灯のLED、パラマウントの件について工程管理をお願いしたい。また、以前から、政策企画部で検討しているカジノが動き出すようなので、国の情報に頼らず、しっかりお願いしたい。
・課題はいろいろあるが、それを放置しない、気づいたら10年経って何も動いてませんでしたということが絶対にないように、とにかく動いて事象を確認して、それが無理ならば、何か違う方法がないか動いていくという方針でいくのでよろしくお願いしたい。

<指定出資法人に関する専門家会議について>
【知事】
・専門家会議には、新たな視点、新たな考え方、新たな人、新たな動きというのがどうしても必要だと思っている。法人の役員ポストについて検討していただくために入っていただいた、11名の新しい委員と経営評価の委員の意見交換をできないか。

【総務部長】
・今回の一番の目的は、法人の役員ポストの検討。これは、かなり綿密に検討していただく必要がある。まず、これをしっかり検討したうえで、来年になるかもしれないが、知事にも入っていただいて、11人の新たな委員を含む専門家会議委員のディスカッションを行っていただこうと思ってる。

【知事】
・11人の新たな委員は、役員ポストだけではなく、法人の経営についても意見を述べられないのか。

【総務部長】
・委員の中には、法人の経営まで手を広げると役員ポストの議論ができない、という意見もあり、まずは、一番の目的である法人の役員ポストをしっかり議論していただきたいと思っている。

<大川の浄化について>
【小河副知事】
・これまで知事は、「川で泳ぐ」と言われていたが、「プールで泳ぐ」と言われているのはどういうことか。

【知事】
・複数の企業から問い合わせがあり、川の中に囲いを作成し、プールのようにして泳ぐということ。今年度にできるという話も聞いており、検討してもらいたい。今年度にできなければ来年度にと考えている。今年度に少しでも水に入れるのであれば、やりたい。

【都市整備部長】
・企業がどこまでのプランを考えられているのか、しっかり聞いて対応していく。きちんと川を仕切れば、100万円程度では対応できないという話も聞いている。

<市町村への権限移譲について>
【総務部長】
・昨年策定した地方分権改革ビジョンに基づき、府内全市町村に、特例市並みの権限移譲を進めている。今年7月に市町村ごとの「権限移譲実施計画(案)のたたき台」を策定し、市町村と協議をしている。説明会も実施しているが、詳細について府担当課からの移譲候補事務についての詳しい説明を求める声も上がっている。
・各部局におかれては、既に実施されているところもあるが、市町村の事業担当への説明会や意見交換の場の設定などにご協力いただくようお願い申し上げる。詳細については、市町村課の担当が相談に応じる。

<こども・未来プラン後期計画の策定について>
【福祉部長】
・これまで、子育て支援を含む府の次世代育成支援施策は、「次世代育成支援対策推進法」の規定により、平成17年3月に策定した「こども・未来プラン」に基づき、取組みを推進してきた。
・現行計画の計画期間が平成21年度末までとなっていることから、今年度中に、平成22年度から26年度までの5ヵ年を計画期間とする、次世代育成の目標・手法を明確にした同プラン後期計画を策定する必要がある。
・後期計画では、「将来ビジョン・大阪」に掲げる「子育て支援日本一」を目指す大阪の姿勢をメッセージとして府民に発信し、オール大阪で取組みを推進したい。
・後期計画の策定にあたっては、現行計画で掲げた基本理念等は踏襲しつつ、新たに「愛情に包まれた子ども」「チャレンジする子ども」「自立し未来を担う子ども」といった「子どもの将来像」を設定するとともに、子どもの将来像を実現するために、出産前・周産期から青年期に至るライフステージごとに「安心して出産」「いきいき子育て」や「がんばりを応援(学力・体力向上)」などの「子育て目標」を設定する。
・あわせて、この子育て目標の達成度を点検するために、府民意識など、トータルに点検できる項目及び象徴的な統計データの複数項目について、計画最終年の平成26年度におけるアウトカム数値目標を設定することとしており、各部局においては、関係分野の施策出しとそれにかかる数値目標の検討もあわせてお願いしたい。
・また、「子育て目標」の実現に向け、庁内関係部局から、将来ビジョン等を踏まえ、各成長段階に応じた取組みと平成26年度のアウトプット数値目標(サービス量・事業量)を提案してもらい、「子育て目標」の実現に寄与度の高い取組みは、重点的な取組みとして設定したいと考えている。
・庁内関係部局へは、既に事務的に検討の依頼をしているが、「今の大阪の子どもに必要なものは何か」という視点のもと、「子育て支援日本一」の実現に寄与する目玉となるような取組みの積極的な提案をお願いする。

<公立小学校の芝生化推進事業の進捗について>
【環境農林水産部長】
・「公立小学校の芝生化推進事業」の進捗について報告させていただく。本年4月から、芝生化プロジェクトチームが発足して、各市町村、各小学校長及び地域の方々に、事業の説明や芝生化の効果等を説明し、地域から掘り起し、積極的に営業を行ってきた。
・その結果、本年度8月までに、43の小学校で芝生化の取組みが実現。このうち、6つの小学校では校庭全面で芝生化されている。
・今年度の目標である50校の芝生化に向けて、現在も、引き続き、小学校や地域の掘り起こしを行っており、今年の秋から来年春の芝生化取り組みの実現を目指している。
・また、これとは別に、先般の5月補正予算で事業化が決定した大規模な芝生化を図る「地域の芝生化シンボル校助成事業」についても、公募により2校の大規模芝生化が決定し実現。
・ご承知のように、この芝生化事業は地域緑化の推進とともに地域力の再生が大きな目的であり、事業の実現に向けては、プロジェクトチームの構成メンバーである本庁と、各農と緑の総合事務所及び土木事務所の職員が連携して、多くの小学校のほか、PTAや自治会など地域の集まり、校長会や教頭会などあらゆる機会を捉えて、事業の説明に奔走した。
・この7月15日にもプロジェクトチームの会議が開かれ、約50人の職員が参加し、事業推進の課題である「今後の府のサポートのあり方」などについて激論が交わされ、最後には、今後の事業推進に向けて決意を新たにした。その会議並びに、その後の懇談会も含めて、小河副知事にもご出席していただき、激と慰労をしていただいた。
・環境農林水産部では「子どもたちに芝生の運動場をプレゼント」と題した事業推進のためのプロモーションDVDを職員による手づくりで制作。知事にもご出演いただいた。各部局で要望があればお届けするので、有効活用していただきたい。府のホームページにあるムービーニュースにも近日中にアップする予定。

【知事】
・このDVDは非常によくできている。是非有効活用してほしい。

<府Webサイトのリニューアル>
【府民文化部長】
・府ホームページは、平成8年からオープンしており、建て増しを繰り返してきたため、検索がしにくいということや、ユニバーサルデザインへの対応が十分でないなどの問題があった。今回、一括して管理するシステム「CMS(Contents Management System)」を導入し、8月5日0時に全面リニューアルオープンする。
・各部局とも移行作業をいただいているが、今晩、日付が変わると同時に現行のページは消去される。そのため、各部局とも、必ず本日中に移行確認をいただきたい。

【広報課長】
・CMSの導入メリットは、4点ある。1点目は、各事業ページを共通フォーマットにして、統一感を出したこと。2点目は、簡単に職員が作成・更新できるようになることから、迅速に情報提供ができること。3点目は、外部からの不正アクセスに強いということ。2年前の府ホームページへの不正アクセスによる2週間の停止が、CMS導入の契機にもなった。4点目は、ユニバーサルデザインへのより一層の配慮がされているということ。
・トップページ中央では、大画像の写真でイチオシの事業や実施中のイベントを、キャッチコピーと共に、スライドショーのように表示させる。写真をクリックすると紹介ページにリンクする。
・「イベントカレンダー」では、府内で行われる様々な催し情報を分かりやすく掲載する。日付をクリックするとその時点で開催中のイベントを表示するほか、地域ごとの表示も行う。
・「ようこそ知事室へ」では、項目を整理し、重点化した。戦略本部会議や部長会議については、トップページへ移した。また、知事の顔写真の横には、これまではご挨拶を掲載していたが、知事のおすすめイベントや出席される行事を紹介していく。
・事業ページでは、部や課の仕事を所属長の顔写真入りで、統一フォーマットにより分かりやすく紹介。事業名をクリックすると、事業ページにリンクする。最下層のページでは、各部局の独自性を発揮していただきたい。
・ユニバーサルデザインの項目では、文字の読み上げや、ふりがなを振る、表示色や背景色を変更できるといった機能を有するソフトをダウンロードすることができるようにした。PDFファイルは読み上げに対応できないものが多いため、各部局でも、単独で掲載しないなど、ユニバーサルデザインへの配慮をお願いしたい。
・各部局長も、府民目線での確認をお願いしたい。明後日から、民間出身の広報課参事を中心に、各部局への個別のアドバイスを開始する。

【小河副知事】
・出先機関のホームページも含まれているのか。

【広報課長】
・含まれている。

【知事】
・論理的に整理されたと思うが、感性に訴え、イメージを浸透させることも重要。例えば、大阪産(おおさかもん)など、府民の方に多く目に触れてもらいたいものがある。ホームページの中心に位置するスライドショーをどう使うか、工夫が必要。各部局から、様々な事業の掲載希望が出てくると思うが、きちんと精査してほしい。より良いホームページになるよう、皆で徹底的に議論して進めてほしい。

【広報課長】
・各部局の事業をあれもこれも掲載するのではなく、部局及び企画室と調整して決めていく。

【木村副知事】
・評価の管理も重要なことから、アクセスの管理・分析などもしっかりやってほしい。できるようになっているのか。また、サーチエンジンオプティマイゼーション(Search Engine Optimization)の考え方も重要。例えば、Googleでの検索に引っかかりやすくするような仕組みも導入しているのか。

【広報課長】
・アクセス管理はできるようになっており、またご報告していく。検索については、現状でも既に実施しているが、今後もしっかりやっていく。

<府政運営の基本方針について>
【知事】
・予算編成のスケジュールが、今までのものから大幅に変わる。8月中旬のお盆過ぎから、平成22年度当初予算に向けて何を具体化するかを中心に、戦略本部会議の事務局が、各部局に対してヒアリングを行っていく。
・政策創造パーツについては、私が投げかけた課題を事務局が論点整理している。それをベースに各部局で意見交換しながら、9月議会での議論を経て絞込みを行い、22年度の予算編成作業に入っていく。タイトなスケジュールになるが、よろしくお願いしたい。

<ひったくりワーストワン返上について>
【知事】
・大阪のひったくりの発生件数は、他府県との差が縮まってきたとの報道があり、ワーストワン返上に向けて、大いに期待している。

【警察本部総務部長】
・ひったくりの発生状況については、6月末で大阪がほぼ昨年並みに抑止しているのに対して、神奈川や東京などは多発しており、ワーストワンである大阪と神奈川の差が約400件弱にまで縮まった。深夜帯の警戒強化や常習者などを多数検挙したことなどが要因と考えている。今後、予算で認められた装備資機材等を実践活用したり、自治体等との連携などにより、ワーストワン返上に向けて、より一層頑張ってまいりたい。

<水道事業の統合について>
【知事】
・水道の件はくれぐれもよろしくお願いしたい。共同チームで検討を進めてほしい。政治的な理念は、水道企業管理者から組織の隅々まで伝えてほしい。水道部の職員がいらないということではなく、事業体の中で活躍してもらいたいということ。

<変革と挑戦について>
【知事】
・変革と挑戦と口で言うのは簡単だが、実行するのは大変。例えば、地方分権については、これまで知事会等は行動せずにいた。何かを変えようとすると、様々なところからハレーションがあるし、摩擦も出てくるが、今はそれを乗り越える時代。
・繰り返しになるが、課題が山ほどある時に、課題があるから何もしないのではなく、そのためにどう乗り越えて行くかを、エネルギーを込めて引っ張ってほしい。個別の案件については、副知事とも相談して進めてほしい。

※ 本日の会議コスト(出席者・陪席者の人件費)は約17万円です。

≪以上≫

このページの作成所属
政策企画部 政策企画総務課 

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