平成21年2月4日開催 部長会議の審議・報告の概要

更新日:平成22年2月22日

○と き 平成21年2月4日(水曜日) 午前10時15分から11時15分
○ところ 特別会議室大
○出席者 知事、副知事、各部長等

≪資料1−1≫ 年度末の予算執行について(通知文) [Wordファイル/31KB]
≪資料1−2≫ 年度末の予算執行について(留意事項) [Wordファイル/33KB]
≪資料2≫   組織強化について(案) [Wordファイル/43KB]



<知事からのメッセージについて>
【知事】
・いろいろと問題のある発言をしており、申し訳ない。
・組織も大事だが、知事としては対外メッセージが必要。真意を一つひとつ言うのもいやらしいので、各部局長から私の思いを部下の方に伝えてもらいたい。私が何を考え、どのような人間か分かってもらうためにも今までメールしてきた。
・誤解を受けることもあるだろうが、これまで身近に接してきている部局長のみなさんであれば、私の真意を汲み取ってもらえるはず。それを職員にできる限り伝えてほしい。
・いろんなことを言っているが、今の方向性は間違いない動き。府という組織や職員への指示には自信があるが、私の行動で動かなくなることもあるので、みなさんにはしっかりマネジメントをお願いする。

<年度末の予算執行について>
【総務部長】
・年度末の予算執行について、お手元に配布の資料にあるとおり、各部局に使い切り防止に向けた通知を行った。
・各部局予算担当補佐会議でもその徹底をお願いしたところ。各部局とも適正な執行についてよろしくお願いする。

<組織強化について>
【政策企画部長】
・現行での「目標の連鎖・共有」の仕組みは、総合計画や将来ビジョン大阪等の「府の目指す方向」に基づいて、部局長が「部局運営方針」をまとめ、それを踏まえて所属が「職場チャレンジシート」で目標を設定、それらをもとに職員が「チャレンジシート(個人)」を作成、各々が共通の目標に向けて努力していくというもの。
・現状の課題としては、「部局運営方針」や「職場チャレンジシート」が統一的でないこと、目標設定に定性的なものが多いこと、指標もアウトカムなのかアウトプットなのか定まっていないことなどがある。
・また、評価は各フェーズでそれぞれ行っているが、「チャレンジシート(個人)」は職員給与への反映があるが、「部局運営方針」や「職場チャレンジシート」についてはそういった反映がなく、率直に言えば評価のための評価を行っているという側面もある。また、次年度予算への反映や事業の廃止議論につながっていない。
・今後、人事室や行政改革室、企画室等で制度設計していくが、みなさんの現状認識やご意見をお願いしたい。

【商工労働部長】
・部局運営方針を、各部局が統一的な基準で作ること、アウトカム指標が必要ということは理解できる。
・私が議会事務局長だった時は、部局運営方針の目標達成状況を議長に提出し、それをもとにボーナスの査定をしていただいた。部局長については、部局運営方針=自分の評価になると思っていたが、そうではないのか。

【政策企画部長】
・実態として、そのような形にはなっていないのが現状。

【三輪副知事】
・部局運営方針は、非常に抽象的、定性的で、評価が難しい。

【総務部長】
・私の場合、自分の思い、各課に心掛けてほしいことなど部局運営の基本的な考え方を示した上で、各課の目標等を集約した部局運営方針をとりまとめているが、自分で全ての目標を設定するのは難しい。

【知事】
・総務部は巨大すぎる。目標設定・管理ができないというなら管理スパンを超えているということ。管理できる範囲がマネージャーの責任。行政は形式的にポストを割り振っているからこういうことになるのではないか。実質的に管理できるのか、目標設定するとはっきりする。

【政策企画部長】
・目標設定を数値化することが難しい。例えば、「安全・安心と思う人の割合」という項目を設定すれば数値化できるが、大きな事件が発生すると大きな変動が出る。そういう現状もあるので、どうしても抽象的、定性的な書き方になってしまう。

【商工労働部長】
・議会事務局長の場合、議会の運営そのものの判断は、府議会が担っていることもあり、他律的にならざるを得ない。アウトカム指標の設定は難しいと思う。

【木村副知事】
・「方針管理」と「人事評価」を一体的に運用するのには限界がある。ルーティン業務についても多くの場合は評価されるべきもの。トップが立てる方針をすべて個人にブレークダウンするのには無理がある。

【政策企画部長】
・「人事評価」については、業績評価と行動評価をあわせて行う方向で、総務部とも議論しているところ。

【木村副知事】
・現状として、きっちりと人事評価する仕組みが弱いと思う。もちろんそれだけの時間・労力が必要だが、そこが肝。それをやらないと組織力は高まらない。

【知事】
・都市整備部は出先機関が多いが、人事評価をどのような形で行っているのか。

【都市整備部技監】
・本庁課長も出先の長も部長が二次評価者になっているが、バランスを見ながら評価を行っていると思う。

【健康福祉部長】
・職場チャレンジシートは、重点項目に絞り作成する。他のルーチン事業については、シートに入れず別途「施策の見直し」「市町村への権限委譲」のような観点で見直すということではどうか。
・事業の廃止や権限委譲等により予算を削減した場合について、メリットシステムの導入をして、重点事業に人・金を回すことを検討してほしい。
・出先機関の長と会う機会はそう多くはないが、それでも評価をしないといけない。「事務所の目標が達成できているか」「市町村や関係機関、団体と連携して円滑に業務を進めているか」「きちんと府民サービスを提供できているか」等2から3の項目に絞り、客観的に評価できる制度にすべき。

【知事】
・部局運営方針を作成する際、総合計画の内容を意識しているのか。

【教育長】
・意識はしているが、それ以外に盛り込むべき項目は出てくる。

【知事】
・戦略本部において、ピラミッドの頂点の三角形となる大きな方針を打ち出し、それで私自身が評価されるというのが目指す方向。

【政策企画部長】
・今年11月には戦略本部で次年度の府政運営の基本方針が出るので、それに基づいて部局運営方針を立てるという流れの「PDCAサイクル」ができればと思っている。

【生活文化部長】
・アウトカム指標は必要だと思うが、それをどう検証するかが課題。分野によっては設定が難しい場合もある。アンケートで確認するという方法もあるが、コストの問題もあるので、全庁的に検証の仕組みが必要。
・総合計画はスパンが長いので、時が経つにつれ、社会情勢に合わなくなることがある。数年でローリングが必要。

【知事】
・マーケティングリサーチチームはそのために作った。
・総合計画は策定に相当の労力がかかると聞いたことがある。

【危機管理監】
・これまでの長期計画は予算の使い方を示すという側面が強かった。部局の取組みの具体的な内容はわかりにくかったと思う。

【生活文化部長】
・経済成長が右肩上がりだった20世紀にはそれで良かったと思うが、今の時代には合っていない。
・人事評価について、部局長については、人事評価と部局運営方針の目標達成状況の両方で評価されるべきだと思う。

【知事】
・部局運営方針は公表されているとのことだが、部局長の名前や顔写真を載せたらどうか。

【政策企画部長】
・部局長マニフェストという形で公表している自治体もある。

【知事】
・今すぐは無理かもしれないが、責任が明確になる形にしてほしい。戦略本部の方針を頂点とした、全体のピラミッドを作りたい。

【木村副知事】
・単一商品を取り扱っている企業であれば、単純なピラミッドになるが、府庁のように、様々な施策・事業を行っている組織の場合は難しいかもしれない。試行的に実施して、上手くいかない部分を直すというやり方になるのではないか。

【総務部長】
・これまでも試行錯誤してきたが、事業部局と総務部のような管理部門とでは違いがあるし、事業部局の場合は外的要因によって目標達成ができないということもあり、人事評価と連動させることが難しい。

【木村副知事】
・自律的に働かない目標を設定し、それを評価しようとした企業は失敗している。業績について評価を行うものの、その結果よりも感性で人事評価をすることが一般化している。
・ただ、コミュニケーション、面談を通じて人事評価するという仕組みをアレンジして、活用している企業もある。
・ピラミッドに合致するかどうかで考えることと別に、日常業務を頑張っている職員を評価することが重要。

【危機管理監】
・木村副知事の発言のとおり、組織目標と人事評価が必ずしもひとつの基準だけで判断できないということを前提として考えるべきではないか。

【木村副知事】
・方針の一部を担うという意識も重要だが、一方で日常的な部分の評価も必要ということ。

【にぎわい創造部長】
・事業評価のインセンティブを、人事評価に反映させるのであれば、給与反映でAAからDにランクされる人の割合がそれぞれ決まっている現状ではうまくマッチしないのではないか。

【木村副知事】
・それは個人の評価であって、部局の評価と混同して考えるべきではない。

【教育長】
・業績の評価は絶対評価で行い、給与に反映される評価は相対評価で行うなど、分けて考えるべき。

【木村副知事】
・金融業界などでは、個人と支店の2種類の評価を行い、ボーナスについて、利益の大きい支店に多く分配し、そこから所属する個人へ再分配する仕組みがある。そこまで進めば個人評価と組織評価のバランスをとれるが、行政がそのような制度に変えることはできないと思う。

【知事】
・個人の「チャレンジシート」はどれぐらい活用されているのか。

【総務部長】
・個人面談は「チャレンジシート」をもとに行っている。人事評価のベースにもなっている。

【知事】
・達成度が低い場合はどうなるのか。そういう場合異動に影響してくるのか。

【総務部長】
・人事評価に影響してくる。異動への影響はケースバイケース。

【教育長】
・府立学校の校長の場合、できる限り数値設定を入れてもらい、それをベースに5段階で私が評価を行っている。

【危機管理監】
・総務部長の通達に従って評価を行っているが、現場や出先機関等さまざまな状況において、制度と現実が合っていないこともある。

【小河副知事】
・府としての方針という大きなピラミッドも重要だが、日常業務を遂行するという現場ごとに小さなピラミッドがたくさんある。それぞれが、うまく組み合わせていくことが重要。事業担当課や現場など日常業務を着実に遂行することが主となる職員もきちんと評価すべき。

【生活文化部長】
・絶対評価と相対評価は分けて考える必要があると思うが、相対評価で給料が上がらないと、やはり職員のモチベーションは低下するのではないか。
・組織同士で競争するような仕組みにするためには、同じカテゴリに分類することが前提条件として必要。その上で、全庁的な視点に立ち、重点化する部局を選定していく仕組みが必要では。

【危機管理監】
・もう少し現実的に考えていくべきでは。

【にぎわい創造部長】
・モチベーションの向上策として、もっと職員の顕彰制度を充実させるべきではないか。

【知事】
・役所の特質として、予算にエネルギーを費やしすぎではないか。私が重要視するのは決算。どう使ったかをきちんと検証して、次年度につなげていくことが大事。
・個別の施策ごとには方針はあるが、大きな方針がなく、バラバラ感がある。例えば次世代育成では、生活文化部、教育委員会、住宅まちづくり部などが入ると思うが、このように部局にまたがる課題が多くなっていると思う。大きな方針を示さないといけない。次世代育成には大きな方針があるのか。

【生活文化部長】
・次世代育成計画という法定計画を策定している。

【総務部長】
・来年度の組織改編で、次世代育成支援室を廃止し、子ども施策は福祉部の子ども室と総合治安対策室の下に青少年課が入ることになったが、議会から異論が出ている。

【危機管理監】
・私も不自然な感じがした。

【教育長】
・青少年を犯罪の対策としか見ていないと誤解される。

【総務部長】
・その点については十分認識しており、検討したい。

【住宅まちづくり部長】
・「人事評価」と「方針管理」を一体的に運用するのは難しいという木村副知事の意見に賛成。その上で、「方針管理」の責任について、部局運営方針で目標を設定し、その結果を部局長が負うということであれば、その目標を達成するために必要な権限の委任の幅も決めていただくことが必要ではないか。

【健康福祉部長】
・人材育成について、やる気のある職員をどう活かすかが重要。責任は多いが、早期に重要な職につけて自己開発を促すなど、柔軟な人事制度について検討してほしい。

【政策企画部長】
・制度設計について検討する。本日の議論を踏まえ、基本方針を定め、これにどう「PDCAサイクル」を絡めていくか、考えていきたい。当面来年度はどうするかについても別途検討する。

<携帯電話使用に関する啓発キャンペーンについて>
【教育長】
・「携帯電話使用に関する啓発キャンペーン」の中で、標語ステッカーを作成した。コンサルタントを活用せず、職員の手作りによるもの。
・広報室、関係部局の協力も得ながら、理容院、美容院、飲食店などでの掲示に向け、協力依頼をはじめている。各部局のご協力にも感謝する。
・2月からは私立を含め学校にも掲示される。街なかにも広げていきたい。

【小河副知事】
・例えば、ステッカーが少し大きいため、電車の吊り革広告などには適さないのでは。
・また、文字ばかりで少し見にくいように感じる。

【教育長】
・カラー・絵などを挿入しないことについては、大分議論してこのようになったが、今後も工夫していく。

【木村副知事】
・防犯上の問題などから、コンビニは窓に貼りにくいかもしれない。

【政策企画部長】
・ステッカーについては広報室とも連携して対応しており、ステッカー第2弾は少し小さくすることになっている。

【知事】
・最初は警察や学校など、関係所管へだけ配布する予定だった。広報はそれではいけない。様々なルートで府民の目に触れることが重要。府庁全体での協力をよろしくお願いする。

<一年を振り返って>
【知事】
・世論調査の結果が色々と出ている。私は政治家であるため、どうしても民意に左右される。府民に迷惑をかけたにも関わらず、良い評価をいただけたのは、私に対してではなく、皆さんが確実に施策を実施してくれるから。私はメッセージを発しているだけで、学力テストの公表やB2B、救急医療、中国との対外方針、御堂筋Kappoなど、一つずつできているから評価を受けた。この評価は府職員への評価。数字は正直と思っている。各職員にありがとうと伝えてもらいたい。
・府民の民意が肝。民意がなければ国にも何も言っていけないし、府民の方に負担をお願いすることもできない。職員の皆さんが日常業務をしっかりとされていることはわかっている。しかし私としては、府民の方にわかりやすいところ、派手なところを重点的に取り上げざるを得ない。あんなことばかりと思う職員もいると思うが、そうしないと知事として動けない。意図や真実が伝わらない場合もあるだろうが、みなさんから職員に伝えてもらいたい。
・世論調査など、評価は何かあればすぐ変わる。いい評価をいただいているうちに転がせるところは転がしていきたい。

※ 本日の会議コスト(出席者・陪席者の人件費)は約26万円です。

 ≪以上≫

このページの作成所属
政策企画部 政策企画総務課 

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