大阪のメーデー開催状況

更新日:平成30年5月22日

労働者の祭典であるメーデーが、府内各地で開催されました。

 大阪府内のメーデーは、4月25日から5月8日にかけて合計41か所で開催され、約5万4千人(主催者発表ベース)の労働者が参加しました。
 その中から、連合系「第89回大阪地方メーデー」、全労連系「第89回大阪メーデー」、全労協系「第89回中之島メーデー」の開催状況を中心にご紹介します。

1 第89回大阪地方メーデー

 (1) 概要

 第89回大阪地方メーデーは、5月1日、連合大阪構成組織等で構成する第89回大阪地方メーデー実行委員会の主催により、大阪城公園・太陽の広場で開催され、組合員、市民など3万2千人(主催者発表)が参加しました。
 オープニングイベントとして、各構成組織の代表が組合旗を持って順次登壇し、舞台に全ての組合旗が掲げられた後、労働歌が合唱されました。
 主催者代表としてあいさつに立った実行委員長(連合大阪会長)は、今年の春季生活闘争について、賃上げ率・額とも昨年同時期を上回っており、また、非正規労働者の賃上げについても昨年同時期を上回るなど、昨年以上の成果を上げている。大手追従・大手準拠などの構造を転換する流れが浸透しつつある。
 また、働き方改革関連法案について、連合が求めてきた時間外労働の罰則付き上限規制や雇用形態間の均等待遇などの同一労働同一賃金への対応については、早期に実現されることを望む。しかし、高度プロフェッショナル制度や中小企業における60時間超の時間外労働への割増率引上げの猶予延長などは、働く者を顧みておらず、あらためてすべての働く者のための働き方改革を求めていきたい。
 さらに、省庁における昨今の公文書の隠ぺいや改ざんの問題について、一強政治とも言われる現政権がもたらした弊害であり、信頼ある野党の再生が不可欠である。包摂的社会の構築を目指すべきで、そのことを政策に掲げる政党が必要である。また、大阪では大阪市を廃止・解体するための住民投票が強行されようとしている。いつまでも制度論にとどまらず、住民の幸福度を高める有効な施策を打ち出すことが必要である。
 そして最後に、「働くことを軸とする安心社会」の実現に向けて、運動の先頭に立ち、力強く取組みを進めていきたい。などと述べました。
 続いて、大阪府副知事、民進党大阪府連代表、立憲民主党大阪府連代表などの来賓あいさつが行われた後、新たに結成された労組からの報告アピールに引き続き、「働く者の立場に立った働き方改革を進めるぞ!」など7項目のアピールが書かれたメッセージペーパーを掛け声に合わせて参加者全員が高く掲げるペーパーアピールが行われ、その後、「スローガン」、「メーデー宣言」が採択され、実行委員長の「団結がんばろう」三唱で終了しました。      

(2)  メーデースローガン

 「平和・人権を守り、あらゆる差別をなくそう! 働く者のための働き方改革をすすめ、すべての仲間と結集しよう!」

大阪地方メーデー写真1

 大阪地方メーデー写真2

大阪地方メーデー写真3

2 第89回大阪メーデー

(1) 概要

 第89回大阪メーデーは、5月1日、大阪労連系労組などで構成する第89回大阪メーデー実行委員会の主催により、扇町公園で開催され、組合員、市民など4,500人(主催者発表)が参加しました。
 式典は、音楽家ユニオン・うたごえ協議会による演奏・合唱の後、実行委員会事務局長(大阪労連事務局長)による開会宣言に始まり、実行委員長(大阪労連議長)の主催者あいさつが行われました。
 実行委員長のあいさつでは、「安倍政権は、憲法改悪にむけた策動を強化し、原発再稼働推進など国民の声と真っ向対決の政治姿勢。」、「雇用破壊と労働環境、処遇のさらなる切り下げを目的とする労働法制の改悪を強行しようとしており、断固として阻止すべき。」、「立法府・行政府の信頼を瓦解させ、国民生活と日本社会を崩壊させる安倍政権を許さないなどの声が高まっており、大阪の民主勢力がその先頭に立ってたたかいを大きく前進させよう。」、「忖度政治を条例で強制する独裁政治の下、住民施策の切り捨て、カジノ推進など住民の意思を踏みにじるような悪政推進・維新型政治は一日も早く終わらせるべき。」などと述べました。
 続いて、日本共産党衆議院議員によるあいさつが行われ、また、大阪憲法会議、建交労、大阪都構想共闘本部から、それぞれ「安倍9条改憲許さない」「長時間労働の是正を目指して」「大阪都構想の住民投票許さない」などについて、決意表明が行われました。
 その後、「スローガン」、「メーデー宣言」が満場の拍手で採択され、最後に、副実行委員長の「団結がんばろう」三唱で終了し、市内2コースに分かれてデモ行進が行われました。

(2) メーデースローガン

 a. メインスローガン
  「働くものの団結で生活と権利を守り、暴走政治ストップ、平和と民主主義、中立の日本をめざそう」

 b. サブスローガン
  ・戦争法・共謀罪の廃止!立憲主義破壊は許さない。憲法改悪をSTOP!
  ・市民と野党の共闘で安倍「暴走」政治STOP!
  ・なくせ貧困と格差。大幅賃上げ・底上げで景気回復、地域活性化。
  ・いますぐどこでも最賃1,000円に。全国一律最賃制の実現。
  ・安倍「働き方改革」反対。なくせ過労死。8時間働いたら暮らせる賃金を。
  ・年金・医療・介護など社会保障制度の拡充。消費税10%増税の中止。
  ・維新型の強権政治STOP。大阪都構想・住民投票を許さない。
  ・被災者の生活と生業を支える復興。原発の再稼働反対、原発ゼロの日本。
  ・経済こわすカジノに反対。
  ・森友疑惑の真相解明。安倍「教育再生」反対。
  ・辺野古新基地建設・訓練反対。
  ・核兵器全面禁止条約の実現。

大阪メーデー写真1

大阪メーデー写真2

 3 第89回中之島メーデー

 (1) 概要

  第89回中之島メーデーが、5月1日、大阪全労協、全日建運輸連帯労組、全港湾大阪支部、無所属労組等で構成する「第89回中之島メーデー実行委員会」の主催により、中之島剣先公園で開催され、組合員、市民など約800人(主催者発表)が集まりました。
 メーデー集会は、メーデー実行委員長(全日本港湾労働組合関西地方大阪支部執行委員長)が「IR開発を行う予定の夢洲エリアは港湾労働者が働きやすい環境を整えるために尽力してきた場所であるが、維新政治はこれまでの取組みを無視して進めている。我々は労働組合として対抗していこう。」と訴えました。
 次に、特別アピールとして、木村豊中市議会議員から森友問題に関する報告があり、「公文書の改ざんがあったにも関わらず安倍政権は総辞職しない。民主主義を守るためにも、安倍政権を退陣に追い込もう。」との訴えがありました。続いて、大阪労働者弁護団から、働き方改革に関し、「日本郵政グループは、同一賃金同一労働を達成するために正規労働者の賃金削減に踏み切った。このようなことが繰り返されないよう、一致団結していきましょう。」との訴えがありました。
 その後、来賓として、しないさせない戦争協力関西ネット、立憲民主党、社民党、新社会党、みどりの会等の方々が挨拶されました。
 争議報告では、郵政、YMCA、教育合同、ケアワーカーズユニオン、なかまユニオン、MK運輸等から、争議・共闘アピールがありました。
 最後に、「憲法改悪、辺野古新基地建設、原発再稼働等の悪法を廃止・阻止に追い込み、国民を欺く政権に対し鉄拳を食らわし、自公政権・安倍政権を退陣に追い込むため、第89回中之島メーデーに結集した仲間たちと、全国のメーデーに参加した仲間たちとともに闘うこと」を宣言・採択し、大阪全労協議長の挨拶で集会を終了、公園東側(天神橋)の階段から土佐堀、関西電力を経由し西梅田公園までデモ行進を実施しました。

 (2) メーデースローガン(メインスローガン)

・集団的自衛権行使、武器輸出解禁、憲法改悪を目論む安倍政権を打倒しよう!
・沖縄辺野古新基地建設阻止!東アジアの平和を確立するため、全ての軍事基地の撤去と米兵を撤退させよう!
・核と人類は共存できない!原発の再稼働を許さず、自然エネルギへ転換しよう!
・「働き方改革」がもたらす長時間労働を許さず!格差社会を許さず!新自由主義反対!競争ではなく共生の社会を実現しよう!
・8時間働けば、生活できる賃金を!

 中之島メーデー写真1

 中之島メーデー写真2

 中之島メーデー写真3

このページの作成所属
商工労働部 総合労働事務所 地域労政課

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