本年8月24日 府庁本館正庁の間にて行われた、第16回大阪府都市整備部優良建設工事等表彰において、当事務所の護岸詳細設計委託案件が優良業務として表彰されました。
神崎川筋の既設堤防は、南海トラフ巨大地震の地震動により引き起こされる液状化によって、護岸及び防潮堤が著しく変形することから、地震直後から大きな被害が生じることが想定されており、耐震補強対策が喫緊の課題となっていました。
一方で神崎川筋では、河積阻害となることから標準的な前出し工法を用いることができないという厳しい制約がある中、受賞者の株式会社日建設計シビルは、既設護岸・防潮堤間の地盤改良工法を積極的に提案するなど、新たな設計方針の策定や設計条件の統一を行うなど、いくつもの課題を克服しながら有効な耐震対策の提案を行ったことから、今回の受賞するに至りました。
1. 都市整備部が発注する建設工事等で、大阪府総務部契約局建設工事検査要領第13条の規定により成績評定が行われた建設工事及び、同測量・建設コンサルタント等業務検査要領第13条の規定により成績評定が行われた測量・建設コンサルタント等業務を対象とし、優秀な成績で完成・完了したものを表彰することにより、業者の技術力の向上を図るとともに建設工事等の適正な施工を確保することを目的としています。
2. 表彰制度
3. 本事務所における表彰工事等(平成27年8月24日付)
部門別 | 工事・委託名 | 受賞者名 |
測量・建設コンサルタント等業務 | 一級河川 神崎川 護岸詳細設計委託(左門殿川分派点下流) | 株式会社 日建設計シビル |
【表彰理由】
1.専門技術力
・新たな設計方針の策定、設計条件の統一
2.管理技術力
・他業者のとりまとめ
3.コミュニケーション力
・部会長への設計内容の妥当性確認
・技術研修会の開催
表彰式のようす(大阪府庁本館 正庁の間)
このページの作成所属
都市整備部 西大阪治水事務所 企画防災グループ
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