なにわ刷毛

更新日:平成30年3月26日

なにわ刷毛 (大阪府知事指定伝統工芸品)
なにわはけ
Naniwa Brushes
(Traditional Craft Products Certified by the Governor of Osaka Prefecture)
 

なにわ刷毛の画像【沿革・特徴】
 起源は、奈良時代以前に遡り、寺院建立の際仏像、仏具、調度品等のうるし塗りに刷毛が用いられたという。刷毛は、鹿毛・狸毛・馬毛・山羊毛等の原毛を使い、選別、抜分、毛組、混毛、灰もみ、毛揃、上毛巻き等の工程を経て作られる。この伝統技法は、わが国独特のもので、刷毛の用途に応じて原毛の性質、特徴が生かされ、品質の良さに定評がある。

【History】
 Naniwa brushmaking dates back prior to the Nara era (8C), when such brushes are said to have been used to lacquer such items as Buddhist statues, Buddhist altar articles, and utensils for newly-constructed temples.
 The hair of such animals as deer, raccoon dogs, horses and goats is made into brushes through a detailed process. This process involves pelt selection, blending, ash ironing, combing and binding.
 This traditional technique, unique to Japan, adapts the characteristics of each type of animal hair for its intended use. These products have an established, time-honored reputation for their high quality.

【指定年月日】
昭和61年2月5日

【産地組合等】
日本刷子商工業協同組合
〒556-0003 大阪市浪速区恵美須西3-10-6
電話 06-6643-1887
FAX 06-6643-1888
URL http://nihon-brush.com/(外部サイト)

【主な産地】
大阪市、東大阪市、八尾市

作業風景の画像【主な製品】
表装刷毛、化粧刷毛、塗装刷毛等

【製造工程】

  1. 山羊毛、鹿毛、馬毛など
  2. 抜分
    原毛を選別し、金櫛で綿毛をとり、刷毛の種類に応じて長い毛、短い毛などに抜き分ける
  3. 毛組
    毛質、太さ、長さなど用途に応じて組み合わせる
  4. 混毛
    取り残した不良毛を除き均一に混ぜ合わせる
  5. ボイル
    毛のくせを直し、脱脂する(ボイル加工)
  6. 火のし
    均一に並べた毛に籾殻灰をかけ大型電気アイロンでプレスして油分を除去し、くせを取る
  7. 灰もみ
    さらに灰をかけ、手の平で揉んで油分を取り除く
  8. 毛揃え
    金櫛をいれ、毛先の方に揃える
  9. スレ取り
    毛を束ね、逆毛や毛先のない毛を小刀で取り除く
  10. 寸法切
    刷毛の種類に応じて毛の根元を切る
  11. 玉付
    刷毛の種類に応じて分量を計測し、毛先を揃えて根元に紙および桜皮を巻いて、柄にはめ込む
  12. とじ
    締機で締めつけ
    糸目筋に穴をあけて絹糸または針金でミシン縫いをする
  13. 仕上げ
    金櫛で毛先をよくすき小刀で遅れ毛を取って毛先を揃える

このページの作成所属
商工労働部 中小企業支援室ものづくり支援課 販路開拓支援グループ

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