ぶどう青年農業者が出荷組合を結成!

更新日:平成29年5月23日

報告年月日 平成24年7月3日

南河内現地情報No.4

ぶどう青年農業者が出荷組合を結成!羽曳野市駒ヶ谷の熱き青年農業者の挑戦

 農の普及課は、ぶどう等管内主要農産物を大阪産(おおさかもん)としてブランド化推進の対象とし、高品質安定生産、販売促進を図るための活動を展開している。

 昨年11月、羽曳野市駒ヶ谷のぶどうを生産している青年農業者数名から、デラウエアの市場価格低迷への対策について相談を受けた。

 これを受け、当課はさっそく羽曳野市と連携し、ぶどう青年農業者を集めた対策会議を開催した。

 その会議には地域の農業振興に熱い思いを持った青年農業者9名が出席し、様々な意見が出された。主な意見は以下のとおりである。
・既存の出荷組合は熟年者が仕切っており、若手の意見が通りにくい。
・重油価格が高騰しているのに、市場出荷価格は高騰前の値段と変わらない。
・青年農業者で出荷組合をつくり、地域の量販店に直接出荷したい。

 この会議の後、検討を重ねた結果、持ち前の前向きな気持ちで1つになり、昨年末に青年農業者9名による市内11番目となる出荷組合「駒ヶ谷ぶどう工房」(以下、出荷組合)を設立した。

 さらに、出荷組合は当課及び市からの支援のもと、南河内地域を中心に30店舗を展開するスーパー「サンプラザ」への営業活動を開始した。

 サンプラザは産直販売を重視しており、彼らの出荷希望に対し前向きな姿勢を示すとともに、販売戦略について出荷組合と議論を重ねた。

 サンプラザでは、「青年農業者の顔が見える」をコンセプトに、農家9名と羽曳野市マスコットキャラクター「つぶたん」との集合写真や農業者一人一人の顔写真、生産ほ場の地図、農業者の一言等を販売コーナーに設置した。また、全てのパックに大阪産(おおさかもん)ステッカーを貼る等、大阪産(おおさかもん)のPRにも努めている。

 6月13日から販売がスタートし、6月26日現在、26店舗で販売。サンプラザのぶどう販売総額は昨年同時期の130%となり、販売は好調。取扱担当者は「この取組は生産地と販売地が近いからできること。写真を多用したことで農家の顔が見え、安全安心感が高まり、消費者の購買意欲を高めている」と販売好調の理由を分析している。
 出荷は週3回で、1人・1回あたり出荷量は100から150パック。出荷額は市場出荷額を上回る価格をキープできている上、出荷にかかる費用を低く抑えている。

 当課では、この取組の他、「GAP(農業生産工程管理)に取組む羽曳野市ぶどう農家を大手百貨店が販売サポート 」で報告した取組など、生産者と量販店を繋ぐ支援を積極的に行い、大阪産ぶどうのブランド化と大阪版認定農業者の経営改善のため、今後も取組を推進していく。

 大型ぶどう産地において、青年農業者だけで新しく出荷組合をつくるというこの取組は、非常に難しい課題と見られていたが、今回若手農家の熱意に引っ張られてここまで一緒にやれたことを大変うれしく思う。

画像です。「つぶたん」とぶどう工房の仲間たち

「つぶたん」とぶどう工房の仲間たち 

販売コーナー風景     オリジナルステッカーを貼ったパック

    販売コーナー風景                                                                        オリジナルステッカーを貼ったパック

このページの作成所属
環境農林水産部 南河内農と緑の総合事務所 農の普及課

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