大阪の木材産業

更新日:2023年4月13日

人工林が本格的な利用期を迎える中、健全状態で森林を維持するために森林資源を循環利用することが重要となっており、木材利用拡大や木材産業の活性化を図るために各団体において様々な事業に取組まれています。 


一般社団法人大阪府木材連合会(外部サイト)
  大阪市住之江区平林南1-1-8 大阪木材会館2F

昭和56年4月1日に設立し、大阪府下の木材業者相互の協調と資質向上に努めるとともに、木材産業の健全な育成と木材需給の円滑化を図り、大阪府経済の発展と府民生活の向上に向けて活動を行っています。
住宅の耐震化率を高めるため、木材の特性を生かし力を受け流して壊れない「壁柱」工法を京都大学防災研究所と協同開発する等、木材利用の普及促進をしています。

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振動台による動的耐震性能確認試験       


 
一般社団法人平林会(外部サイト)
  大阪市住之江区平林南1-1-8 大阪木材会館2F

戦後の大阪市大正区は地盤沈下が大きく、高潮を防ぐ施設の緊急整備を必要とされながら、大正運河・旧千歳堀付近一帯に散在する貯木場が障害となり、防潮堤などの高潮対策工事を行なうのが極めて困難な状況にありました。
昭和20年代半ばから始まった大阪市の再開発事業に伴い、大正区から移転してきた材木屋が中心となって平林会は設立しました。平林は大阪のウォターフロントとして外材全盛の昭和40年代には西日本一の木材団地として発展しました。
大阪府臨海部、大阪市住之江区平林地区の整備開発及びまちづくりに関する調査、資料収集を行うとともに、平林祭りの事業等を行い、都市機能の再生充実と地域資源の有効利用を図り、地域の健全な発展に向けて活動を行っています。

画像です。平林祭りでの木工教室

     平林祭りでの木工教室


一般社団法人大阪木材コンビナート協会(外部サイト)
  岸和田市木材町15-3

大阪の南部、岸和田市と忠岡町にまたがった形で立地する「木材コンビナート」は、「東洋一の木材工業集積地」を目指して、 昭和39年に建設工事が着工され、昭和41年に完成しました。
埋め立て地面積が131ha、中央に2カ所ある貯木場を入れると総面積200haを超え、 昭和42年から、進出した企業の操業が開始されました。
協会は、昭和42年に設立され、木材およびその関連企業に対し、技術の向上、経営基盤の強化と、岸和田忠岡地区における木材コンビナート地域内の環境整備に関する事業を行い、地域社会と会員の健全な発展に向けて活動を行っています。

木材コンビナートko

          現在の木材コンビナート                                                     昭和44年頃の木材コンビナート


大阪銘木協同組合(外部サイト)
  摂津市鳥飼銘木町20-40

銘木とは、部屋の内装に使用される天然の美しさをもった木材のことです。
組合は、昭和24年に設立し、全国各地より原木から製品までの各種銘木を集荷展示し、組合員及び取引契約者を対象に市売りにて販売する銘木専門市場として活動を行っています。

銘木を使用した室内製材した銘木 

      銘木を使用した室内                               大阪銘木市場内


 □大阪市製材業協同組合
   大阪市住之江区南港東1-1-12

昭和25年頃から、大阪市大正区に南洋材の合板工場、製材工場が次々と誕生し、原木の輸入港に隣接する都市港湾製材として、特に南洋材専門の賃挽工場が増えていきましたが、地盤沈下によって、海抜ゼロメートルというところもあり、潮位が高くなると煩雑に浸水していました。その頃、大阪市の再開発事業に伴い、平林地区へ移転するところが出始め、昭和42年ごろにはほとんどの移転が完了し、平林地区には次々と新工場が建設されていきました。
組合は、昭和38年に大阪市住之江区を中心に東南アジア・北米方面よりの輸入原木を製材加工し販売加工する各企業により設立されました。昭和の高度経済成長期から平成の現在に至る過程で、木材業界を取り巻く環境の変化とともに、製材業から プレカットや木材加工中心へ転換しながら木材関連事業を中心として、木材界及び 建築業界への貢献に向けて活動を行っています。

昭和17年の住之江(旧住吉区)


大阪木材工場団地協同組合(外部サイト)
  堺市美原区木材通4-1-1

昭和37年に大阪市内を中心とした木材加工メーカーが中心となって設立されました。木材の高付加価値創造の木材工場団地として、また住宅部材の供給拠点づくりを目的として集団化を計画し、国の工場等集団化事業による団地として誕生し、工場が立地し周辺には多くの商業施設等が設置され、一つの街として機能するまでに発展しています。
組合では、より一層魅力のある工場団地づくりを目指すとともに、地域経済の振興に向けて活動を行っています。

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      現在の大阪木材工場団地            昭和43年当時の大阪木材工場団地


大阪木材仲買協同組合(外部サイト)
  大阪市西区南堀江4-18-10

組合は、昭和22年に木材卸売市場の買方団体として発足し、昭和26年に設立されました。円滑な木材流通等を通じて木材産業の活性化及び木材の安定供給に向けた活動を行っています。

画像です。大阪木材仲買会館 

          大阪木材仲買会館

このページの作成所属
環境農林水産部 みどり推進室森づくり課 森林支援グループ

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