木材の効用と木材利用の効果

更新日:2016年9月1日

大阪の森林と林業

  大阪府木づかいCO2認証制度

   木材の効用と木材利用の効果

ポイント 木材は人にやさしい
 
 ○適度な湿度に保つ
 木材は、空気中の湿度が高いときには水分を吸収し、湿度が低いときには水分を放出するという調湿作用をもっています。このため、木材を建物の内装などにたくさん使うと、部屋の中の湿度の変動は小さくなります。
 
 断熱性や衝撃に対する安全性が高い
 木材は、細胞が柔軟に変形してクッションの役目をするので、例えば、大理石に比べて2から3倍の衝撃吸収能力があり、床や壁に木材を上手に使用することは、転倒などによるけがの防止につながります。
 
 ○木材は目に優しく健康に良い
 木材は、紫外線をよく吸収するため、木材から反射する光にはほとんど紫外線は含まれず、目に与える刺激も小さく、木材は目にやさしい材料であるといえます。
 また、人の生理面や心理面に良い影響を与えることが知られており、例えば、特別養護老人ホームでの調査によると、木材を多く使用している施設では、インフルエンザにかかったり、転んで骨折をしたりする入居者が少ないという結果が出ています。
 
 ○木の香りでダニを防除
 木の香りは、体をリラックスさせ、ダニの行動を抑制します。

    
ポイント 木材は環境にやさしい

 ○再使用、再利用、再生産可能な資源
 木材は、柱や板から木質ボード、紙、さらには燃料(バイオマスエネルギー)といったように、形を変えながら何度も利用(多段階利用)することができ、一度使用した後も再利用して、繰り返し使うことにより、環境への負荷を一層少なくすることができます。

  
 ○地球温暖化防止に貢献
 木材を住宅や家具に利用し、手入れをしながら大事に使い続ければ、木材の中に固定された炭素をそれだけ多く、長い間蓄えることになり、大気中のCO2濃度が上昇するのを抑えるのに役立ちます。

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このページの作成所属
環境農林水産部 みどり推進室森づくり課 森林支援グループ

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