平成29年度の「大阪の子どもを守るネット対策事業(文部科学省委託事業)」の取組について、ご紹介しています。
第一部では、府内の小中高校生約30名が、6月から3回のワークショップを通してスマートフォン等の適切な使い方について考え、独自に取り組んできた成果を発表しました。スマホの適切な使い方を啓発する動画4種類、言葉では伝えにくい気持ちを表すスタンプ、小学生によるスマホ啓発ソングなど、子ども達の考えがよく伝わってくる発表ばかりでした。
第二部では「適切なネット利用対策実践事例プレゼンコンクール」で優秀事例となった3校からの発表、第三部では「スマホ・ネットを介した被害防止」及び「スマホ・ネット利用の低年齢化対策」について高校生等から活動報告を行いました。第四部では小中高校生と大人とのトークセッションが行われ、最後にスマホの使い方に関する「OSAKAスマホ宣言2017」を宣言。今後も子どもと大人が一緒にスマホ利用を考えていくことを会場全体で確認しました。
【OSAKAスマホサミット2017メンバー11校】
大阪狭山市立狭山中学校、寝屋川市立第八中学校、高石市立高石中学校、摂津市立第三中学校、大阪市立南高校、
大阪市立九条南小学校、大阪府立野崎高校、交野市立第四中学校、東大阪市立布施中学校、和泉市立石尾中学校、
堺市立福泉南中学校
【コーディネーター・学生サポーター】
コーディネーター:竹内 和雄 兵庫県立大学准教授
学生サポーター:兵庫県立大学ソーシャルメディア研究会、大阪教育大学の大学生、羽衣学園高校の卒業生
【プログラム】
13時 開会
司会:中学生、高校生
主催者事務局挨拶:大阪府青少年・地域安全室長 芦田 善仁
来賓ご挨拶:総務省近畿総合通信局電気通信事業課長 吉田 丈夫 様
13時10分 第一部 スマホサミットメンバーからの発表
1. OSAKAスマホサミット2017までの道のり・・・6月から始まったワークショップの様子をまとめた動画を放映しました。
2. 約7万人の府内小中高校生に聞いた「OSAKAスマホアンケート2017」結果発表!
スマホの利用実態に関するアンケート結果を発表しました。
<OSAKAスマホアンケート2017結果>
スマホアンケート分析結果はこちら
● アンケート項目⇒【小学1年生から3年生用】スマホアンケート [Wordファイル/159KB]
【小学4年から高校生用】スマホアンケート [Wordファイル/72KB]
3.スマホサミットメンバーからのメッセージ
アンケート結果を踏まえ、参加メンバーで考えた適切なスマホ利用の啓発方法を発表しました。
<動画1> タイトル:「なりすまし注意」
<動画2> タイトル:「ネット詐欺注意」
<動画3> タイトル:「ネット依存に注意」
<動画4> タイトル:「スマホ研究所」
<SNSスタンプ> 直接言いにくい気持ちをスタンプであらわしました!
スタンプの他にも、高校生がこんなキャラクターを考えてくれました!三人あわせてスマホです!
<すうやん> <まきりん> <ほっくん>
<スマホソング> スマホの適切な利用について分かりやすく伝えるために、歌をつくりました!
14時20分 第二部「適切なネット利用対策実践事例プレゼンコンクール」発表会
優秀事例3校から、各校の取組みを発表してもらいました。
適切なネット利用対策実践事例プレゼンコンクール事例集はこちら [Wordファイル/9.39MB]
<東大阪市立布施中学校の発表> <高石市立高石中学校の発表>
<大阪市立九条南小学校>
14時45分 第三部「スマホ・ネットを介した被害防止」及び「低年齢化対策」について活動報告
8月に開催した「スマホに潜む危険を考えるシンポジウム-デートDV&JKビジネス2つの事例から-」について、高校生が
実施報告をしました。
10月に交野市の小学校5校で小学2から4年生を対象に実施した大学生講師による「ネット・SNS安全教室」について実施報告を
行いました。
<10月に実施した授業の様子>
15時 第四部 スマホ利用を考えるトークセッション
スマホアンケートの結果を見ながら、小中高校生の代表とPTA代表のみなさんに、スマホの利用実態についてお話いただきました。
15時45分 OSAKAスマホ宣言2017「私たちが考えるスマホの適切な使い方」
サミットメンバーがまとめあげた「スマホ利用のルール三カ条」をスマホ宣言として発表しました。
15時55分 激励のことば ⇒ 閉会 ⇒ 全員で記念撮影
小中高校生の力強いスマホ宣言を受けて、嶋田青少年課長から「この取組みを学校や地域で広げてほしい」との激励のことばが
贈られました。このスマホサミットにとどまらず、大阪府内の全ての市町村でこのような取組みが実施されるよう望んでいます。
【参考資料】
○ OSAKAスマホサミット2017当日配布資料 [Wordファイル/2.04MB]
○ OSAKAスマホサミット2017開催チラシ [PDFファイル/269KB]
日 時:平成29年10月29日(日曜日)午前9時半から12時
会 場:大阪市立南高校
参加者:スマホサミット2017メンバー11校の小中高校生 約30名
第2回ワークショップで決めた啓発ツールを完成させるため、それぞれ役割分担して撮影や作業を行いました。 動画作成班は、
みんなが持ち寄ったシナリオをもとに、注意喚起や啓発のための動画を撮影。スタンプ班は、相手には直接伝えにくいことを
表現するためのスタンプを作成。
メンバーが作った動画やスタンプは、12月10日のOSAKAスマホサミット2017で発表します!
1.シナリオをもとに話し合います。 2.こちらの班は和室で撮影するようです。 3.撮影に使う小道具も手作りします。
4.配役を決めて、シナリオを確認。 5.スタンプを作成。どんな絵なら伝わるかな? 6.いざ撮影!どんな動画かはお楽しみに。
日 時:平成29年9月10日(日曜日)午前9時半から12時半
会 場:大阪府咲洲庁舎44階 大会議室
参加者:上記スマホサミット2017メンバー11校の小中高校生 約30名
ファシリテーター:兵庫県立大学 竹内和雄准教授 及び 竹内研究室学生
学生サポーター:大阪教育大学の学生
参加者は府内各地から集まった約30名の小中高校生。同年代のスマートフォンの利用実態を把握するアンケート調査の
実施結果からわかったことについて話し合い、グループ毎に発表を行いました。また、各グループで話し合った案の中から、
投票によりOSAKAスマホ宣言2017を決定しました!
1.7万人のアンケート結果を皆で見ました。 2.分析結果から分かったことを話し合います。 3.問題点を解決する方法をまとめます。
4.皆の前で発表!少し緊張します。 5.スマホ宣言の案を考えます。 6.投票によりスマホ宣言が決まりました!
多くの小学生が所有している携帯ゲーム機(ニンテンドー3DS等)に備わっている子どもを守るための機能について学び、
参加者同士の意見交換を通して、子どもにゲーム機やスマホを使わせる際のヒントを探りました。
日時 平成29年9月19日(火曜日)午後2時から(受付は1時30分から)午後4時
日 時:平成29年8月21日(月曜日) 午後2時から午後5時
会 場:生野区役所 6階会議室
共 催:大阪の子どもを守るネット対策事業実行委員会(文部科学省委託事業)
生野区地域福祉アクションプラン デートDV防止推進チーム(合同事務局:生野区役所・生野区社会福祉協議会)
【参加校】
大阪府立勝山高校、大阪府立かわち野高校の生徒6名
【コーディネーター・学生サポーター】
コーディネーター:兵庫県立大学 竹内 和雄 准教授
学生サポーター:兵庫県立大学ソーシャルメディア研究会、園田女子大学、大阪教育大学の大学生
【プログラム】
午前 ワークショップ
3つの班に分かれ、JKビジネスやデートDVについて府内で実施した意識調査をもとに議論。また、午後のシンポジウムでの
役割分担を行いました。
午後 シンポジウム
元気の良い司会者の挨拶で開会!主催者挨拶、コーディネーターの兵庫県立大学竹内和雄准教授の基調講演のあと、
高校生によるアンケート結果の発表を行いました。
1.基調講演 2.アンケート結果発表
竹内准教授のコーディネートのもと、アンケート結果をもとに高校生と大学生によるパネルディスカッションを行いました。
<主な意見>
○JKビジネスという言葉を知らないだけで、女子高生と散歩するとか、そういう業態があることを知ってる人はもっと多いと思う。
○働くよう誘われても絶対断ると回答した人が約83%だけど、条件が良かったら働くかもしれないと答えた人も約7%いる。もし、友達が働くと言ったら絶対とめる。
○JKビジネスで働くことを危険だと思っている割合が6割とは低い。被害の実体験をもつ人を学校に招いて講演してもらうとか、もっと危険性を啓発する必要があると思う。
○このシンポジウムをきっかけに、同世代に注意喚起する活動に取組んでいきたい。
3.パネルディスカッション 4.記念撮影
会場からも質問があがり、最後は会場全体で討論を行うなかで、高校生と大人の意識の違いをお互いに理解したうえで、
一緒に問題解決に向けて取組んでいく重要性を確認しました。
【参考資料】
スマホに潜む危険を考えるシンポジウム アンケート結果発表資料(JKビジネス) [その他のファイル/153KB]
スマホに潜む危険を考えるシンポジウム チラシ[PDFファイル/897KB]
■いわゆる「JKビジネス」に対する高校生を対象とした意識調査
実施方法:府立及び私立の高等学校に呼びかけ、協力意向のあった学校で紙面による調査
実施期間:平成29年5月から7月
回答者数:9校3,026人(高校生)
調査結果:いわゆる「JKビジネス」に対する意識調査集計結果(単純集計) [Excelファイル/51KB]
いわゆる「JKビジネス」に対する意識調査アンケート用紙 [Wordファイル/29KB]
日 時:平成29年6月11日(日曜日)午前9時半から12時半
会 場:大阪府咲洲庁舎44階 大会議室
参加者:上記スマホサミット2017メンバー11校の小中高校生 約30名
ファシリテーター:兵庫県立大学 竹内和雄准教授 及び 竹内研究室学生
学生サポーター:大阪教育大学の学生 及び 羽衣学園高校卒業生
参加者は府内各地から集まった約30名の小中高校生。年齢の違う参加者たちがスマートフォンを切り口に活発に意見を出し合い、班ごとに発表しました。参加者それぞれの取組みたい課題が浮き彫りになってきたようです。そして、次回までに同年代のスマートフォンの利用実態を把握するアンケート調査をすることになりました。
1.緊張をほぐすためアイスブレイク 2.スマホのいい所と悪い所を付箋に書きます 3.付箋をカテゴリ別に貼っていきます。
4.コメントをつけ題名を考えます。 5..さあ、班ごとにプレゼンです! 6.次回に向けた課題を確認します。
<今後の予定>
第2回ワークショップ 平成29年9月10日(日曜日)午前9時半から12時 大阪府咲洲庁舎44階 大会議室(予定)
第3回ワークショップ 平成29年10月29日(日曜日)午前9時半から12時 大阪市内の学校(予定)
OSAKAスマホサミット2017 平成29年12月10日(日曜日)午後1時から4時 大阪市立子ども文化センターホール(予定)
スマホ・SNS等のネットトラブルから子どもを守るため、具体的なトラブル事例とその回避策について、主に教職員や保護者を対象に研修を行います。(本研修は大人が対象です)
<研修概要>
対 象:教職員、PTA・保護者、警察職員、青少年指導者 等
時 期:平成29年6月から12月(お申込みは11月末までにお願いします。)
お申込み方法:下の基本研修メニューから、希望する研修メニューを選択し、希望時期等を記載して事務局にお申込みください。
事務局で講師と日程等について調整のうえ、ご連絡させていただきます。学校等への出前研修も可能です。
費 用:講師謝金、旅費等は、原則不要です。(一部、ご負担いただく場合があります。)
研修メニュー ○ NTTドコモ 「スマホ・ケータイ安全教室」
○ KDDI 「スマホ・ケータイ安全教室」
○ J:COM 「J:COMあんしんネット教室」
○ デジタルアーツ(株):最新のネットトラブルへのフィルタリング活用法
○ (株)ディー・エヌ・エー:スマホ実機の体験型研修
○ LINE(株):主に無料通話アプリLINEに関するもの
○ グリー(株):「正しく怖がるインターネット 事例に学ぶ情報モラル」
<参考資料> H29年ネットトラブルから子どもを守る研修会への講師派遣(裏面申込書) [Excelファイル/24KB]
<昨年度の様子>
第1回実行委員会を平成29年5月30日(火曜日)に開催し、今年度の事業計画等を決定しました。
第2回実行委員会を平成30年1月30日(火曜日)に開催し、今年度の事業の実施報告・総括を行いました。
○平成28年度の取組ページはこちらをクリック⇒H28の取組ページ
○大阪の子どもを守るネット対策事業のトップページ⇒ネット対策事業のページ
このページの作成所属
政策企画部 青少年・地域安全室青少年課 健全育成グループ
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