クィーンズランド州(オーストラリア)との交流

更新日:2023年3月30日

クィーンズランド州の概要

 オーストラリアの北東部に位置するクイーンズランド州は世界遺産にも登録されているグレート・バリア・リーフや、観光の人気スポットであるケアンズ、ゴールドコーストを有する。
 クイーンズランド州と日本との関係は、豪州の中でも歴史的に最も古く、1874年に日本からの最初の移民が渡豪したとの記録が残っており、1896年には豪州で最初の日本国領事館が州北部のタウンズヴィルに開設された。
 戦後は、石炭、肉類、非鉄金属、砂糖を中心とした日本への輸出が急速に拡大し、現在、日本はクイーンズランド州にとって、中国に次ぐ貿易相手国である。
 また、観光、短期のホームステイなどにより日本から年間多くの日本人が同州を訪れている。

面積

 173万平方キロメートル(大阪府の912倍)

人口

 520万人(2021年・クィーンズランド州統計局)(大阪府の0.59倍)

地理・気候

  州都であるブリスベンは北半球で考えると沖縄の那覇と同じ緯度にあたり、亜熱帯地方に属するため
 年間を通じて概して温暖な気候。ケアンズ等、北の地域は赤道に近いため、熱帯に属する。

州都

 ブリスベン(251万人)(2019年・オーストラリア統計局)

首長

 首相 アナスタシア・パラシェイ(2015年2月就任)

政治

 ・議院内閣制、1院制(他州では2院制が主)定数89名、任期3年
 ・州政府は連邦政府の専管事項(外交、国防、移民、通貨等)を除く分野(教育、産業開発、環境問題
   等)で広範な権限を有する。
 ・クィーンズランド州には、連邦と同様、エリザベス二世英国女王の王権を表するものとして、総督が置
   かれている。州総督は、内閣の助言に基づいて形式的に王権を代表するが、実際には議会及び議会
   における多数党により組織される内閣が王権を行使する。

経済・産業

 ・リゾート地として有名なゴールドコーストや世界最大の珊瑚礁であるグレート・バリア・リーフなどの観
   光資源に恵まれている。
 ・農業、鉱業、林業など豊富な天然資源の生産を中心に発達した州だが、最近では、製造業の発展と
   多様化が著しい。
 ・クィーンズランド州にとって日本が第2の貿易国で、日本に対する関心も強く、日本企業も多数進出し
   ている。
 ・州総生産額(GSP) 3,357億豪ドル(2018-19年)     経済成長率  1.6%(2018-19年)

ホームページ

 http://www.qld.gov.au/(外部サイト)(英語)

クィーンズランド州の
自治体と友好関係にある
府内の自治体

 高槻市:トゥーンバ   (1991年11月13日提携)
 枚方市:ローガン     (1995年3月14日提携)
 摂津市:バンダバーグ (1998年11月9日提携)

特記事項

 ・オーストラリアでは、LOTE POLICY( LOTE: Languages Other than English)と呼ばれる、日本語を含
   む外国語教育政策を行っている。クィーンズランド州では、初等・中等教育、高等教育機関において
   多数の生徒が日本語を学習している。

交流提携に至る経緯 

 1982年(昭和57年)にクィーンズランド州首相が来阪して以来、さまざまな交流が行われてきたが、1988年(昭和63年)5月4日、府知事が同州を訪問した際、正式に友好関係を樹立した。

このページの作成所属
府民文化部 都市魅力創造局国際課 都市外交グループ

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