この度、「日本万国博覧会記念公園太陽の塔」が、「第29回BELCA賞(ベストリフォーム部門)」を受賞しました。
BELCA 賞とは、公益社団法人ロングライフビル推進協会が、長期にわたって適切な維持保全を実施したり、優れた改修を実施した既存の建築物のうち、特に優秀なものを選び、その関係者を表彰する賞です。
「日本万国博覧会記念公園太陽の塔」は、故・岡本太郎氏がデザインし、1970年の大阪万博にて多くの来場者を魅了しました。
万博終了後も保存の声を受け、人が入ることができない工作物として残っていましたが、2008年にスタートした「太陽の塔再生事業」により、構造や防災の側面からも十分に安全な建築物として改修し、再び内部に人が立ち入ることができる展示施設として再生させました。
太陽の塔が、社会的・物理的な状況の変化に対応して、今後の長期使用のビジョンを持って、蘇生させる、もしくは飛躍的な価値向上等をさせるリフォームがなされた模範的な建築物であるとして表彰を受けるに至りました。
◆日本万国博覧会記念公園太陽の塔耐震改修工事を動画にてご覧いただけます!
工事の概要から施工方法、工事中の様子などを動画でご覧いただけます。
⇒動画「The Legacy of EXPO'70 Rebirthリバース太陽の塔 内部再生事業の現場)』 (作成:株式会社大林組) ※外部サイトで開きます。
◆日本万国博覧会記念公園太陽の塔耐震改修工事の概要
所在地:大阪府吹田市千里万博公園1番1号
竣工年:1970年(昭和45年)
改修年:2018年(平成30年)
用 途:(改修前)博覧会・展示会施設、(改修後)展示場
所有者:大阪府
設計者:大阪府住宅まちづくり部公共建築室、株式会社昭和設計
施工者:株式会社大林組
⇒工事の概要はこちら
◆BELCA賞について
BELCA賞は、公益財団法人ロングライフビル推進協会が、長期にわたって適切な維持保全を実施したり、優れた改修を実施して現在も活用されている模範的な建築物を選び、その関係者を表彰することにより、わが国におけるビルのロングライフ化に寄与することを目的に実施されている表彰制度です。
本賞は、優れた改修を実施した既存の建築物から選ぶ「ベストリフォーム部門」と長期にわたって適切な維持保全を実施した建築物から選ぶ「ロングライフ部門」の2部門からなり、学識経験者と建物所有・設計・建設・設備・メンテナンス分野の実務に精通した委員からなる「BELCA賞選考委員会」により審査が行われ、両部門合わせて10件以内の建築物が選ばれるものです。
BELCA賞の概要はこちら(外部サイト)をご覧ください。
このページの作成所属
都市整備部 住宅建築局公共建築室一般建築課 設計工事第二グループ
ここまで本文です。