令和2年（2020年）11月18日の記者会見で使用した資料の説明

会見項目「国際金融都市の実現に向けた挑戦について」で使用した資料

国際金融をめぐる世界の情勢

• 国際金融都市とは、世界的に事業を展開する銀行や証券会社などが拠点を構え、国際金融取引の中心となる都市。
• 代表格は、歴史的に有力な金融機関が本拠地を構えるニューヨークとロンドン。
• 英国のEU離脱や香港での国家安全法制の導入など地政学的なリスクが高まる中、国際金融をめぐる情勢は変化の兆し。

国際金融における日本の現状

• 日本では東京証券取引所に取引が集中。また、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、あらためて危機事象発生時における東京一極集中のリスクが顕在化。一方、海外の主要国では、異なる機能を有する複数の金融都市が存在。
• 世界的な都市間競争の中、日本全体の成長力を高めるため、東京だけでなく国際競争力を持つ複数の金融都市が必要。　

国際拠点都市としての大阪の強みと目指す都市像

• 大阪は「天下の台所」と呼ばれた商業都市であり、世界で初めて先物取引を行うなど、民間の自主的な活動や独創的なアイデアで発展してきた都市。新たなビジネスチャンスに溢れ、国内外の起業家･投資家にとって非常に魅力的な都市。
• 東京とは異なる個性と機能を持った国際金融都市として、大阪が日本全体の経済成長をけん引していく。

国際金融都市の実現に向けた挑戦

• 現在の国際情勢等も踏まえ、年内に大阪府・大阪市・経済団体等を中心にした準備組織を立上げ。趣旨に賛同する事業者等の参加を募りながら、ポストコロナに向けて、実施可能な取組みから順次スタート。
• 国際金融都市の実現により、積極的な投資による大阪経済活性化や、関連産業の雇用創出、府民の資産運用・形成などの効果を生み出し、日本の成長をけん引する「副首都･大阪」の実現に資する。

会見項目「万博の桜2025植樹式について」で使用した資料

万博の桜2025植樹式について

• 万博の桜２０２５は、府民、市民の皆さんからの寄附を募り、２,０２５本の桜を植え、万博を迎えようという取組。
• 今回の植樹式を機に幅広く寄附を働きかけるなど、一気に機運を広めていきたい。

会見項目「SNS等インターネットを活用した子どもの被害防止のための啓発について」で使用した資料

 SNSに起因する子どもの性被害の状況

• 全国的にＳＮＳに起因する児童ポルノや児童買春などの性被害を受ける子どもの数は増加傾向にある。また、子どものスマートフォンの所持率は年々増加している。
• 子どもの性被害を未然に防ぐためには、これまでの啓発に加え、SNS等で危険に近づいているおそれのある子どもや危険を誘発するおそれのある大人に対象を絞り込み、啓発を行うことが必要である。

SNS等を活用した子どもの被害防止のための啓発

• インターネット広告を活用し、SNSやインターネットの検索エンジン上で「パパ活」や「ママ活」など性被害を誘発するおそれのある書き込みや検索を行う子どもや大人に対して、当該者のSNS等の画面上に注意喚起のメッセージ広告を表示させる。

おおさかSNS子ども安心サイトの活用について

• SNSを活用した啓発とあわせ、子どもが安心して相談できるよう、「おおさかSNS子ども安心サイト」の充実を図る。
• 子どもたちには、このサイトをどんどん活用し、危険な目に遭わないように気をつけていただきたい。