平成24年(2012年)8月22日 知事記者会見内容

更新日:平成31年4月8日

記者会見項目

  • 「大阪らしい新たなエネルギー社会」創造に向けた提案募集について
  • 質疑応答


「感動大阪大賞」について

 職員

 それでは、定例記者会見を始めさせていただきます。
 まず、知事からご発言がございます。

知事

 まず、先日のロンドンオリンピックで大阪のゆかりの選手が大活躍をしていただきました。多くの府民の皆さんに勇気や元気をもらったと、非常に喜んでいます。そこで、背泳ぎの200メートルで銀メダルを獲得された入江選手をはじめ、メダルを獲得されたそういう大阪ゆかりの選手の皆さんに感謝の気持ちを込めて、感動大阪大賞というものを贈呈したいと考えています。喜んでいただけるかどうかわかりませんけど、とにかくその気持ちをお伝えしたいということで、部局を通じまして、ご連絡をさせていただきたいと、そう思っております。

「「大阪らしい新たなエネルギー社会」創造に向けた提案募集」について

 次に、今年の夏の電力需給ですけれども、安定した状態が継続をしております。節電効果は10%程度出ているという分析もあり、お願いしている目標をおおむね達成しているのではないかと思います。9月の節電期間終了まで引き続きご協力をお願いをしたいと。
 「大阪らしい新たなエネルギー社会」の創造に向けたアイデアの公募について、7月末から2カ月間お寄せいただきました提案を取りまとめいたしましたので、ご報告します。
 エネルギー関連企業のほか、プラントメーカー、廃棄物処理など様々な業種の民間企業等から電力供給拡大や新エネの産業事業化などについて、50件の提案をいただいております。
 中でも、数万キロワット程度の天然ガスの発電所施設、廃棄物処分場を活用したメガソーラーやバイオマス発電施設などの設置は、事業者側が早期に実施したいという意向もあり、実現をすれば、大阪における供給力の拡大や新しいビジネスの展開になると考えているものでありまして、期待をしております。府として何か後押しすることはないかということで、検討を指示しております。
 また、提案には、国の制度改正、規制緩和を求めるものや、電力会社の対応を求めるなども含まれるため、整理した上で、関係者に働きかけるとともに、府市エネルギー戦略の策定をはじめ、様々な方策を検討する際の参考にさせていただきたいと思っております。
 同時に、節電への取組みや今後のエネルギーのあり方について、企業や住民の皆様方にアンケートを実施いたしましたので、特に注目をしたい内容についてご紹介をいたします。
 企業アンケートでは、照明や空調等の節電は、ほぼすべての企業で実施の意向です。大企業に比べ、中小企業では生産活動のシフトなどより踏み込んだ対応を考えられております。将来のエネルギーのあり方については、8割以上の企業が改革を望まれており、企業の維持、成長を促す方向で改革が最も求められております。
 住民アンケートでは、節電について、多少我慢が必要であったり、お金がかかっても幅広く実行するという声が多く、節電意識の高まりが感じられました。また、今後については、電気使用状況の見える化など、家庭の節電や、停電のない地域づくりといった地域の安全安心につながるサービスや制度を求める声が多いということです。
 詳細の資料は、ご確認をいただきたいと思います。
 こうした結果も踏まえ、今後の節電対策の検証や中長期的な観点から取組みを進めていきたいと思います。

「大阪880万人訓練」について

 次に、大阪880万人訓練についてです。前回の会見でも申し上げましたが、9月5日午前11時、大阪880万人訓練を実施します。訓練に先立ちまして、府民の皆さんには、ご自身の携帯電話が緊急速報メールを受信できる機種かどうかをまず確認していただきたい。受信できる機種であっても、設定が必要な場合がありますので、携帯電話会社のホームページをご覧いただくか、各社へ直接問い合わせをお願いします。比較的古い機種は対応しておりませんが、当日、府内で約350万台にメールが届くと想定しています。
 携帯電話をお持ちでない、あるいは、受信対応をしていない機種をお持ちの方にも訓練に参加いただけるよう、学校や市町村での案内、鉄道の駅のポスターなど、事前にお知らせをしております。報道各社においてもご協力をいただいているところでありまして、先日も朝のニュース番組や新聞紙上で取り上げていただきました。当日は、各市町村の野外スピーカーなどで訓練についてお知らせするなど、携帯電話緊急速報メールを受信できない方も含めて、880万人全員で訓練の実施を目指したいと思っています。
 訓練まであと2週間です。報道各社の皆さんにも事前のお知らせについて引き続きご協力をお願いいたします。
 私からは以上です。

質疑応答

「感動大阪大賞」について

 職員

 それでは、ご質問をお受けしてまいりたいと思います。まず、幹事社の朝日新聞の加戸さん、お願いします。

記者

 幹事社の朝日新聞です。何問か。まず、お顔は大丈夫ですか。どうされたんですか。

知事

 頭突き入れられた、その扉に。あの扉、重たいで。眼鏡曲がってな、読まれへん、遠くを。

記者

 入るときにぶつけられたんですか。

知事

 そうそう。せやねん。

記者

 手当てなさってください。

知事

 はい、ありがとうございます。

記者

 まず、ロンドンオリンピックの感動大賞なんですが、これは、対象になるメダリストというのは何人、あるいは何の競技になるのかもしれませんけど、何人いらっしゃいますか。

知事

 今、それは、いろんな大阪にゆかりの人というのがいらっしゃいますので、学生時代過ごしたとか、所属しているのが大阪本社企業だとか、そういう色々な大阪ゆかりの人がありますので、今、ちょっと固定をしておりません。全てのゆかりのある人に一度声をかけさせていただくと。相手にとって、いやちょっと大阪ゆかりじゃないよと、違う都道府県が関係深いので、そこからもらう前に先に大阪でということになると、ちょっと自分の一番近い地域の住民の皆さんに気を使われることもあるかもしれませんから、だから、ちょっとそこはこれから部局のほうで一応ご連絡をとらせていただいて、決めたいと、こう思っています。

記者

 今はっきりしているのは、入江選手、あの方は天王寺区ご出身だと思うんですけども、それ以外にははっきり決まっていらっしゃる方って何人かいらっしゃるんですか。

知事

 いや、それはほぼ、学生時分を過ごしていただいている人は大阪ゆかりということでご了解いただけると思いますけどね。でも、それぞれの人の了解をとってということにしたいと思います。

「原発の再稼働」について(1)

記者

 夏の節電なんですけれども、おおむねでんき予報でも90超えた日はほとんどなくて、順調にきていると、計画停電もなしで済みそうだという状況なんですけれども、一方で、そもそも大飯原発を再稼働する必要があったのかどうかという話にもなっていて、大飯が再稼働しなくても十分に足りたのではないかと、エネルギー戦略会議のメンバーの中もそういう声が上がっていますが、一方で、関電は、いやいや大飯がなければ足りなかったし、冬に向けては、さらに美浜などの原発の再稼働を目指していくというようなことを社長が言ったりしているわけですけども、この点、知事はどんなふうにお考えですか。

知事

 結果論としては、事実として、今の需給の数字を見ていますと、なくてもいけたというのが結果論だと思います。ただ、あくまで結果論ですから、あの時点で再稼働することなく、火力の故障等があれば、やはりこれは停電という、そういうリスクはあったことは事実だと思います。ただ、今の需給の数値を見ていますと、これ以上、さらに大飯3、4号機以上に再稼働を規制委員会もできていない中で、急ぐ必要はないとこう思っています。
 まず、やはり国会において規制委員会すらまだ立ち上がらないというのが、これは本当に電力行政というか、国会の不作為状態じゃないかなと僕は思ってしまいますけどね。まさにそういう規制委員会の立ち上げも、これ、政局化してしまっていると今、ちょっと感じています。
 だから、結果論としては数字を見ていると、ぎりぎりですけど、なくても何とかこの夏は乗り切れたんじゃないかなと。ただし結果論です。

記者

 政権も、新規制委員会が立ち上がって以降ということは言っているわけなんですけども、少なくとも今の段階で、ほかの原発を早急に動かす必要はないというお考えだということですね。

知事

 今の状況を見れば。節電のアンケートにもありましたけど、ほぼ全国でその節電の意識というのは非常に高くなっていると。そして、自らそれぞれが実行していただいていると、その結果としてです。その結果が、やっぱり電力の現在の需給状況に、これは如実にあらわれているとこう思います。

「知事のツイッター」について(1)

記者

 次なんですけども、知事が休暇中の14日に、大阪府内で豪雨があった際に、知事が書かれたツイッターの表現が、批判を浴びて知事ご自身もツイッターで、翌日にお詫びのコメントを出されましたけれども、改めてあの日、どのような対応をしていたのか。最初のつぶやきについてはどのようなことで書かれたのか。その後、大きな批判が起きたことについてどうお考えなのかということについて、お聞かせいただければと思います。

知事

 僕、休んでいました。11日から夏休みに入りまして、休み中はものを読んだり、資料を確認したり、後は好きな本をずっと読んでいました。できる限り、テレビはあまり見ないと、報道も見ないと。何かあれば、携帯ではしっかり緊急連絡は入ることになっておりましたんで、携帯電話だけそばに置いて、ほとんどは静かに過ごしていまして、ツイートをつぶやいた時点ではその携帯への連絡もなかったもんですから、大阪の現状というのが自分自身がわかっていなかったと。
 ただ、そのつぶやきの趣旨については、ツイッターの趣旨については、その後に書かせていただいたように、その自然の豪雨について大騒ぎしているようなことの話ではなくて、政局についての話でつぶやきをしたと。ただ、そのことで被害に遭われた皆さん方が不愉快な思いをされているということで、そういう返信も僕のところにはありましたんで、それについてはちょっと配慮が足らなかったと、申し訳ないということで謝罪をしたと、こういうことです。
 今これ、ばち当たったのかな。

記者

 そのつぶやきの時点では、14日の10時だったと思いますけども、連絡がなかったということなんですけども、そうすると、前日から大雨洪水警報が出ていて警戒態勢が入っていたのに、知事のところに連絡が行っていなかったのかって問題になると思うんですけども、その点は……。

知事

 僕に連絡をして、僕の指示を必要とする場合は、組織のほうから必ず連絡があります。僕が災害対策本部を立ち上げなければならない状況にそのときあったのかというと、そこは危機管理監のもとで、僕に連絡をするところの必要性というのは、まだそこまでの状況に至っていなかったと。だから、僕自身に連絡を取る必要性については役所としてはそういう認識に立たなかったと。それで、普段の危機管理体制、これは組織としてしっかり決めてきていますんで、その中で十分な対応をやっておったということです。そういう報告を受けています。

記者

 あの時点では、知事はまだ福岡にいらっしゃったんですか。

知事

 福岡に行っていました。

記者

 連絡というのは、メールとかじゃなくて携帯に電話がかかってくるという?

知事

 ええ、緊急の場合は携帯です。

記者

 その電話がかかってきている状況じゃなかったので、少なくとも知事のご判断を仰がなきゃいけないような状況に、当時はなかったと。少なくとも知事はそういうことは知らなかったということなわけですね。

知事

 はい。

「みんなの党との連携等」について(1)

記者

 なるほど。次、政務なんですけれども、20日に橋下代表と松井幹事長が、渡辺みんなの党代表と会談されたということが一斉に報じられています。
 会談の中身は報道によってややトーンが違いますが、おおむねはみんなの党と維新の連携、もしくは合流、あるいは渡辺代表が対等の合併を提案したという報道もありました。
 今回の会談は渡辺さん側から申し出があったものなのかどうか。それで、どのようなお話し合いがされたのかについてお聞かせいただければと思います。

知事

 これは、合併とか対等に連携とか言いますけれども、大阪維新の会は政党でも何でもないんで、政党同士がどうだという話ではなくて、政策で今、維新八策というそういう政策を、大阪維新の会の中では、これは意思決定をいたしました。だから、それについて渡辺代表、渡辺代表以外にも他にも国会議員の皆さんから、我々が掲げている政策の方向性とか、そして、行政のあるべき姿論とか、こういうものが一致するかどうかと、政策の中身の話を色々とさせていただきました。自然に政策が一致するなら、その政策を実現する政治集団が新しく、僕はできるのが自然な流れではないのかなと。
 だから、どこと組むとか誰とやるということじゃなくて、何をやるというのの何をという部分が、我々にとっては維新八策と言われている部分ですから、それを我々は実施できるそういう政治の集団をつくっていきたいんですということを申し上げただけです。だから、どこかの政党の組みたいとは一切思っておりません。

記者

 かねてより、みんなの党は、都構想をはじめ、政策的には近いということは知事ご自身もおっしゃっていたと思うんですけども、その政策として一致し、実施できる集団をつくっていきたいというお話をされたということですけれども、渡辺さんから、いざ手を組んでですね、例えば維新の会は大阪が中心ですから西日本でやっていくと、みんなの党は、どちらかといえば東日本に基盤がある議員さんが多いわけで、その辺で具体的に手を組んでやってこうとか、そこまで踏み込んだお話にはなっていないんですか。

知事

 いや、なっていません。大体、僕らは政党ではないので、例えば大阪維新の会の代表橋下市長も、今現在、現職の国会議員だと、僕も現職の国会議員だと、それで10名ほどの政党をつくっているということであれば、政党同士どうだという話があるのは当然だと思うんですけど、僕らは政党じゃなく、そして、大阪維新の会から、今の現職のメンバーから国会議員を大勢出していくということを目標にしているわけでも何でもないんです。だから、こういう維新八策なるものを現在の現職の国会議員の皆さんが、過半数以上そろって今でもやってやるよと、TPPの交渉参加をするとか、エネルギーの問題とか、今でもやるからということを言っていただいたら、僕らは政治闘争をする必要性はなくなってくるわけです。でも、それが、今の現職の皆さん方では、これまでも、道州制を含む地方分権もそうですけど、言い続けても、公約に掲げられても、現実、今できていない。その状況の中なので、次はこういうことをやるというのを本気でやる人、覚悟のある政治家の皆さんの集団をつくっていただきたい。だから、そのために僕らがそういう政治活動をやっているということです。

記者

 やや念押しみたいであれなんですけども、一緒の政策集団としてやっていくという話について、20日の会談で、渡辺代表と松井さん、橋下さんの間で一致した、合意したということではないということですか。

知事

 いや、違いますよ。

記者

 はい、わかりました。幹事社からは以上です。

 職員

 先ほど、知事の発言の中で、情報がいつ入ったかという質問でお答えさせていただいたんですけれども、知事が申し上げました、連絡して指示を必要とする場合とか、災害対策本部を立ち上げる必要性がなかったから連絡がなかったという趣旨を申し上げまして、通常の被害状況の報告につきましては、14日の朝10時に被害状況の報告を危機管理室のほうからいたしております。

知事

 メールでね。

 職員

 メールで、はい。ほかにご質問はございますでしょうか。どうぞ。

記者

 ABC、木原です。よろしくお願いします。みんなの党の関連でお伺いしたいんですが、連携について一致はしていないし、維新側からは政策が一致するならという話をされたというのはわかりましたけれども、渡辺代表のほうからこういう形での連携はあり得ないのかというような問いかけは全くなかったんでしょうか。といいますのは、江田幹事長が、昨日、会見で、要するに数人だけ引っこ抜くことはあり得ないと、要するに党と党としての連携の形を考えたいとおっしゃっていますので、当然そういう投げかけがあったんだと思いますけれども、その点はいかがでしょう。

知事

 僕たちが、例えば江田幹事長がおっしゃるように何人かだけ引っこ抜くなんていうことを、そういう引き抜き工作を一切やっていませんので、今、色々とみんなの党さんで数名のお名前が出ていますけど、その皆さんは自主的に勉強会にご参加をされているわけで、我々が、この勉強会にぜひ入って、我々と一緒に道州制、地方分権をやりましょうなんていうことを一言も言った覚えはありません。したがいまして、みんなの党さんが全員揃ってどういう行動をとられるというのについて、それは、みんなの党さんの中でしっかりとお決めになればいいことでありまして、その数名の皆さんが何か我々側からのお誘いでそういう勉強会に参加されているというお考えを持っておられるとすれば、それはちょっと勘違いじゃないかなと思います。だから、みんなの党さん自身が、みんなの党としてこれからもずっとそれでやると言われるのなら、僕らは、そんなことを言わずにこうしましょうよなんていう立場にありませんから。今までそういう活動をされてきたわけですから。僕らが言ってるのは、維新八策を実現いただけるような、そういうチーム、そういう政治集団が必要なんじゃないですかと。残念ながら、みんなの党さんはそれをほぼ同じような政策の理念で掲げられてきましたけども、今の国会の状況を見ますと、何が問題かは知りませんよ、どのところで問題なのかは知りませんけど、みんなの党さんと一緒になってみんなの党さんの政策を実現しようというのは、他党に広がっていないというのが今の状況だと思います。

記者

 引っこ抜くというのは私が使って、江田さんは言っていませんので、それが悪かったんだったら申し訳ないですけれども、維新の側にそういう意図がないというのはわかりましたけども、私が伺ったのは、渡辺代表は、そういう個別合流ではなくて、全体として連携できる形を何か模索しませんかという話をなさったのではないですか。

知事

 全体としてというのは、我々は新しいものをつくりたいということは申し上げました。政策を実現するための新しい政治集団をつくりたいというのが我々の思いですということを申し上げました。だから、どこかと、それはみんなの党さんであっても、そこと組むということについては、今の僕らの考え方の中にはございませんということです。

記者

 あと、逆に、引っこ抜く気はないとおっしゃるのであれば、個別に議員が合流することも想定されているわけですけれども、これは、みんなの党に関しては、信義に基づいてそういうことはしない、個人として参加を求められても、みんなの党に関してはそういうことはしないということでしょうか。

知事

 いや、だから、先ほども申し上げましたように、一人ひとりが政治家として判断をされて、ご自身の意思で勉強会に参加されているわけですから、そこは、例えば松井に言われたからという政治決断はないんじゃないですかね。自分でこれをやるために自分は自分の進むべき道はこうだという政治判断は、個々にされるべきものやと思います。

記者

 つまり、個々で判断するので、みんなの党の議員の合流も排除しないということですね。

知事

 だから、ありとあらゆる形のそういうものは、別に排除する気持ちはありません。ただ、僕らが今までやってきている中で、例えば労働組合に完全に支えられて、我々がやってきている中で、日教組や自治労やその中の組織内にいらっしゃって、そこで完全に支えられて今まで当選を続けてきて、全然違う、僕らがやった職員基本条例や教育基本条例やとか、そういうこととは全く正反対のことをするところでずっと活動をされてきた人が、「いや、それ、全部賛成」と言われても、これはちょっと、「それは、先生、違うでしょう」ということにはなるんでしょうね。

記者

 排除しないということであれば、逆にみんなの党側から見れば、当然、引っこ抜かれるんじゃないかと思うので江田さんの発言につながったと思うんですが、ですから、当然、だからこそ全体として連携できないかということをしきりにおっしゃっているわけで、そういう話を全くなされなかったというのはちょっと想像しがたいんですけれども。

知事

 いや、だから、どこと組むなんていう話はしていませんよ、それは。これを何をやるかの話をいたしました。だって、みんなの党さんの、その引き抜かれるとかどうだとかいうことではなくて、やはりそこはみんなの党の中でこうしようということを決定されればいいだけのことだと思いますけどね、僕は。

記者

 政党論としてはそうですけれども、これまでの維新の会とみんなの党の友好関係や協力関係を考えれば、そういう意味で個別には合流しないというのはあってもいい姿だと思うんですけれども。

知事

 いや、でも、それはやっぱり一人ひとりの政治家が政治理念、信条、政策が一致する者が集まるのが政党ですから、それで、みんなの党さんも、その立党の精神の中には政界再編ということも明確に掲げられてきているわけですからね。だから、そういう中で新しいそういう政治の集団というのをぜひつくっていただきたいと。そのつくるに当たって、これをやるから集まろうというのが、我々にとっては、それは維新八策でありますし、みんなの党さんはみんなの党さんの政策があるんでしょうから、そんな中でみんなの党さんに参加をされていない、そういうグループもあるわけですから、そういう皆さんが結集できるような、そういう接着剤的な僕らは役割を果たしたいと、そう思っているだけです。

記者

 わかりました。ありがとうございます。

 職員

 それでは、共同通信の池田さん。どうぞ。

記者

 関連で少し確認させていただきたいんですが、新しい政治集団をつくりたいという思いを、一昨日、渡辺代表に伝えられたと。それは橋下さんのほうからか、松井さんのほうから、どちらから伝えられたんですか。

知事

 えっ?

記者

 その新しい政治集団をつくりたいという維新側の思いを伝えられたのは、橋下さんなのか松井さんなのか、どちらから。

知事

 いや、これは、どちらともそういう、今まで僕らはそういうことを言い続けてきましたので、まさにこの大阪維新の会というローカルパーティーも新しい地方の政治集団ですから、そういうものをつくり上げたいということです。

記者

 確認ですけど、新しい政治集団というのは、既成政党が政策で一致して進めるというイメージではなくて、これは新党というイメージ、やっぱり新党というのを指しておられるのか。

知事

 新党という、だから、政党の要件をそろえれば政党になるだけで、本来、だから先ほども申し上げましたけども、そういう政策が一致するグループを、まあ言うたら政治集団ともいうし、そこに要件として現職の国会議員の皆さんが5人そろえば政党という話になるんでしょうね。

記者

 それとあと維新の役割ということで、結集できる接着剤のような役割を果たしたいということを先ほどおっしゃいましたけれども、昨日出た公開の論議の場、そういうのをてこに、維新八策について一致してくれるような政治家を集めていくと、そういうイメージでよろしいですか。

知事

 だから、そこはフルオープンでやはり議論をさせていただいて、それは八策にも問題点もあると思うんです。何度も言っているんですけど、短期的にやれること、中長期かかること、例えば年金なんていうのは、やっぱりこれから30年、50年も、今マイナスの部分をどう埋めるかという話になりますと、そのぐらいの期間がかかってくると思うんですよ。そういうことをやっぱり現職の皆さんは現実に即していろんなご意見があるでしょうから、そういうことも踏まえた中で実現できるものをしっかりとつくっていきたいということです。

 職員

 ほかにご質問ございますでしょうか。はい、関西テレビの伊藤さん。

記者

 すいません、関西テレビの伊藤と申します。一昨日、みんなの党の渡辺代表とお会いしたときに、先ほど数名ほかの議員さんもいたとおっしゃりましたけれども、具体的にはどんな方がいらしたとかって教えていただけたりできますかね。

知事

 えっ、数名?

記者

 渡辺代表以外にも数人いらしたということをおっしゃったんですけれども。

知事

 一昨日の時点、一昨日、一緒にお会いしたと。

記者

 はい。

知事

 いや、一昨日は……。

記者

 渡辺さんだけですか。

知事

 ええ、そうですよ。

記者

 わかりました。

知事

 いろんな方からいろんなお話というか、政策的にこんなことはどうなのとかいうのは聞かれるときもありますからね。

 職員

 よろしいですか。ほか、ご質問ありますでしょうか。どうぞ、読売テレビの内田さん。

記者

 読売テレビ内田です。すいません、続いて関連で恐縮なんですけれども、先ほどもちょっと質問あったと思うんですが、松井知事らがおっしゃられた主張というのは、先ほどから答えられているから理解したんですけど、そもそも2日前ですかね、お会いしたのは、先ほどちょっと質問があったんですけど、渡辺さんからの問いかけだったのかどうかという、その辺をもう一度お願いします。

知事

 ええ、1回、1度そういう意見交換をしようじゃないかと。それは、でも、僕からも一度やりましょうよということでお話ししたこともありますしね。この間、何度かお会いしているわけですからね。そういうことです。

記者

 以前から当然交流がありまして、意見交換はたびたびされていると思うんですけれども。

知事

 ええ、選挙のときから応援にも来ていただきましたし、そういう中で意見交換をたびたびしてきました。

記者

 新しい枠組みでやりたいというようなことをおっしゃられたということなんですけれども、それはどういった話の中でそういうふうなことをおっしゃられることになったんですか。

知事

 いや、ですから、我々は我々の価値観を示して、それを実現してもらう人たちの集団をつくっていきたいんですと。この集団は、我々自身が政党ではないので、新しいものなので、こういう新しいものを政策が近いのなら一緒につくりませんかと、そういうことだけです。

記者

 すいません、同じようなことを聞くようで恐縮なんですけれども、以前からみんなの党とは政策で一致しているというのは、かねがね知事もおっしゃられていたということですので、その新しい枠組みをつくるという意味では、先ほど政党と地域政党は違うとおっしゃられましたけれども、別に個人を集めるわけではなくて、みんなの党との一部報道によると合流だとかいうことも選択肢としては考え得るかなとは思ったんですが、そういう話というのは渡辺さんのほうから出なかったんですか。

知事

 いや、そういう話は出ませんでした。

記者

 あくまで政党との連携でなくて、また別個の枠組みをつくることを基本的には主眼に置かれていると。

知事

 だから、維新八策でいろんな分野がありますよね。農業のTPPの分野とか、エネルギーとか。一つひとつは、だから、TPPは賛成やけどエネルギーはちょっとねとか、政治家一人ひとりによっていろんなご意見があります。いろんなことを聞いています。ただ、だから、その譲れる範囲がどこまでなのかということをフルオープンで議論したいんです。だから、純粋に僕らも維新八策が全部これしかだめと言いますと、非常に広がりをつくっていけなくなると思うんです。ただ、譲れないセンターピンはやっぱりあります。TPPに参加とか、エネルギーの原発の依存度の問題とか、先ほども申し上げましたけど、今現在、結果としては動かさなくてやれてきたという現実、事実もあるわけですから、だから、センターピンは譲れないけども、この部分はこうですよというところで議論して合意を得れるというような形を現職の国会議員の皆さんとやって、それが、じゃ、ここまでの範囲で、ぜひこういう集団で政権の運営をできるチームをつくることが政治家としての仕事だというふうには思っているんです。だから、純粋にこれじゃないとだめという集め方をすると、例えば維新八策もこれから議論していくわけです。それじゃないとだめというと、最初からやっぱり参加できない人もいっぱいいてると思います。でも、そんな中でも、議論の中で考え方が、じゃ、短期的には無理やけど中期にはその方向でいいよとか、そういう話がいっぱい出てくると思います。原発の話なんていうのも、現実、それじゃ、2030年、本当にゼロか、これは府市のエネルギー戦略会議でもこれから議論していきますけど、その時点では、じゃ、こういう状況になったときはどうなのと。エネルギーの原油価格、そういうガスの価格が余りにも高騰しているとか、そういうときはどうするんだとか、そんな議論も、現実の議論がいろいろ出てくると思うんです。そういうことも踏まえた中で、そういう議論をしながら、じゃ、ここの部分だけは、次の4年間の話ですから、4年間はこれだけは絶対にやってねという、そういう広がりを持たないと、これはやっぱり、幾らいいものを掲げても実現できるということにつながらないと思うんですよ。それは絵にかいた餅じゃないかという話になってしまいますので、やっぱりやる限り、4年でやれるところの、現実的にやれるというところも国民の皆さんにお示しすると。そうなれば、やっぱり広がっていくような、広げられるような政治集団というのも必要だと、こう思っています。

記者

 政策で一致する覚悟を見きわめたいという趣旨だと理解したんですけれども、それは多分、民主党の失敗例だとかがあるからというふうなところの見方もあると思うんですが、やっぱりみんなの党としても、それなりに所属する議員さんの間では個人個人の考えはおそらく違うだろうというふうにお考えですか、知事としては。

知事

 みんなの党さんとよく政策が、我々、ブレーンも同じような方々にいろいろ知識をいただいていますけど、だから、みんなの党さんが広がらないところですよね、現実に広がってないじゃないですか。でも、あれでは幾らいいことを掲げても、できませんよね。やっぱり政治って結果責任を言われるものやと思います。決定できる、そういう政治をやりたいと思えば、決定できる体制をつくれるようなチームというのが必要になってくると。その枠組みというものが必要だと思います。


「震災がれきの広域処理等」について

記者

 わかりました。すみません、ちょっと長くなりましたが、また別の話をお聞きしたいんですけれども、明日、広域連合があって、おそらくフェニックスのがれきの受け入れに関して、一応、そこへ受け入れないという話で環境省から来ていますので、その方向で確認が委員会でされると思うんですが、大阪府市としては受け入れの方向でうまく話が進んだにもかかわらず、広域連合、ないしフェニックスのほうで、結果的に、受け入れの動きを見せたにもかかわらず、こういうふうな結果になりそうなんですけれども、どういうところが問題だったと知事のほうはお考えですか。

知事

 やっぱりちょっとスピード感ですよね。府市の場合は、昨年の、あれ、正確にはいつやったかな。5月議会、9月やったかな。3.11が起こって、その後、統一地方選挙があって、即、議会側から当時の橋下知事に、現場を視察した中で被災地の皆さんが一番求めているのはがれきの処理ですよという議論をこの議会でやりました。橋下知事のほうから、それに向けて体制を整備するためには府民の安全を確保する基準が必要だということで、大阪府の独自基準をつくるための専門家会議を設置いたしました。そういうスピード感でものをやってきたので、現地のニーズに合ったスピード感でがれき処理のお手伝いをすることができたと、そういうふうに思っています。
 ただ、広域連合へ行きますと、各知事さんも、やはり被災地を支援していく、支えていくのは、それは当然だという思いでしたけども、やはりちょっとそこのスピード感が遅かったと。その中で、可燃物の処理についてはめどがついたから必要じゃなくなったんですよということになっていると思います、フェニックスの処理は。だから、結局、ちょっと時間がかかり過ぎたというところが、フェニックスで処理する必要がなくなったところだと思います。

記者

 最後になりますが、今、可燃物の処理の話をされましたけど、今後また不燃物の処理の話が出てくると思うんですが、不燃物に対して大阪府知事もしくは広域連合の一委員としてどのようにお考えか、お願いいたします。

知事

 不燃物については、まずは先日、大阪の場合はカウンターパート、岩手なんですけど、達増知事から不燃物をお願いするという話は先日も出ておりませんので、これは僕らが自己満足するための支援じゃありません。ニーズがどこにあるかと。だから、被災地のニーズが、不燃物についてもぜひということであれば、そのことを受けて早急に、また基準づくりに入るということになると思いますが、今の現状ではそういうニーズをお聞きしておりませんので、あまりにも間違った支援にならないように、やっぱりそこは冷静にいろいろと対応を考えたいと思っています。

記者

 ありがとうございました。

「みんなの党との連携等」について(2)

 職員

 他はご質問ございますでしょうか。はい。読売新聞の坊さん。

記者

 読売新聞の坊です。先ほどおっしゃったことなんですけど、みんなの党さんについて、内容はいいことを掲げている、だけど、それが広がっていっていないと。ほかのところにも同じ考え方の人がいるのに、結果的に増えていっていないということなんですけど、内容がいいことであるのに広がっていかないという状態を、ほかの政党さんのことなんですけど、どういうふうに、何でそうなっているというか。

知事

 そんなこと言えるわけない、そう思ってても。それはみんなの党さんという、その政党の話で、それはそんなん、結果として今そうでしょうと言っているだけで、それは何でなのか、それは木原さんにでも聞いてください。

記者

 そうすると、その同じような内容を今度は大阪維新の会が八策で掲げていて、今度はそれを広げようと、維新だけに限らず、できるだけほかの議員さんにも広げようとしている。とすると、みんなの党さんではできないことをどのように……。

知事

 いや、それはどのようにというか、僕ら自身が、自分たちが国会議員としてそのポジションにつきたいという思いでやっているんじゃないというところをわかってもらえると思うんです。僕が、自分が国会議員になりたいとか、橋下代表が国会議員になるとか。だから、とにかくこの日本の制度を現実に変えていきたいと。そのことでそれぞれの生活が豊かになりますよというところを、まあ言うたら、市長や僕に保身がないというところを現職の国会議員の皆さんにアピールをして、みんな、政治に参画してくるときは、やはり大きな大義で参加をされていると思うんです。だから、そこの大義を持った、そういうピュアな最初の気持ちの部分を思い出してもらうような活動をしたいということです。
 だから、それだけ覚悟を持っている、維新の会ってそういう覚悟でやっとるねんから、おれらも昔はそうやったから、もう一回参加しようかと、そういうふうに思えてもらえるように訴えていきたいと思います。

記者

 それと、先ほどの意見交換会のところのお話で、八策について、譲れる範囲がどこまでなのかということを話したいと。これまでは政策が一致すれば連携できるというのが原則だったんですけど、八策の100%というのではなくて、例えばセンターピンはTPPだという形で、どうしてもという部分に少なくとも合意できる方で、それ以外の、例えば長期的にはちょっと議論の余地があるというものは、少しあいまいでも方向性が一緒だったらオーケーということになるんでしょうか。

知事

 だから、例えば自分たちの身分についてもそうですけど、これはいきなりそれをできる体制になったときはやりますよ。例えば府議会において大阪維新の会が過半数とれたから、公約どおりの定数削減やりました。でも、その以前に過半数とってないときに、報酬の削減のときなんかは、各政党がそれぞれ出してきた案、順番に維新の会は賛成しました。だから、これじゃないと駄目ということを言ってると実現できなくなりますんで、そこはそういう議論が入ってくるでしょうということを申し上げているんです。

記者

 わかりました。それと、その前のご発言で、渡辺代表とのお話なんですけども、維新としては八策という価値観を示したと、それを実現するための政治集団が必要だと、政策が近いなら新しいものを一緒につくりませんかと提案されたとさっきちょっとおっしゃったんですが、それは渡辺代表に対して、八策とみんなの党の政策が近いなら一緒に新しい政治集団をつくりませんかという意味ですかね。

知事

 みんなの党さんの中には、政界再編というのが結党の言うたら理念として掲げられてるんでね。みんなの党ありきのことじゃないと思うんです、あの政界再編というのは。まさに覚悟の部分で、新しいものをつくるための、そういうきっかけづくりでみんなの党さんというのは最初あれやられたというのが結党の精神の部分ですので。だから、まさに僕らが言う以前から、みんなの党さんは政界再編を掲げられて今まで活動されてきたんですから、そこは我々と考え方が一致しているんじゃないですかということを申し上げたんです。新しいものをつくるというところで。

記者

 新しいものイコール政界再編という意味にとらえていいんですかね。

知事

 だから政界再編というのは、現在の状況から変わるということでしょう。ということは、今の各政党のさまざまな構成の仕方を変えるというのが政界再編だと、こういうふうに思っているんですけどね、僕は。

記者

 そういう動きを起こすという面で、一緒にやりませんかと。

知事

 だから、そこで、自民党にも民主党にも考え方の違う人がいっぱいいてるわけですよね。それが今度、消費税のあの問題では完全にまた分裂しているわけですよね。じゃ、政党を構成している政治家一人ひとりの中で、いろんな考え方の違う人が今は一つの政党に、これは自民党であったり民主党であったりしますけど、集まってるわけです。それを今度は、そういう政策中心で集まり直しましょうよというのが政界再編だと僕は思ってるんです。だから、その集まり直す場所が、みんなの党で集まり直せということにはならないと思うんです。であれば、今でも集まり直しているわけですから。だから、新しいものをつくりましょうよという提案になるわけですよね。

記者

 ありがとうございます。

 職員

 どうぞ、日経の高橋さん。

記者

 日経の高橋ですけども、その提案に対して、渡辺代表はどういうふうに応じたんですか。

知事

 いや、だから渡辺代表自身は、みんなの党は結党のときから政界再編ははっきり掲げてるんだよということはおっしゃってました。

記者

 ということは、その新しい集団にみんなの党も入るというふうな意思表示をしたということですか。

知事

 いや、それは言われてませんよ。みんなの党は結党のときにもそういうことは文書に書き込んであるんだということをおっしゃってましたけど、我々と新しいものをつくるということに、それを了解したという発言はされていません。

記者

 そこについては、これから今後も協議していくんですか。

知事

 いや、協議というか、だから先ほど言うてるように、まあいうたら、広がりをつくれるような、政策中心で広がりをつくれるような政治集団をつくるための政治闘争を続けていくというのが、僕と橋下市長の考え方です。

記者

 その考え方について、渡辺代表も政界再編には是としていながらも、新しい政治集団に加わるということは明言されてないということは、後ろ向きなんですかね。

知事

 そんなことはわかりません。それで後ろ向きやとか前向きやとか、そんなことは僕が言える話じゃないんで、そこは経験も、今までも大臣までやられていますし、僕がそういうことを言うべき話でもないと思います。全然我々とはレベルも上の政治家なわけですから。

記者

 じゃ、確認なんですけども、維新が政党を目指す上で、みんなの党を受け皿というような形にすることは今後の選択肢としてないということですかね。

知事

 それはだから、みんなの党さんが受け皿となってるんなら、今の時点でもっと広がってるんじゃないですか。やっぱりそこは何らかそれぞれがそこに集まれないという、現実としてね。そこは僕は国会議員じゃないんでわかりませんけど、そこに集まれないというものが何らかあるんでしょ。だからそうなってるんです。でも、広がらないと実際にやりたいことはできないというのが政治じゃないですか。だから僕らは、政治の結果責任、決めるべきことを決めれる政治ということで、広がりをつくれる新しいものをつくりたいと、こういうことです。

記者

 決めるための政治をするためには、みんなの党を軸とした例えば向こうへの合流ということはあり得ないということですね。

知事

 だから、広がっていっていないという現実があるんで決定ができないでしょうと、実現できないというところのことになってしまうという可能性があるんで、それは新しいものをつくらなければ駄目でしょうということを申し上げているんです。

記者

 わかりました。

「中京維新の会との連携等」について

 職員

 はい。では中日新聞の蘆原さん。

記者

 すいません。中日新聞の蘆原と申します。政務の関係で愛知の件でちょっと恐縮、もしかして今までやり取り出てたのかもしれないんですが、2点、お願いしたくて。
 1点は、愛知のほうで中京維新の会の設立をめぐって、大村知事と河村たかし市長がちょっといさかいみたいなのを起こしているので、そのことに対して、すいません、ご感想をお願いしたいなと。昨日、橋下市長にはしっかり話し合ってほしいというような声をお聞きして、それを受けて、いやあ、維新さんからもちょっといろいろ言って、大阪のほうからもいろいろ言ってほしいなというような声なんかも聞こえてきたりもしています。これが1点で、もう1点は、中京維新の会との連携、大村さんたちとの連携で、もともと政策面で一致することが連携のまず第一歩だというふうにおっしゃっていて、中京維新の会が発表した政策はほぼ維新八策と同じというような状況で、橋下市長も、今後、大村知事が独自で候補者を擁立するのか、それとも大阪と一緒にしたいのか、その辺を松井知事とも相談してほしいというようなことを昨日おっしゃっていたんですが、どんな連携、あるいは、維新さんがもし出るとして、選挙協力が望ましい形だと幹事長として思われるのか。その2点、お願いいたします。

知事

 政治というのは、我々は、この大阪府民、大阪市民に約束したことを実現に向けて今やっているところです。だから、それを実現していくという、結果を出していくというのが、政治家の選挙で得た、負託をいただいた皆さんに対する責任ですからね。それでいうならば、大村知事、河村市長は、2人で中京都構想を掲げてエンジンをつくると、日本の3つ目のエンジンを、東京、大阪、名古屋の中京と、その3つ目のエンジンをつくるんだということで、愛知県民、名古屋市民の負託を得たと思うんですよ。そのエンジンをつくる以前にそれをやめてしまうということになれば、幾らいいことを掲げても実施していないということになりますよね。公約を守っていないと。ほな、公約を守っていないということになると、大村知事が政策を掲げたものの信頼度というのはやっぱり低くなると思うんです。だから、まずは約束を守りますよという信頼をされるところを大村知事、河村市長で取り戻してもらいたい。
 今の状況では信頼されない状況になるんじゃないですか。愛知県民、名古屋市民から見ると、何かちょっとどうなのということになって、やっぱりそういう信頼を勝ち得ない、信頼されないということになりますと、政治家同士の連携として信頼を失った人と組むとなりますと、やっぱり「何なの、その集団は」というふうな形で有権者から受け入れられなくなると思います。
 だから、まずはやはり日本を引っ張る3つ目のエンジンを中京都でつくるということをお約束をされた限りは、それをしっかりと2人でやってもらいたいと。それがもしどうしてもというのなら、それはこういう理由でできないということをはっきりと愛知県民、名古屋市民に説明する責任というのは、負託を受けた者、政治家に対してその責任がかかっていると思いますけどね。
 だから、今の時点では、政策的に非常に一致していますけど、その政策を実現するためにはその信頼というものをまずは中京でしっかりと固めて、県民・市民の信頼というものを固めていただきたい。仲よくしてくれたらいいんですよね。ここが何でかようわかりません、僕には。

記者

 ありがとうございます。

 職員

 はい、では共同通信の高尾さん。

記者

 共同の高尾です。よろしくお願いします。今のその中京維新の会なんですけども、信頼醸成がなければ維新の会としては連携できないということになるんでしょうか。

知事

 いや、だから、それは僕らからの信頼じゃなくて、名古屋市民、愛知県民から信頼をなくしますよということなんですよ。そのお2人が名古屋をよくする、愛知をよくする、それが一つとして中京都構想だということで2人でタッグを組むと言われる。そのことに対して県民や市民は大きな期待をしたわけです。それをやることなく我々と組んでと言われても、その時点で、僕らの信頼じゃなくて、愛知・名古屋の人の信頼というのをなくしているんじゃないですか。だから、そこはその信頼をなくさないような形で2人仲良く、もう一度当初の公約を実現してくださいということなんですけどね。
 僕らは、だから、今八策というものを掲げていますけど、大阪府民・大阪市民に約束したことは、これは府市競合本部もそうですし、大都市制度協議会もそうですし、それはそれとして、大阪でやらなければならないことは市長と僕とで、それは府民の皆さんに痛みの部分もありますけど、我々としたら一歩一歩約束を履行してきていると思っているんですよ。やるべきことは一つ一つ階段を上っているということをやっているつもりなんです。だから、大村知事、河村市長がそれをやれないような2人の関係になるというのは、県民・市民の信頼を失うんじゃないですかということを申し上げているんです。

「新しい政治集団」について

記者

 わかりました。ありがとうございます。あと、先ほどからちょっと話があった新しい政治集団という話なんですけども、これは新しい政治集団があって、そこに維新の会からも参加するし、ほかの自民党さん、民主党さん、あと、みんなの党さんから参加するという、新しい組織をつくるというイメージでよろしいんでしょうか。

知事

 政策を実現する、新しいそういうチームをつくるということですね。

記者

 その場合は、維新の会は残るんですね。維新の会は……。

知事

 大阪維新の会はローカルパーティーとして残りますよ。これは大阪の、先ほども申し上げましたけど、市長と僕がこれは府民・市民に約束したこと今をやっているわけですから、これは大阪の大阪都構想というものを実現するために大阪での政治集団として残ります。
 だから、僕はずっと言っているんですけど、地方分権というのは政党のあり方も政治の姿も変わるんです。今までは国会議員がいて、都道府県議員がいて、市町村議員がいて、こういうピラミッドなんです、政治の姿が。政治の、まあ、言うたら組織体が。これからは役割分担の話をしていますから、国会議員の集団、広域自治の政治集団、基礎自治の政治集団、これは横に連携していくものだと思うんです。縦の関係のピラミッドではなく、横に連携して、一番大事なのは基礎自治体です。基礎自治体が一番仕事をしやすいような形にするために協力していくのが広域自治体であったり、それを安心して進めるための外交があり、防衛があると。それは国の役割ですよというのが僕たちの考え方です。

記者

 わかりました。
 あと、みんなの党が新しい受け皿組織になるという発想はどうもないというような趣旨の発言を先ほどされていましたけれども、逆に維新の会が新しい受け皿組織になるという考えはあるんでしょうか。

知事

 だから、維新の会は政党じゃないので受け皿にも何にもなりません。だから、僕らは接着剤的な仕事をして広がるような、先ほど申し上げた政策実現をやる、そういうチームが広がるようなお手伝いをしたいというのが僕らの考え方です。

記者

 わかりました。ありがとうございます。

「原発の再稼働」について(2)

 職員

 はい、では読売新聞の山村さん。

記者

 すいません、読売新聞ですけれども、原発の再稼働なんですけれども、先ほど大飯の3・4以外は再稼働を急ぐ必要はないという発言、冒頭のほうにございましたけれども、大飯3・4については限定的だという考えを前からお示しだと思うんですが、3・4についてどうこの秋以降、訴えていくものなんでしょうか。

知事

 いや、これは限定的です。今まで言い続けているとおりに暫定的な安全基準で動いている限りは限定的です。僕は、だから、期間限定で、心配なくなって、節電期間が終わって、どう考えても経済活動においても電力の心配がない、安定供給できるという時期が来れば、これは1回とめるべきやと、こう思っています。

記者

 選挙の時期も近いと言われていますけど、再停止を争点化するというお考えなんでしょうか。

知事

 そら、そうでしょう。だって、規制委員会もでき上がっていないんですからね。これは動かすときには、細野大臣は、すぐにでも規制委員会を立ち上げて、再稼働させてもバックフィットして、それに見合っていない場合は停止するというようなところまでご発言をされていました。だから、僕はそのときは申し上げたのは、じゃ、早くやって、それで、一刻も早くその専門家の意見を取り入れて、もう一度再稼働判断してもらいたいということを申し上げていましたけど、今の時点では、多分、その規制委員会も、これ、まだ人選すらできてないわけですから、これはずっとそのまま動かすと。だから、暫定的な安全基準のまま、これ、動かし続けるんですかと。それは違うと思いますね。

記者

 6月の時点では、広域連合がこの再起動問題について大事な役割を果たしたと思うんですけれども、明日も鳥取であるわけなんですが、この広域連合、ほかの府県に呼びかけるというお考えはありますか。

知事

 明日、そういう話は、僕の考え方というのは申し上げますよ。だって、あれ、暫定的な基準であれば、限定的ということで、そういう広域連合の考え方を出したわけですからね。じゃ、そろそろもう。今はまだだめですよ、節電期間が終わるまでは。これはもうそろそろ完全に足りるレベルに、そういう時期が来るんじゃないかということです。

記者

 わかりました。

「大阪維新の会」について

 職員

 ほか、いかがでしょう。はい、毎日新聞の平野さん。

記者

 毎日新聞の平野です。先ほどのローカルパーティーという、維新には残すということですけれども、これは、仮に維新の八策に共感する政治集団が国政に登場したとしても、その国政政党の一大阪支部としての位置づけではなくて、あくまでもローカルパーティーとして、別個のものとして残すという認識ですか。

知事

 それは役割分担ですから。だから、大阪は大阪の課題がありますから、その課題を大阪で自分たちで解決するのがローカルパーティーです。その意味で、大阪維新の会と最初につくったわけですから。
 だから、先ほども言ったように、地方分権ということをする限りは、政党のあり方も、そういう仕組みも制度も変わらなければならないと。今までのように国会議員が上で、都道府県議会議員がいて、市町村議会がいて、上からの流れてくるそういうつながりではなくて、やはりそれぞれの課題に対応できる横のつながりと、そういう組織立てが必要やと思います。じゃ、それで政党を組むのかというと、連絡調整をするような、そういう組織体は要るかもしれませんね。

記者

 かなり気が早いかもしれませんけども、その維新の勢力が国会で一定程度の勢力を持った場合に、どういうふうに意思決定をしていくんだという、大阪に本部を置いて、橋下さん、松井さんがその意思決定を国会議員に逐一指示をするのかとか、あとは、また東京に本部を置いて、それなりのしかるべき立場の方が東京で指示をするのかとか、そういった点にもかなり世間の興味はあると思うんですけれども、現状でナショナルパーティーとローカルパーティーと二つあって、その指示系統であるとか意思決定についてはどのようにお考えでしょうか。

知事

 それは、指示決定とか意思決定とかいうのは、まずは政策を実現してくれるそのための、そこの部分をしっかり国会議員団でやっていただいたらいいということですよ。だから、要は政策で決定したセンターピンを当選したら知らんふりと、それはだめですよと。そこはちゃんとやってくださいよと。ただ、それをやるためには、そのグループが広がらないと、これ、絶対できませんからね。

記者

 あと、ローカル、ナショナルという議論では、維新の現職の府議の方、市議の方の立候補、今後は認めないというのを以前から知事はおっしゃっていますが、その考えは今もお変わりないというとでよろしいでしょうか。

知事

 ええ、原則は。だから、僕もそうです。橋下市長も、みんな大阪を変えるということで有権者の負託を受けたわけですから、まずそれをやり切るというのが僕たちの一番の仕事と。だから、それを大村さん、河村さんに、そこの部分がやっぱり愛知県民、名古屋市民に伝わらないと、せっかくかち得た信頼を失うんじゃないですかというのが考え方です。

記者

 ちょっと意地悪いかもしれませんが、原則とおっしゃられると、つい、どうしてもマスコミとしては、じゃ、例外があるのかと聞きたくなるんですが、例外というのもあり得るんですか。そこはどうお考えですか。

知事

 原則と言うているのは、それはそういう議論の中で、いろんな話の中で、じゃ、やっぱりもっと地方の声がしっかり伝わるように、そういう国会議員の集団ができたら、向こうからそういうリクエストがあるかもしれませんしね。だから、そのときに、いや、一切そこはだめという、そこをまた可能性として、あまりにもはっきりと言い切るのが全体の利益としてどうつながっていくかとか、そんなことはそのときの状況によってやっぱり変わっていくものだと、こう思ってますから、原則と申し上げているんです。

記者

 例えばその国会議員団の集団の方が、現職の、大阪のことをよく知っている府議や市議もどうしても出してほしいとなれば、またそれはそのとき考えるということですか。

知事

 だから、そういう話が出てきたときに、だから、今の時点で、政治は生き物ですから、こうじゃなければならないと言っていると広がっていきませんから。何のために広げるかというたら、政策を実現するために広げるんですよ。

「知事のツイッター」について(2)

 職員

 ほか、ご質問はよろしいでしょうか。朝日新聞の京谷さん。

記者

 朝日新聞の京谷です。豪雨の際のツイッターの件なんですけども、先ほど、10時に部局のほうから被害の報告があったということなんですが、知事のつぶやかれたのは10時3分ぐらいだったかと思うんですが、つぶやいた際には、そのメールはまだごらんになっていなかったという?

知事

 見てない。何時ごろ見たかな。9時半ごろ起きたのかな。で、携帯電話を見ると、全然知らん電話番号とか、夜中、鳴りっ放しよ。ここにいらっしゃる中にも何人かいてるかもしれんけど。同じことばっかり留守電に入れてくれているので。それで、ちょっと起きた瞬間に、その週ずっと休みなんでということでつぶやきました。

記者

 その被害状況の報告のメールを見られたのは何時ごろに。

知事

 その後、10時2、30分やったかな。それで、パソコンを開いて、つぶやいて。「あ!メール、見とかなね。」みたいな感じでね。それで、報告を受けて、その第一報については人的被害なしという報告やったんで、まあ、よかったなと。雨のほうは収束に向かっていますということやったんで、それじゃ、よかったと感じたということです。

記者

 被害の報告の連絡は、メールと、あと、電話でも連絡を受けていらっしゃった?

知事

 いや、メール。

記者

 メールのみだったんですね。今回、事前に電話があれば、こういうことにはならなかったのかなと思いますけども。その後、報告体制とか、何か変えられる予定はあるんでしょうか。

知事

 いや、僕の指示命令が必要な場合は、部局の皆さん、組織として必ず僕に携帯を。これは例えば何時であろうとね。だから、鳴るたびには起きていくんですよ。だから、余計、ちょっと腹が立っていたと。鳴るたびに、夜中ね。だから、だれかわからん者ばっかり鳴ってくるわけやから。だから、僕の指示命令がその災害に対して、対応について必要な場合は、必ず部局は連絡してきて。僕にまで必要のない状況だという判断があったから、危機管理監のもとで対処したと、こういうふうに報告を受けています。

記者

 ふだん、つぶやきはiPadですか。パソコンを使われて? 今回、ツイッターの知事のつぶやかれた時間が、十何時間か、ちょっとずれて表示されたりとかしていまして、時間設定がちょっと。

知事

 え、そうなの?

記者

 はい、そうなんです。

知事

 それはiPadですよ、普通。

記者

 わかりました。ありがとうございます。

 職員

 よろしいでしょうか。よろしゅうございますか。
 それでは、以上で定例記者会見を終了します。ありがとうございました。

会見で使用した資料

「大阪らしい新たなエネルギー社会」の創造に向けた提案募集

このページの作成所属
府民文化部 府政情報室広報広聴課 広報グループ

ここまで本文です。