平成23年(2011年)11月29日 就任会見内容

更新日:平成27年11月23日

就任会見

 職員

 それでは、お待たせいたしました。ただいまから記者会見を始めさせていただきます。
 それでは、知事、よろしくお願いいたします。

知事

 本日、初登庁いたしました。大阪府知事の松井です。
 本日、職員の皆さんにもお話をさせていただきましたが、とにかく府民の負託にしっかり応えていくと。
 選挙期間中、大阪を変えてほしい、今のままの状態では、この大阪、住み続けることも困難と、そういうさまざまな声を聞いてまいりました。そんな中で、やはり行政制度、この見直しが今の大阪の経済、景気、そして役所の財政、そういうものに大きな因果関係があるということで、この今までの行政のあり方、これを一度根元から変えていこうという形を訴え、多くの府民の皆さんからご信任をいただきました。200万票以上ということで、本当に重い責任を感じております。
 昨日も打ち合わせはしましたが、今日、初登庁ですので、本日から職員の皆さんとさまざま議論をさせていただいております。職員の皆さんの英知を結集してですね、多大な、さまざまな山積する課題の解決に向けて取り組んでいこう、そして、それが府民、市民の皆さんにしっかり伝わっていき、選挙のときよく言いましたけども、府民、市民の皆さんの幸福度を感じてもらえるような府政をつくり上げたいと思います。
 報道関係の皆さんには、これからもさまざまなご指摘もいただき、また、報道関係の皆さんのお力もお借りしながら、府政を前へ前へと進めてまいりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 国のほうからの国家公務員の給与引き下げに関する動向の話がございます。政府案は人勧は実施せずに7.8%のカットを行う特例法案、自公案がですね人勧プラス7.8%の引き下げということでございますが。このことに対して、大阪府としましては、もうご存じのように、これまでも3%から14%の給与の削減を行ってきております。国のこの特例法案によりまして、地方財政措置にこれが反映をされ、交付税と義務教育の国庫負担金の減額、約500億程度ですけど、これにつなげられることは非常に違和感を感じています。おかしいと思います。
 我々は国の国家公務員の皆さんの給与引き下げの前に、3%から14%、これはもう継続してずっとやってきておりますので、国から同じように給与の引き下げをせよということを今この時期に申し入れられるのは非常にいささかどうなのかなと。まさに今まで何もしてこなかった国のこれは究極の中央集権、国がやったからやりなさいよというのは中央集権制度だと考えております。大阪が先に実施しているのをご存じないのかどうか。もちろんご存じだとは思うんですけどね。これはそういうことで交付税と義務教育の国庫負担金の減額につなげられるのは非常におかしい。ちょっと国に対して、明日からごあいさつに回りますが、政府・与党に対しては申し上げたいと思っております。

質疑応答

「今後の府政運営」について

 職員

 それでは、質疑応答に移らせていただきます。幹事社である大竹さん、よろしくお願いいたします。

記者

 ABCの大竹です。知事、よろしくお願いいたします。

知事

 はい、お願いします。

記者

 まず、今日初登庁されて、前知事からの引き継ぎ、それから、職員へのあいさつをされましたけども、今後の府政運営、松井さんのカラーをどのように出していくかというのをお答えいただけますか。

知事

 施策をいろいろとやっていくという話だと思うんですけど、まずはやっぱり財政規律の堅持というものを守っていかなければならない。これは前知事が就任された当時に、その以前、僕が議会にいてまして、そのことを申し上げていたということもありますのでね。松井カラーというよりも、それは僕は僕らしくやっていきますけども、今、非常に大阪府も今申し上げましたように人件費のカット等を積み重ねながらやってきていますけど、財政課とこれいろいろこれから詰めますけど、税収のほうはやはりそういう予断を許さない状況の中にありますので、まずは財政規律、こういうものを堅持すると、この姿勢で府政運営をやっていきたいと思っております。

記者

 今、僕は僕らしくということでしたけど、財政規律の堅持に加えて、前の知事の橋下さんの場合は、やはり何かと取り上げられることもあって話題も多かったと思うんですけれども、今後、松井さんとして、重ねた質問になるんですけども、何か訴えていきたい、これはちょっと前知事とは違うよという部分はありますでしょうか。

知事

 だから、まずは行政制度の見直し、これが一番で、統合本部ですね。この統合本部をまずつくって、それぞれの事業をテーブルへのせていく、事業仕分けしていく、そこで財源を見つける、このことにまず集中したいなと思います。今までやってきたさまざまなサービスは堅持していきます。その堅持するためにもやっぱり財政なんですよね。お金、この部分をどう手当てしていくかというのが一番重要な点やと思います。

「2条例(職員基本条例、教育基本条例)」について(1)

記者

 次に、2条例についてお伺いいたします。各紙、新聞、今日出ていますけども、この条例については知事提案をされるおつもりなのか。

知事

 そうですね。職員基本条例については、これは議会側にいてましたから、僕が議会側に所属している間、総務部さんからいろいろと質問を受けていました。この間ちょっと聞きますと、その答えも維新側からは返っていると。返っていると同時に、今回この有権者の判断というものが出ましたので、総務部中心に職員の皆さんと、その根幹の部分については維新案を守りながら、知事提案として提出をしたいと思っております。
 教育のほうは、今のところちょっとまだ教育長並びに教育委員の皆さんとお会いできておりません。教育委員の皆さんの立ち位置といいますか、これまでの発言の趣旨をしっかりとご本人たちから1回聞かせていただいて決めたいと思っております。

記者

 今、職員基本条例については知事提案ということですけども、その知事提案するねらいを簡潔にお願いできますか。

知事

 人事監察室ですよね。僕も議会側にいてるときに、法的には問題ないという判断しましたけど、より明確にそのほうがわかりやすくなるのかなと。他会派の皆さんにもですね議会でのいろいろとご議論いただくにも、知事提案のほうが見えやすいかなとちょっと思うところもありますし、より広く賛同いただいて決めたいと思っております。

記者

 それは選挙の結果を受けてということもあるんですか。選挙の結果を受けてやっぱり知事提案でということもあると。

知事

 そうですね結果も、争点にはなっておりますので、それも受けて知事提案という形で行きたいなというふうには思っています。

記者

 それは職員のほうからはかなりの反発があったと思うんですけども、やはり職員に対しても、それは選挙で民意が示されたからということでしょうか。

知事

 議会の、維新の会の立場で出したときは、非常にきつい反発というものもありましたけど、今日、初登庁してからは、やはり職員の皆さんも身分という位置づけではなくて職業としてもそういうふうに考えていくのが民意というものなのかなというふうな形で、ただ、職員の皆さんにももっと議論させてもらって、本当に実施可能かどうかという現実性の部分をいろいろとお話を聞きたいと、こう思っています。だから、その意味でも知事提案で、職員のそういう声を聞く中で、実施可能案というようなことで知事提案ということで考えています。

記者

 そうすると、そういう職員との話し合いの中で、修正すべきは修正していくということでしょうか。

知事

 ええ、実施ができない部分についてはね。でも、幹の部分というか、中心の部分は変えるつもりはありませんけどね。やっぱり身分から職業へというような形で、そこの部分はそういうとらまえ方をしていきたいと思っております。

記者

 実際に修正をかけていく部分、具体的に、今……。

知事

 いや、それはまだ。今はもう、僕が議会人当時に出した案で、それが一番ええと今思っていますから。それが、職員の皆さんから、この間、600数項目の質問状がある。それを維新側から返していますから、それを返してもらったのをもとに、これから作業に入ります。

「知事になっての変化」について

記者

 最後の質問ですけども、まだそんなに職員の方ともたくさんお話はされていないとは思うんですが、議員時代と、8年8カ月の議員時代とですね、今、今日、知事になられて、その立場がかなり変わったと思うんですけど、今日1日で一番変わったなと思ったことは何ですか。

知事

 今日一日で。一人で出歩かれへんこと。

記者

 おつらいですか。つらいということですか。

知事

 そうですね。一人で出歩けないというのはつらいですよ。まあ、慣れてくるんでしょうけどね、これもね。

「2条例(職員基本条例、教育基本条例)」について(2)

 職員

 質問ある方いらっしゃいますでしょうか。朝日新聞の池尻さん。どうぞ。

記者

 朝日新聞の池尻です。条例のことでもう少しお聞きしたいんですけれども、教育基本条例のほうなんですが、昨日も新聞に載っているんですけど、教育委員の方はやめられると思うというような発言を、松井さん、昨日されていたんですが、それはやめられると思っているのは、なぜ、そう思われているのでしょうか。

知事

 だから、対案ももう出しませんということを、これは僕が知事になる前の知事の橋下知事のときですけど、対案は出しません。もうこれが可決されるようなことがあればやめますと、こうはっきりおっしゃっていたんで。そのときは議会側にいてましたけど、維新の会の議員として、あの条例はいい条例だということでそれは提案しているわけですから、維新の会は過半数あるわけですから、イコール可決はできる状況にはいつでもあるんですよね。その時点で白紙撤回しないと議論もしないというような話もありましたので、その時点からおやめになるんやなというのは僕の思いです。

記者

 まだ教育委員の方とお話を、例えば電話とかでもですね……。

知事

 全くない、それは。

記者

 では、仮に教育委員のほうから今回の選挙の結果を受けて、白紙撤回だけじゃなくて話し合う余地はあるというような回答があった場合は、それは別にやめてくださいとかいう話じゃなく、当然話し合う。

知事

 それはもう、別にこちら側からやめてくださいといった、やめてくれと言うた話じゃないんで、向こうがやめますということをおっしゃって、その流れの中だけですのでね。でも、まだ何もご連絡もいただいていませんから、一度連絡させていただいて、そのお考え方というかね、もうお立場を明確にしてもらいたいなと。それもあんまり時間ないと思いますのでね。早急にそこは決めたいと思います。

記者

 知事からやめさせるということはできないんですけれども、向こう側から、いわゆる対案はもう出しませんという立場を明確にもう一度された場合は、それはもうやめてもらって構わないという。

知事

 そこはもう無責任ですよね。対案とかそういうものを出さないというのは。

記者

 あと、新体制になるのか、現体制で行くのかはまだわかりませんけれども、これは教育条例のほうも、ある程度体制が整えば知事提案を目指すということでいいのでしょうか。

知事

 だから、そこは教育委員の皆さんの考え方というか、それを聞かせていただいてから判断したいと。橋下市長の場合は、議員提案ではちょっと無理なんでね、向こうは。市長提案ということで、考えられていると思いますけど。そこは教育委員の皆さんと一度時間をとってからと考えています。

記者

 あと、職員のほうは2月を目指すべき時期として考えられていますけれども、教育のほうはいろいろ議論がこれからあると思うんですが、目指す時期としては大体何月議会ぐらいを考えられていますか。

知事

 やっぱり2条例とも同じように扱っていきたいと、議員提案にしても同じような……、これは僕が言う話じゃなくて維新の会議員団が言う話やと思いますけど、大体同じ時期には成立をさせたいなということを今思っております。
 教育基本条例は今のところ議員提案で出されていますので、議会の、維新の会の議員団の判断ですけどね。

記者

 知事の中の理想としては2月に両方を成立させたいということですね。

知事

 そうですね。2月議会、会期、23年度内ですか。

「橋下前知事との懇談」について

記者

 あと、これは言えない部分も結構あるかと思うんですけど、橋下さんと先ほどの知事室でいろいろ懇談されたと思うんですけれども、どのようなことを話されたんでしょうか。

知事

 これはもう統合本部の時期ですね。19日に新市長として就任されて、その時期を、やっぱり年内目指して、時期を、統合本部したいなというようなことを話をしておりました。

記者

 本部長は知事になるわけなんですけれども、大阪府の職員ではどのような人たちを何人規模で咲洲に送り込みたいなと思われていますか。

知事

 これはね、どのような規模というか、規模を先に決めるんじゃなくて、とにかく今までの問題点を全部挙げてほしいということで、今、お願いをしています。その問題点が全部挙がった中で、その担当の部局、その部局のメンバー、それで何人ぐらいということは決めていきたいと。とにかく問題点は全部そのテーブルへ乗せます。

記者

 それはもう府の職員さんには指示を出したということですか。

知事

 これは小西総務部長には言ったかな。

記者

 その上で、どれぐらい、どういう職員が必要なのかとかを決めていくという。

知事

 もちろんそこは、その問題点のあるところの部局での人を選んでいきます。

記者

 一部の報道で、大阪府がやっぱり広域行政としては音頭を取っていかなければならないので、例えば大阪府の部長級を入れるのであれば大阪市の次長級みたいな、そういう報道があったんですけど、何か大阪市と大阪府の職員の統合本部で何か色分けみたいなのは・・・。

知事

 いや、それは部長級、次長級というのは、今の時点では全く、まだ考えていません。どの階級の人を入れるというのは考えていません。

記者

 立ち上げは年内を目指してやるつもりだと。

知事

 目指したいなと。

記者

 わかりました。ありがとうございます。

「知事定例記者会見の位置付け」について

 職員

 ほかにいらっしゃいますでしょうか。ABCの木原さん、どうぞ。

記者

 ABCの木原です。橋下知事は就任会見で、この記者会見について、記者会見は戦場だとおっしゃったんですけども、松井新知事にとってはこの記者会見はどういう位置づけで。

知事

 真剣勝負は真剣勝負ですよね。

「知事の最初のメッセージ」について

記者

 それともう1点。冒頭ですね、知事からのご発言の中で、最初に挙げられた課題が教職員の国庫負担金の引き下げの問題ですよね。内容についてはもちろん知事のおっしゃるとおりだと思いますけれども、最初に発するメッセージとしてこの問題を取り上げられたのはなぜなんですか。

知事

 これは部局からの情報で、この法案がいよいよ火急に入ってきていると、特例法案がね。ぜひ、ここでメッセージを出していきたいと、府民に対して。明日から各省庁を回りますんで、これをぜひ取り上げていただいて、明日から各省庁を回るときにもこの問題はおかしいということを申し上げたいと。ちょっと大阪府は先、やっていますよということも言って、こちらで一生懸命、削るところを削って努力したものが、やっぱり交付税部分で削られたんでは、もうやりくりつかんようになりますんでね。
 だからって、何でもくれ、くれと言っているんではないですよ。さらなる財源の努力はしていきますけど、それを言い出すと、もともとほんなら、府民の税が幾ら国に上がっているんやという話になってきますんで、そこは言いますけども、こうやって頑張ってきている自治体はしっかりあるでしょうということは申し上げたいということです。

記者

 おっしゃっていることはよくわかるんですけども、私の聞きたいのは、最初に発するメッセージは、私にとっては意外だったんですけども、これまでに訴えてこられた大阪都、府市統合の問題ではなくて、府の下から上がってきたものをそのまま読み上げられたということに違和感を持ったんですけども。

知事

 それは、職員の皆さんには今日、初登庁して、基本的な僕の考え方というのはごあいさつをしましたんで、それ以降、ここに立っているのは、やはり職員の皆さんの先頭に立っていると。皆さんの協力も得ながら、府民の皆さんに理解を得て、府民の皆さんのプラスになることをやっていくと。この財政の話というのは、本当に府民一人一人に直結していく話ですから、このことについては職員の皆さんから上がってきた情報をぜひ、メッセージとして出したいということを考えました。

記者

 ありがとうございました。

「各省庁・各党への就任あいさつ等」について

 職員

 はい、ほかにいらっしゃいますでしょうか。テレビ大阪さん。穴倉さん。

記者

 すいません。テレビ大阪穴倉です。よろしくお願いします。二つあるんですが、一つは、明日、東京にごあいさつ周りということなんですが、今回、公約で掲げられた都構想について、その実現についてということも、具体的に省庁及び政府各党に訴えていかれるご予定でしょうか。

知事

 都構想の実現についてというのは、それは政治的な話もありますんで、国政どうするんやという部分もありますんで、明日はこれはもう、公務で知事として就任のごあいさつということになりますんで、あまりこっちから、こちらから言わんでもそうなると思いますけど、聞かれれば答えますけどね。ぜひとも協力を願いたいということはお願いしますけどね。

「職員への挨拶」について

記者

 あと、今日、職員の皆様に対して、それほど強い言葉と言いますか、今回の条例案であったりとか、都構想についてということも具体的には語られなかったんですが、それはもう既に皆さんがわかっているという前提で話をされたということなんでしょうか。

知事

 僕の場合は、議会で、今日も部長会議もありましたけど、すべての皆さん、いろいろと議論をしてきて話をした人ばかりですんでね。議会の一員である当時は、いっぱいいっぱいまで押した交渉をしていましたけども、今回はああいう選挙の結果が出ておりますから、府の職員の皆さんはそういうことをしっかりととらえてくれているという判断で発言をしました。

記者

 その職員を引っ張っていくということを示されたということですか。

知事

 だから、身分でなく職業の中で頑張っている人はしっかりと応援していきますよと。でも、そこの部分は選挙期間中も、これは17日間の中で、職員の皆さん、メッセージは十分、皆さんのおかげで伝わっていると思っております。その伝わった結果が伝わって、結果がああいう今回の結果をいただきましたんで、ここで強く言う必要というのはあまり感じておりません。

記者

 わかりました。ありがとうございました。

「大阪都構想」について

 職員

 ほかにいらっしゃいますでしょうか。読売の坊さん。どうぞ。

記者

 読売新聞の坊です。先ほどの質問に関連してなんですけども、大阪都構想について、東京へ話をしにいくというお話が、幹事長である知事と代表と政調会長であったと思うんですけども、その後、何か具体的な話は進んでいますか。

知事

 それは、政治集団の話なんであれですけど、具体的にはまだ、そういう話になっておりません。

「関西広域連合」について

 職員

 はい、ほかにいらっしゃいますでしょうか。では日経の原さん。

記者

 日経新聞の原です。関西広域連合についてなんですが、今度は委員という立場で参加していくということになるんですけれども、どのようなスタンスで臨まれようと考えていらっしゃるんでしょうか。

知事

 それは前知事と同じように、関西州というような地方分権、地域主権と言われて、道州制というものを目指した、そこへ早く1歩でも進めるようなスタンスで臨んでいきます。
 広域連合は、今はこれをすぐやれ、何々を広域でこれやるというようなところまで決定をするというシステムというのがちょっと弱いと考えていますので、だからとりあえずは大阪市長に正式加入いただいて、広域連合のあるべき姿というものの中で、関西州を目指すという方向性を明確に、もっともっと打ち出したいなと思っています。
 ただ、まだ1回も行ったことないんでね、これ、最初に1度、お伺いして、まず雰囲気を確かめさせてもらいたいなと思っています。

「議会運営」について

 職員

 ほかにいらっしゃいますでしょうか。では、朝日の龍沢さんどうぞ。

記者

 朝日新聞の龍沢です。よろしくお願いします。細かい点と言いますか、橋下府政の継承という点で1点、議会運営ですけども、プラスワンルールというのを前知事はしておりましたけれども、松井知事はこの点はどうするおつもりでしょうか。

知事

 議論はもう重ねます。熟議は否定しません。やれるだけの議論をした中で、やっぱり日程というものもあるし、堂々めぐりの議論になればですね、そこは議論をし尽くしたというような捕らえ方もしなければならないと思っています。そうなればやっぱり、民主主義のルールで、議案については過半数で成立をするわけですから、その民主主義のルールに沿った議会の議決をお願いをいたします。

記者

 つまり、こだわらないということですね。

知事

 ええ、こだわりません。徹底した議論はしますけども、それをこだわることで全く進まないということは、これは府民にとってマイナスだと思っていますので、議員もそれぞれ府民に選ばれてきていますので。

記者

 今の理屈から言うと自明なんですけども、そうすると職員基本条例案を知事提案として出しても、仮に教育基本条例案を知事提案で出しても、維新だけが賛成という場合であってももうそれはよいということですね。

知事

 そうですね。ただし、この2条例案を賛成いただけるように議論しますよ。これ、知事提案で出す限りは、他会派の意見というものは聞くべきものは聞きますよ。根幹にかかわらん部分というか。根幹のところの部分については、やっぱり譲れんところはありますけど。聞いていくべきものは聞いていきます。

記者

 性質が根幹とおっしゃっている部分で、まず職員のほうが先だと思うんですけども、職員についての条例についての根幹、ここは譲れないという部分というのはどこですか。

知事

 理念的に言えば身分から職業へというところですね。そういうところの部分で、やっぱり譲れないなと考えています。あと、中身の外部人材の受け入れとか、いろいろあるんですけども、それは現実に即してやっていきたいと思っています。
 でも、やっぱり外部からもいろんな方々にそういう公の仕事を1度やりたいというような人材は、入ってきてもらうほうが職員の皆さんも張り合いもできるんじゃないかなと思っていますけどね。

記者

 準特別職の項目はおろさないという意味だと思うんですけど、そのほかにおおむね5%の評価のあたりは。

知事

 あれはおおむねですからね。おおむね5%です。

記者

 そこは見直す考えは……。

知事

 今のところはありません。おおむねですから。

記者

 前知事は、相対評価じゃなくてもという教育基本条例のほうの話でしたけども、そこに絶対それを守らなきゃいけないという考えはないというようなニュアンスで橋下前知事は話されていましたけど。

知事

 どういうことですか。

記者

 相対評価のほうを見直して、要するに、今、最下位評価をつける人が少な過ぎるのが問題であって、そこは相対評価なのか絶対評価なのかという意味では、必ず相対評価にしなければならないとこだわっているわけじゃないと。

知事

 あれは、最終的には絶対評価に入っていますのでね、相対評価した中で、最終的な部分が絶対評価に入りますのでね。だから、そういう相対評価をして絶対評価という、この順番じゃないと駄目だということも考えていないし、最終的には、我々が、選挙を通じてというか、その前の区民会議を通じてもいろんなことを言われてきた学校教職員皆さんの資質向上が、これ、24区、43市町村ですべて課題に出ていましたから、そういうところがちょっと明確にしっかりとわかった上で、そういう指導力不足の先生が学校現場から離れていってもらえる、そういう仕組みをつくれれば、それでいいんですよ。

「教育委員との議論」について

記者

 それと、教育基本条例案に関しては、今日、教育委員の方たちとあいさつというのは?

知事

 いや、まだないです。

記者

 この後、予定はされていない?

知事

 行政委員は入っているのかな、教育委員。

 職員

 行政委員は、予定は、まだございません。

知事

 教育委員の皆さんも入っているの?

 職員

 一応、全行政委員に案内して、来ていただけるかと。

知事

 ほんなら、はい。

記者

 その場でこの条例案のことを話すというのは……。

知事

 その時間ありますか。

 職員

 時間ないです。かなり今日のあいさつで時間かかりますから。

記者

 また別の機会ということですね。

知事

 そういうことですね。この話は、5分、10分で済む話では全くありませんから。

記者

 そうすると、前知事の場合は、教育委員の方たちとメディアに公開の場で議論ということをされましたけど、そういった手法も、松井知事は継承するんですか。

知事

 内容についての議論のときは、公開をさせてもらおうと思っていますよ。ただ、お立場どうのこうののところをちょっと公開するのかどうかは、これは、その方々の、いきなりやめますとか、やっぱりいてますとかいうところの話のときは、ちょっと、ご本人たちも、そこは内容じゃないじゃないという話になると思いますので。

「今後の知事定例記者会見等」について

記者

 長くてすみません。実務的な話なんですけども、朝の報道陣の囲みというのは、これは毎日。

知事

 やらせてもらいます。

 職員

 必要に応じて、ご要請があればさせていただくように考えています。

記者

 それから、記者会見は週に1回のペースで変わらないですね。

知事

 ええ。

記者

 戦略本部会議でこれまで重要事項は決定してきましたけど、このやり方も継承されるんですか。

知事

 それはやっていきます。

記者

 わかりました。ありがとうございます。

「情報公開」について

 職員

 では、毎日の堀さん、どうぞ。

記者

 毎日新聞の堀です。橋下前知事は、メールとか公開したりとか、あと、戦略本部会議も公開されていましたけども、こういう姿勢というのは、原則、踏襲していくという形になるんですか。

知事

 情報公開はどんどんやらせていただきます。

記者

 改めて、松井知事として、こういうことを公開していいんじゃないのかとか、そういうことってあります? 今は部長会議は非公開ですけども、何か新たに公開するとか、そういうことってありますかね。

知事

 でも、戦略本部会議を公開すれば、ほぼ中身はもうわかっていただけると思っていますので、そこはちょっと検討しますわ。

「2条例(職員基本条例、教育基本条例)」について(3)

記者

 わかりました。すみません、重ねて2条例についてなんですけども、松井知事は根幹部分は変えないということを繰り返しおっしゃっていますけども、ただ、この前の総務部の600項目の指摘では、実は、結構、根幹部分に触れるような指摘もあったと思うんです。例えば任期つき職員というのはなるべく専門性の高い職員に限るとかですね、根幹部分に触れる指摘もあろうかと思うんですけども、そこら辺、原則ご自身として根幹を変えたくないという原則との整合性を一体、今後どうつけていくことになるんですかね。

知事

 だから、それは、総務部が維新の会派に出したときには、そういう話で質問をしていますよね。これは維新の会側からの返事の中でやってもらわないかんというようなことやと思いますけどね。だから、やっぱり、基本的には維新が最初に出している条例ですから、それに沿った形と。今回の結果を受けて、そういう形でとなると思いますけどね。僕は、だから根幹は変えないとなると思います。なるというか、そうします。

記者

 松井知事が幹事長でいらっしゃったときに、総務部とも、かなり、議論というか、公開でやられまして、そのときにも、総務部の幹部の方は、かなり反発というか、根強かったと思うんですけども、なかなか、条例案を知事提案でつくるといったときに、思うように進まないというときは、体制を何か新たに変えるとか、そういうことは考えていらっしゃるんでしょうか。

知事

 いや、それは、僕は、知事にならせていただいた、それまでの議会からの経過、経緯から見ても、総務部の皆さんに協力いただけると思っています。

「秘書給与」について(1)

記者

 わかりました。あと、済みません、これは多分、公務じゃなくて、政務に関する話かもわからないんですけども、ちょっと会見で済みません、伺います。要は、今日の夕刊の一部報道で出ているんですけども、松井知事の会社から、秘書さんと元秘書さん、2人に給与を払われていたということで、そこら辺、事実関係のご説明をちょっといただけますか。

知事

 これは、僕は、議員の間は、ちょっと数社、経営者として企業経営をやっておりました。だから、代表取締役、数社ありまして、議員の仕事と同時に企業の仕事もやっていまして、その部分のサポートということで、2人、企業からの報酬を得ております。ただ、報酬の内容というか、それを見ていただいたらわかっていただけるとは思うんですけど、企業人としての仕事と議員の仕事というものの、どこからどこまでなのかというところの問題やと思いますけどね。企業人の部分を支えてもろうてるだけでもちょっと足らんのかなというぐらいの報酬しか払えていませんので、企業人としての仕事をしているという部分で、企業から報酬を払っていたということです。

記者

 これは、払われていたのはお二人でよろしいんですよね。

知事

 そうですね。

記者

 それは、松井知事の大通のほうからということでよろしいですか。

知事

 そうやと思いますわ。そこをちょっと、僕も、数社あって、どれがどうやとあれなんですけど、大通のほうやと思いますね。

記者

 済みません、ちょっと細かい話になって恐縮なんですけども、それぞれ、お二人には、いつごろから、月幾らぐらい、総額幾らぐらいの給与を支払われていたということなんですか。

知事

 そこはちょっと会社で聞いてください。

記者

 わかりました。

知事

 ええ。僕もちょっとわかれへんから。

記者

 あと、秘書給与を企業に肩がわりさせた場合ですね、要は収支報告書のほうで収入として記載しないといけないということなんですけども……。

知事

 企業に肩がわりさせた場合は、完全に自分がほかの企業で肩がわりしてもろうた場合やと思うんですね。僕は社長業もちゃんとやっていましたからね。だからうちの会社はもっていたとも思っていますからね。

記者

 今後、収支報告書をご訂正するとかしないというお考えというのは、何かありますか。

知事

 いや、僕は議員の兼職の中で社長業をちゃんとやっているという思いを持っていますから、それで、例えば議員の立場を利用したり、そういうことで仕事をもろうてたら全く問題外やと思いますけど、一切そういうことなく仕事をしていますので、それで、いろいろと会社の中身についてまでご説明する必要はないと思いますけど、多種多様なお客さんがいていますからね。公の中の立場を仕事に利用したことは一切ありませんから、それ以外の部分での企業人としての仕事、これはちゃんとやってきていまして、僕が経営に参加していないところから給料をいただいているという場合とは違うと思いますけどね。

記者

 要は、処理としては適切であったということですね。

知事

 そう思っています、はい。

「府庁の禁煙」について

記者

 わかりました。あと、また別件なんですけども、済みません、松井知事はたばこを吸われるということで、ただ、府庁の敷地内を含めて禁煙なんですかね。

知事

 そうですよ。

記者

 今は禁煙。それは一体、知事室を含めてどうされるというおつもりはありますか。

知事

 今のところは禁煙ですね、ほんまに。だから、今のところは禁煙です。

記者

 公務中は、じゃ、一切?

知事

 メディアの皆さん方、もしあれやったら、たばこ税も上がれば、また、何かそういうお話があれば、議長に言ってください。

記者

 ありがとうございます。

知事

 禁煙です。


 

 職員

 ご訂正いただけますか。

知事

 630項目、返答はしていないの。

 職員

 はい。

知事

 これは、でも、僕は大橋先生から返したって。

 職員

 大橋先生から来ました。

知事

 維新の会の政調会長の方から、まだすべての返答はできていないというような発言がありました。

 職員

 職員基本条例の総務部への指摘が全部はできていないと。ちょっと一部訂正させていただきます。

知事

 一部訂正します。

「これからの政治姿勢」について

 職員

 それでは、産経の山口さん。どうぞ。

記者

 すいません。産経の山口ですけども。今日、初登庁ということで、初登庁の様子を見させていただいたんですけれども、ちょっと1点、要は、今回の選挙でも首長政党のあり方ということが争点になっていましたけれども、今回の選挙でも、いわばダブル首長政党ということに、維新というものはなったと思うんですけれども、今日の登庁の風景を見ていると、若干気になった、個人的にですけれども、やっぱり維新の議員さんが前面に出てきて、雄たけびを上げている一方で、かなり後ろのほうで職員のほうが引いてしまっていると。「私らのところにはなかなか来てくれへんのやね」ということを下のほうの女性の職員の方がささやき合っているのも、実際、僕はこの耳で聞きましたけれども、首長であることと政党の幹事長であること、代表もいますけれども、どう一線を引くのか、あるいは引かないのか、これからの政治姿勢というものを伺いたいんですけれども。

知事

 やっぱりあれだけの激烈な選挙を一緒に戦った仲間の皆さんに会うと、そこでやっぱりちょっと情というかね、そういうのがあれで、やっぱり今までの所属していた議会の皆さん方とちょっと盛り上がってしまった。そこをちょっと反省しています。こっち側の人間なんやというのを、こっち側やねんというのをしっかり自分の中にもっと入れていかないかんなと今はちょっと思っています。
 ただ、一線を引くかどうかは、これは議会と執行者、執行部のその一線はきちっと引いていきます。維新の会の議員団も、多分、チェックすべきはチェックするでしょうし、すべて了解とは言ってくれないと思っておりますから、そこはしっかりと引いていきますけども、選挙で選ばれた政治家ですから、政党というローカルパーティーというところの活動は、ローカルパーティーというのは、一つの大阪のあり方の大改革を目標として掲げてですね、結局は大阪の府民一人一人が豊かさ、幸福さ、これを感じてもらうための活動ですから、そのための政治活動はやっていきます。

記者

 それで、政治の、政務に入るのかもしれないですけども、幹事長として今後もやっぱり候補者擁立というのは軸になっていかれるのかどうかというのが。

知事

 それはやっぱり政党の幹事長として代表幹事長の仕事はやります。
 ただ、公務の時間は公務の時間として、公務をなおざりにすることはありません。

記者

 近畿圏一円に擁立することも辞さないということを代表のほうは明言されていますけれども、これについても知事が政務として擁立作業に当たるということでいいんでしょうか。

知事

 だから、今目指している行政のあり方そのものを根本から変えるということで、今度、統合本部も、これは行政マンを入れてやりますよね。行政マンを入れて、いろんな諸課題の解決の処方せんを書いていって、最終的には協議会という場で、議会の同意も得て、府議会、市議会ともにこれを決定してもらわないかんと。決定してもらうために。それが決定しても、今度はまた国のハードルがあると。これは公務の中で、行政マンを入れて統合本部の中で議論してきたものを実際に実施するためのプロセスの中の一つですから、実施するためのプロセスの一つとして、国の法改正は議会制議員内閣、そういう制度であれば、これは政治活動もこの部分で入ってくると。ここでの政治活動というのは、職員を使って公務でやっている部分とつながってくるので、だから、そこは政治活動をやりますよ。

「府市統合本部」について

記者

 あと、もう1点だけ。統合本部の下につけられるというイメージなんですかね、その協議会。

知事

 いや。

記者

 関係ない?

知事

 ええ。統合本部は、まずは課題を全部挙げて、ほんで、そこでの事業を一つ一つ見直すというのが統合本部ですよね。

記者

 議員さんが入る協議会というのは、府全体の中に、府というか、府と市の別、統合本部とは別建てでつくる。

知事

 協議会は別で。協議会は議決が要りますから。

記者

 その協議会は、いわゆる統合議会というような位置づけで考えられているんでしょうか。

知事

 そこはまだ、一緒に協議会をやるかどうかは別として、まずはやっぱり大阪市が協議会の議決をもらえるように、今はその段階ですから。だから、それをやるためにも政治活動はやります。

「知事と幹事長との立場」について

 職員

 たくさんご質問いただいていますが、できる限り、3時ぐらいには終わりたいと思いますので、今お手を挙げている方で打ち切りとしたいと思います。まず、共同の渡邉さん。

記者

 共同通信の渡邉です。宜しくお願いします。今の産経さんの質問にも重ねて確認なんですけれども、つまり政治団体の幹事長は今後とも続けていくということだし、仮に国政に維新の会が進出するとなれば、その擁立作業は幹事長として、当然、主たるポジションで担われるということでよろしいですか。

知事

 やりますよ。それは仕事ですから。

記者

 そこに知事という顔もあるので、やはり、先ほどもお答えがありましたが、例えばメディアや有識者等々からですね二元代表のあり方とか、国政なので少しそれは離れるかもしれませんけれども、知事という立場でありながら国政にも進出していくということに関して、例えば府庁にも影響がある話かもわからないんですけども、その辺に関しての、知事としての立場と幹事長としての立場、整合性というのは今後どういうふうにつけていくおつもり。

知事

 だから、それは、さっきも言いましたけど、知事として、統合本部を市長と立ち上げて、職員も入って、そこでいろんな議論をするけども、その中でいろんな形、答えの出たものを実行するために政治の役割があると思っていますので、だから、本来、行政と政治という部分を、今までのそういう姿から、大阪維新の会と今回の我々というのは全く今までに前例のないことでやってきていると思うんですよ。その前例がないのを積み上げてきて、ずっとここまで来ていますので、そこは府民の皆さんのご判断に任せるしかないかなと思いますけどね。

「各国政政党、政権与党との対決」について

記者

 わかりました。選挙の際は府民の判断というのは、当然、各選挙区等々の投票行動であらわせるかもしれないんですけれども、例えば対決をしていくことによって、国政政党、政権与党と対決するという事態もあり得るかもしれないんですけども、その際に大阪府庁とか府民にもよからぬ影響が出る可能性も否めないとは思うんですけども、その辺はいかがですか。

知事

 そういうことで政府が、政府って行政機関なわけなので、自分のところの政権党のことをあまりにも考えて、政府が我々大阪側に圧力をかけてくるとか、いろんなことがあれば、それこそ大阪府民の皆さんは黙っていないのと違うかなと思いますけどね。そこはやっぱり行政として政府がしっかりと、それとは向こうが分けてくれなあかんと思いますけどね。

記者

 わかりました。ありがとうございます。

知事

 そういうふうに圧力をかけられたら、ここで言います。

記者

 わかりました。

「咲洲庁舎の今後の活用」について

 職員

 それでは、毎日放送の真田さん。

記者

 毎日放送の真田です。咲洲庁舎についてなんですけども、第2庁舎として活用されていくということですが、具体的にどのように活用していくのかとか、今後のスケジューリングなところとか、具体的に今あるビジョンというのを教えていただけますでしょうか。

知事

 これは、何度も申し上げていますけども、とりあえずは来年の中央防災会議、この結果を待ちます。待った上で、執務ビル、テナントビルとして、民間のテナントビルと同じように使用可能となった場合は、職員をこの大手前から、今の空きスペースは職員の皆さんで執務スペースとして使っていただきます。

記者

 空きスペースを最大限職員として使うということ。

知事

 そうです。

記者

 実質、ほとんど向こうのほうに移転するということも検討しているという内容なんでしょうか。

知事

 だから、その中央防災会議の結果を受けてね。受けて。

記者

 現時点では中央防災会議の決定を受けてだとは思うんですけれども、もちろんそれがオーケーというような前提でこれまでも庁舎を使うというような話になっていると思うんですが、今現時点での具体的なビジョンであったりとか、防災会議の結論がクリアされた上での今現時点でのスケジューリングビジョンであったりとか、そういうのがあれば教えていただければ。

知事

 でも、これはやっぱりその結果を受けて安全やという。執務環境として安全ですよ、危機管理の面での安全な場所というわけじゃなくてね。これは普通の高層ビルと同じようにこのビルは使用できますよということを決定いただかんと、今は前知事の間に府民文化部と、あと、商工労働部が移転していますけど、今はそれ以上の移転はできないでしょ。

記者

 中央防災会議の結論が出るまでは現状のままずっと維持ということ。

知事

 今のこの体制という形にしていきます。もう来年の話ですから。

「教育基本条例」について

記者

 すみません、何度も申しわけない。教育基本条例なんですけれども、教育委員との話し合いをしてからというように今おっしゃられて、2月議会提案というようにおっしゃられていましたけども、知事本人としては、2月議会で成立するに当たってですね、知事として具体的に理解を得るためにこういったことをしていきたいとか、こういった働きかけをしていきたいとか、こうなった場合は知事提案にして何とか成立を目指すとか、そういった何か意気込みというか、具体的に何かこういうふうにしたいとかっていうのがありましたら。

知事

 具体的にとはどういうことですか。

記者

 結論を待ってからという、話し合いをしてからその上で決めていくとおっしゃった……。

知事

 いや、僕が議会側にいたときも、教育委員のフルメンバーとは議会提案で出しているときもまだ議論していないんですよ。やっぱり教育の現場にいてはる教育委員の皆さんとも、このことについては議論したいんですよね。でも、今、あの方ら、今の教育委員の先生方がそのままで委員を続けていくということがはっきりしていればいいんですけど、ご自身でやめるということを、僕にじゃないですよ、前知事のときにおっしゃっているので、その態度がはっきりして、それから、詰めるべきものは詰めたいと思っています。

記者

 その態度を待ってからという。

知事

 だから、それは早くに、こちらから言っている話でないので、決めていただきます。

「中小企業へのメッセージ」について

 職員

 はい。それでは日刊工業の吉岡さん。

記者

 日刊工業新聞の吉岡と申します。質問の系統が変わって申しわけないのですが、知事は社長経験もおありということで、中小企業の皆さんからはその経験に期待する声もあってですね、社長の経験をどう生かすのか、中小企業へのメッセージなどあれば改めてお聞かせください。

知事

 中小企業ってほんまに今大変な状況でね、いっとき信用保証協会とかで借りられても、みんな本心は、信用保証協会が7年とか5年のやつがあって、何とか5年たっていれば景気が持ち直してるやろという思いで運転資金とかで借り入れている人もいっぱいいてるんですよね。中小企業が一つ一つの努力で何とかなるような今経済状況ではないと思います。
 僕はいつも企業の経営者の皆さんにも言っていたんですけど、一つの企業やその企業の同業種の皆さんの団体がね幾ら日本の中で、もちろん努力はしていったほうがいいんですけど、そら、みんな努力していますよ。それでも毎年毎年売り上げって落ちてきている。ほんで、毎年毎年所得って減っているんですよね。とにかく外から投資してもらえるような環境整備を大阪ですることです。人が増えること、まず。人が増えれば物は売れますから、サービスも売れますから、人が増えることによって結局は景気というのは回っていくということだと思います。

「秘書給与」について(2)

 職員

 では、読売の兒島さん。

記者

 読売新聞の兒島と申します。秘書給与の話に戻って恐縮なんですけれども、名刺を持って秘書が活動しておられるということで、先生のかわりに葬儀に出たり、実質議員の秘書だという指摘があると思うんですが、それについてご見解をお願いします。

知事

 議員の秘書であり、だから、僕の秘書ですよね。僕自身は議員でもあり企業の経営者でもありますから、それはどこでどう線を引けと言われても、葬儀に行ったところ、相手は会社の関係でお付き合いしている人もありますし。僕とお付き合いしてくれてる人というのは、すべてが議員やから付き合いしてくれてるということではないと思いますので、そこは明確な線引きというのはできないと思いますよ。それでしっかりと僕自身は企業の経営をやってきているということを申し上げていると。

記者

 それは会社の私物化に当たったりはしませんかね。府民の目線から見たら、そういう指摘もあると思うんですけれど。

知事

 中小企業経営者というのは、私物化ということではないですけども、オーナーであるということは確かですよね。しかし、私物化していくと自分の個人の財産を増やしていくんですよね。でも、どっから見ていただいても僕は自分の個人の財産を増やしているということには当てはまっていないと思いますので、とにかく今は社員の皆さんに何とか、議員であったときですよ、社員の皆さんの仕事をなくさないようにするのに働いていましたね。

記者

 今、維新の会というのは地域政党で、支部からの寄附というのは受けられない状態であると思うんですけれども、ある意味で違法寄附の状態が続いているんじゃないかというような見方もあると思うんですけど、現状と、あと、今後もこの状態をお続けになるお考えかどうか。

知事

 いや、企業はやめましたから。手続をして。社長じゃなくなれば社員は使えません。それは違う形になります。

記者

 それはいつ付でやめて、今後は、じゃ、どうされるおつもりなんでしょうか。

知事

 昨日付で。いや、ちゃうちゃう。ちょっと正確なんはあれですけど、今日、知事になった瞬間からは社長ではありません。その手続はしております。そのことについて、会社の社員というものは使いません。

記者

 秘書として雇われるということですか。

知事

 そういうことになるんでしょうね、今度は。

記者

 これまでの報告書を修正されるお考えはございませんか。

知事

 これまでは兼職を認められた中でやってきていますから、どこでどうやということには僕はならないと思いますよね、線を引いて。ほんで、そもそもやはり政治資金の問題でお金を集めるというところの部分の話やと思うんですけど、今まで僕は自分であんまりお金を集めたことがありませんからね。維新の会ができるまではね。だから、自分が仕事をこっち側で一生懸命やってきた部分の中で、社員としてその部分は支えてねということで社員も使うてきました。だから、それは感覚の中ではそれを変えていかないかん――議員時代はですよ、変えなあかんということには僕は考えてないですけどね。兼職をしていたということは事実ですから。

記者

 収支報告書上はですね、それは丁寧に企業からの献金として記載すべきだと、それがよりわかりやすいと思うんですけれども、その手続をされなかったのはなぜなんでしょうかね。

知事

 だから、その感覚が、僕は企業の経営者であって、経営者である僕と政治家である僕と、それをすべて支えてもらう仕事を会社側の人間がやっていたと。どこでその線を引くということは、逆に言うたら政治家の部分についてはほぼボランティア的にやってもうてるということやと思いますけどね。でないとお金の、彼らの生活保障ができませんから。

記者

 わかりました。ありがとうございます。

 職員

 それでは、これで記者会見を終わらせていただきます。皆様、どうもありがとうございました。

知事

 はい、ありがとうございました。

このページの作成所属
府民文化部 府政情報室広報広聴課 広報広聴グループ

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