平成23年度第9回大阪府戦略本部会議 議事概要【議題1】

更新日:2015年8月5日

議題1 府立成人病センターの建替整備について

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資料1-1 府立成人病センターの整備について(検討の経過と専門家会議)
資料1-2 府立成人病センターの整備について(専門家会議の検証結果における個別事項の比較)
資料1-3 府立成人病センターの整備について(地元住民との意見交換等)

 [PDFファイル/292KB] [Wordファイル/229KB]
資料1-4 府立成人病センターの整備について(民間建設会社のアンケートを踏まえた整備期間) [PDFファイル/397KB] [Excelファイル/193KB]
資料1-5 府立成人病センターの建替えに関する大阪府のまとめ [PDFファイル/68KB] [Wordファイル/53KB]
参考資料1 府立成人病センター整備等関連予算の概要(H23年度9月補正予算:検討中) [PDFファイル/272KB]
参考資料2 民間建設会社へのアンケート結果について [PDFファイル/1.07MB] [Wordファイル/2.68MB]
参考資料3 交通アクセスの比較 [PDFファイル/236KB] [Wordファイル/132KB]
参考資料4 府立成人病センター建替えの検証に関する専門家会議 検証結果 [PDFファイル/350KB] [Wordファイル/117KB]
参考資料5 府立成人病センターの建替えに関するアンケート結果について

(本文) [PDFファイル/425KB]
(参考) [PDFファイル/210KB]

参考資料6 自由民主党現地建替え案 平成23年2月議会(代表質問・梅本議員案)

 [PDFファイル/191KB]

参考資料7 成人病センター建替えにかかる地元説明・意見交換会について(報告) [PDFファイル/82KB]
 

※健康医療部より、資料に基づき説明。

【総務部長】
・「公衆衛生研究所は移転するならば一緒に移転すべき」という住民の意見についてどういう対応をするのか。また、P3施設については大手前移転整備の際には必要ないという判断か。

【健康医療部】
・P3施設については新病院で考えていない。

【総務部長】
・今ある施設はどうするのか。

【健康医療部】
・現在は使っていないが、公衆衛生研究所が使うことも考えられる。

【知事】
・成人病センターが持っているP3施設を公衆衛生研究所にもっていくのか。

【健康医療部】
・公衆衛生研究所が健康科学センターの中に行くので、その中に吸収することになる。

【総務部長】
・公衆衛生研究所も健康科学センターへ行くという、従来我々が検討していた方針を引き続きご理解いただけるように努力するということか。

【健康医療部】
・そうなっている。

【知事】
・住民の皆さんとの説明会で今こういう状況になっている中で公衆衛生研究所を健康科学センターへ移すことについて理解を得られているのか。

【健康医療部長】
・これまで公衆衛生研究所のP3施設の運用については毎年全てオープンにしてご了解をいただいている。その運用については基本的に理解はいただいているものと思っている。ただ健康科学センターの上の場所に移設することに同意していただいているかは最終確認できていない。

【健康医療部】
・移設に際しては安全対策をきちんと取って、住民の方にはご理解いただくよう努めていきたい。

【知事】
・先日読売新聞ががん拠点病院の実績集計を出していたが、成人病センターの新規患者数は思ったほど、西日本の拠点というほどの数ではないのではないかなと感じられた。東日本の国立がん研究センターは突出しているのであろうが。

【成人病センター総長】
・東日本の方が全般的に新規患者の扱い数は多い。一つはベッド数の問題もあるが、ベッド数の割には西日本は全体に低い。東日本は人口割にすると患者のニーズが高い。

【知事】
・成人病センターの新規患者数は2900ぐらいだが、これからの経営計画では増やしていくのか。

【成人病センター総長】
・若干は増えると思うが、ベッド数は今の500をそのまま継承。これは地域の医療体制、つまり、がんを扱っている他の病院がどれだけあるかによって変わる。1病院でたくさん扱っているからよいかというと決して一概にそうとも言えない。

【知事】
・成人病センターを移転建て替えして新しい病院を作っていくが、数としては病院は他にあるということになれば質の問題になる。

【成人病センター総長】
・質は当然高いものと自負しているし、現在の新規患者数も西日本では九大病院を除いてトップ。東日本の1病院での数と比べると少ないが、十分機能は果たしていると自負している。

【綛山副知事】
・足立倫行というルポライターが成人病センターに関する新書を書いている。その書き出しで「日本でがんと言えば国立がん研究センターを中心とした東日本に診療の拠点があると思っていたが、西日本にも成人病センターがある」と書いている。ドクター別の診療とか分析とか研究状況をみると、改めて、成人病センターはそういうステータスにあると思う。総長がおっしゃったようにその部分をもっと伸ばしてもらって府民全体の期待に応えてもらうということが必要であると思っている。

【知事】
・森之宮のまちづくり関係はどういう状況か。

【木村副知事】
・おととしは検討会、去年は協議会と、まちづくりという切り口で携わってきた。その中で住民の方にも色々とご意見を聞いたが、やはり商売に対する懸念があると思う。森之宮は成人病センターが大手前に移転した後、大きな商業施設を中心にという絵を描いてみたが、まだ5年も6年も先の話なので、時間をかけてまちづくりは議論できると思う。去年の12月に協議会の最終報告は作ったが、あまり具体化せずに議論していただいて、地元の方にも理解いただけるような跡地はこれからの議論。我々は一応ああいう形で、真ん中に大きな商業施設、周辺にマンション、みどりいっぱいのまちの再開発というプランを出した。だから少し時間をかけて、一緒にまちづくりを進めていく位置づけだと思う。
・大手前も本庁舎、成人病センターはここという絵を描いた。府庁舎の防災拠点のあり方の関係で絵は少し変わるが、大きな思想は全く変える必要はない。
・今回の住民の皆さんのご心配については少し時間をかけて詰めていけば大きな懸念は払拭できるものと思っている。

【知事】
・今回の防災拠点としての咲洲庁舎の活用断念ということを踏まえても、大手前のまちづくりの関係は影響ないと考えてよいか。

【木村副知事】
・まちづくりの絵ということでいえば2月の最終の取りまとめのままになっている。一部本庁舎の扱いは少し変わったが、大きな考え方は最終の取りまとめの考え方の延長にあると理解いただければよい。

【知事】
・成人病センターとしては大手前の地への移転建て替えは、成人病センターが将来に向けて羽ばたいていくために、重要なところだと考えているか。

【病院機構理事長】
・成人病センター総長も我々も意見は一致しているが、できるだけ早く、今までも10年近く建て替えの議論をしてきたが、色々な意味で最新の医療、高度医療が滞ってきている中では何としても建て替えしていただけるように、これは専門家会議も色々な皆さんのご意見も大手前地区がより優位性があるだろうと言われているし、我々としてもその線でぜひお願いしたい。

【政策企画部長】
・府民の期待は最新の医療や高度な医療などにかかっていると思うが、これについてはどうか。

【健康医療部】
・まず、病院の立地ということが決まって、今後いい病院を作っていくということが一番大切であり、それが府民のためになるということだと考えている。その計画を進めるために立地場所を決めていただいて進めていきたい。もちろんいい病院を作るための検討は、これからもしていきたいと思っている。

【病院機構理事長】
・医療の中身については、既に基本計画に向かって、病院がずいぶんと議論をして、今までにないような医療に取り組もうと意欲的なプランを作っている。我々としても新しいものも大いに入れていきたいと考えている。

【成人病センター総長】
・私たちが強く希望しているのは、研究所と病院が一体として機能すること。両者が分離した案は受け入れられない。大手前地区の方が早急に建て替えることができ、現在の診療体制に影響が少ない。そして、自由度の高い設計ができるので、機能的に高度なものが期待できる。あえて言えば、両方の地区についても、将来の拡張用地に少し難がある。将来の拡張用地がある方が望ましい。しかし、それを除けば、大手前地区で、更地に新しいのができる方がずっと設計の自由度も高いし、内容的にいいものができる。

【知事】
・知事就任後、成人病センターに視察に行き、総長からも話を聞き、早く、西日本のがん拠点に持っていかなければならない、しかし、今の老朽化施設では拠点になりえないという思いで、建て替え、移転等についてしっかり議論してきた。議会とも議論してきたところだが、自民党さんから対案をしっかり出していただいた。これについて専門家会議でも十分検討してきた。
・検討してきた結果、期は熟したと思うので、成人病センターの意向や担当部局での理由検討等を踏まえ、住民の皆さんには大変申し訳ないが、大阪府として、大手前への移転・建て替えを決定する。私は大阪府民全体から選ばれているので、大阪全体の声を汲んで、大手前への移転建替を決定して議会に関連予算案を提出する。住民の皆さんの細やかな声は、各議員がしっかりと汲んでいただくこととして、議会で議論したい。部局には、以後調整等よろしくお願いする。また、住民の皆さんに対する丁寧な説明をお願いする。

このページの作成所属
政策企画部 企画室政策課 政策グループ

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