平成23年度第4回大阪府戦略本部会議 議事概要【議題4】

更新日:2015年8月5日

議題4 危機管理監マニフェスト

            資料名

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資料4-1 平成22年度危機管理監マニフェスト評価・検証シート(案)

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資料4-2 平成23年度危機管理監マニフェスト(案) [PDFファイル/399KB]

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資料4-3 ひきこもり青少年ゼロ・プロジェクト [PDFファイル/253KB]

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(危機管理監から資料に基づいて説明)

【政策企画部長】
・帰宅困難対策について。3月の東日本大震災の際、東京で帰宅困難者があふれかえった。その原因の一つは鉄道会社ごとに再開の判断ポイントが違っていたこと。鉄道会社トータルでのコントロールについて危機管理室でなにか考えているのか。

【危機管理室】
・今年の秋に訓練を予定しており、そのメンバーの中に鉄道事業者が入っている。ご指摘のとおり、3月、東京で鉄道会社において運転を開始する時間が違ったため、いろんなターミナルで混乱が起こった。そのことも含めて検討を進めたい。

【綛山副知事】
・今回の東日本における対応方策を分析して欲しい。
・重点課題1の「大災害に負けない、強い大阪・関西の実現」について。対策をしっかりするというメッセージでよいのか。大阪で災害が発生したときには、知事をトップに、そのサポートとしての司令塔機能を果たすこと、また国内で東日本大震災のような事態があったときには、危機管理監が中心になって支援を実施すること、この二つが危機管理室の機能ではないか。重点課題の1のまとめ方は、もう少し議論した方がいいのではないか。

【小河副知事】
・実働部隊である都市整備部とか環境農林水産部をきっちりまとめること、想定を超える事態を考えて、司令塔としてまとめることが危機管理室の役割。部としてではなく、府庁トータルで実現。

【綛山副知事】
・その方がうまく説明できる。

【総務部長】
・「想定を超える」という言葉の使い方に疑問をもっている。まずは今回の震災を受けて、新たな被害想定を設定し対策を講じるが、その対策を上回る災害が来たときはどうするか、ということ。対策に限界はあるが、被害想定については、上を見るときりがない。最近は「想定外」や「想定を超える」という言葉を使わないでおこうと言われているが、正しいと思う。対策を超えるようなものが来た場合にどうするか、といったように、考え方を整理した方がいいのではないか。

【危機管理室】
・ハード施設や、あるいは自助共助に対する公助について、ある自然現象の規模を設定しないと、それに対する設計や計画、対応はできない。
・今までは、それを超えない、そこまでやっていれば安全という前提だったが、想定規模を超えるものは来ることがある。そのことを府民のみなさんに伝えて、なおかつ、超えたときにはみんなでこうしましょう、少なくとも命を守りましょう、ということ。

【総務部長】
・言っていることはわかるが、それを「想定を超える」という言い方にするのかどうか。

【危機管理監】
・表現を含めて工夫が必要。

【知事】
・想定の対象は今までの自然災害から、講じている対策になる。対策を超えた場合は、災害想定は無限大。とにかく、全庁挙げて、基準を一つ作って、その基準の内外ですべきことをつめなければならない。言葉は行政的につめて、統一的にできるようにお願いする。
・治安対策については、非常にうまくいった。結果も出ているし、警察との連携も非常にうまくいっている。
・地域安全センターについても、本日の「安心なまちづくり推進会議」に出席して、非常にうまくいっていると感じた。最終的には市町村へ移管していくが、地域安全センターが、23年度までに150ヶ所。地域安全センターを普及するため、立ち上がり支援として予算を計上したが、その効果はあったか。

【危機管理監】
・その効果は相当出たと思っている。

【知事】
・この予算は今年度までだったが、効果があるのであれば、もう一度つめて考えてもらいたい。市町村にそのまま移管できるのか、まだ一定は府が支援していかないといけないのか。府と市町村の役割分担論もあるが、地域安全センターができることがプラスになることは間違いない。しっかり考えてほしい。
・青パトについて、今は人件費の部分を出しているのか。

【青少年・地域安全室】
・地域の青パトについて、府は一切支援していない。地域からは、運営するためのガソリン代などを支援していただけるとありがたい、という声はある。

【知事】
・小学校の校庭の芝生化と同じように、地域の人たちが青パトを運営することが、地域力の核になる。中古で安い軽自動車一台で地域がまとまるのであれば、芝生化と同じように地域がやってくれるという前提で、支援するという話はできないか。被災地への警官派遣ということもあるので、青パト普及を地域力再生と合わせて検討してほしい。可能であれば9月補正予算として出したい。

【青少年・地域安全室】
・現在、地域の声を集めようと動いている。

【知事】
・子どもや女性を犯罪から守る取組みの推進については、ルール化できるのであれば、警察力へのサポートということでお願いする。
・車上ねらい、部品ねらいも何とか抑え込みたい。自治体でできることを総力上げて対応したい。
・このあたりの課題にかかる予算について、9月までにできることがあれば、先行して実施したいので、案を出してもらいたい。

【危機管理監】
・実効性のある対策を絞り込んでいきたい。

【知事】
・地域の安全センターについて、みんなが地域のために、ある意味負担をしてもらうことはありがたい。どこかで市町村に移管しないといけないだろうが。

このページの作成所属
政策企画部 企画室政策課 政策グループ

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