大阪府・熊取町・京都大学では、「ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)研究会」を平成21年に設置し、産学官が連携して、中性子を利用したがん治療「ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)」の早期実用化に向けて取組んできました。(平成28年にBNCT推進協議会に改組)
BNCTは、からだにやさしい最先端のがん治療法!! BNCTは、原子炉や加速器からの中性子とがん細胞・組織に集積するホウ素化合物の反応を利用して、がん細胞をピンポイントで破壊する、身体への負担が少ない最先端のがん治療法で、侵潤性の強いがん、多発・再発がんなど、現在の外科治療や放射線治療では治療が難しい難治性がんに有効です。これまで、京都大学複合原子力科学研究所(旧:京都大学原子炉実験所)を中心とし、大阪公立大学(旧:大阪府立大学)等が参画する研究グループが、医療としての承認をめざし研究を進めてきました。京都大学複合原子力科学研究所では、研究用原子炉を利用し、昭和49年以来これまで、主に悪性脳腫瘍、悪性黒色腫、再発頭頸部がんなどを対象に580例以上の医療照射を実施してきました(令和2年6月時点)。 近年、BNCTの研究が急速に進展!! ○京都大学を中心とする研究グループによる課題がスーパー特区(先端医療開発特区:内閣府)に採択 |
◆活動状況
・総合特区に申請
「関西イノベーション国際戦略総合特区」の32事業のうちの1事業として「ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)の実用化促進」を提案しました。
・平成25年7月 京都大学と大阪府立大学が国の財政支援措置(総合特区推進調整費)の対象として認められました。
・平成26年3月 BNCTパンフレットを作成しました。
◆BNCTパンフレット「日本の叡智が拓くがん治療の新たなる地平」
・ダイジェスト版【A4版8ページ】
日本語 [PDFファイル/5.05MB] 英語 [PDFファイル/5.01MB] テキスト [Wordファイル/61KB]
・人材育成用【A4版16ページ】
日本語 [PDFファイル/8.03MB] 英語 [PDFファイル/9.68MB] テキスト [Wordファイル/86KB]
・人材育成チラシ【A4版2ページ】
日本語 [PDFファイル/556KB] 英語 [PDFファイル/539KB] テキスト [Wordファイル/112KB]
◆関連リンク
このページの作成所属
政策企画部 企画室連携課 連携グループ
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