平成27年度第4回大阪府戦略本部会議 議事概要【議題2】

更新日:平成28年9月7日

議題2 モノレールの延伸について

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資料1 

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※ 資料に基づいて都市整備部から説明

【新井副知事】
・採算性の確保の議論について、大阪高速鉄道(OKT)のリスク管理を府としてしっかりお願いしたい。沿線市との関係で、東大阪市、大阪市、門真市、大東市の負担の考え方がある一方で、北大阪急行延伸の際の考え方との関係もある。個別の考え方はあると思うが、府と地元市との負担の考え方がきちんと説明できるように整理をしてほしい。
・平成28年度から40年度で、事業費1050億円のうち、府費として約300億円を負担する。知事はストックの組換えも利用すると言われている。
・公共施設等整備基金は、今約500億円あると思うが、例えば、北大阪急行延伸に対する負担の話とか、それ以外にも国の来年度予算の防災・安全交付金について、全国ベースでは昨年度並みでついている。府にどう割り振られるかはこれからの話だが、仮に昨年並みということになれば、去年が全体の事業費の2割くらいになっているので、府としてはもう少し増額してもらいたい。
・というのも、南海トラフ地震対策関連の費用もどうするかという話が基金との関係で出てくる。鉄軌道の関係は、なにわ筋線の(事業化の)議論が始まり、北大阪急行延伸の話もある。将来的には北陸新幹線も地元負担の問題も出てくる。
・基金をどう使うかとあわせて、今後の中長期的な財政の考え方、シミュレーションをしっかり押さえておかないといけない。個別案件ごとの判断では実施したらよいという判断が出たとしても、府の財政全体も含めて頭に置いておかないと個別判断だけではいけない。
・約300億円を全て基金から使うのか、他の財源を含めて検討していくのか、財政面の観点からはどうか。

【財務部長】
・ご指摘のあった大規模事業を実施する意思決定に当たっては、まず府として果たすべき役割を十分精査する。そののち、財源については、国の補助金などを確保したうえで、残りの一般財源については、公共施設等整備基金を大事に使っていく。
・今年度末で490億円の内、413億円は大阪府都市開発株式会社(OTK)その他の株式売却益となっている。今後意思決定をする際は、全体として、その都度はっきりする事業費を見極めながら慎重に判断していきたい。
・もう1点指摘のあった、OKTの採算性について確認だが、OKTに対しては開業したときや2期区間整備の際、無利子融資や低利融資という財政支援をしてきた。ここまで既存の区間で経営が安定しているのであれば、基本的にそういった財政支援は考えていないということでいいか。

【都市整備部】
・今回の(採算性の)検証にあたって、特段大阪府としての支援は見込んでいない。そのうえで採算性が取れるという判断をしている。さらにリスク分析ということで、厳しい条件についても検証したが、特段の支援は見込んでいない。現時点では見込んでいないが、将来的に会社の経営にどんなリスクがあるのかすべて把握できるわけではないので、その際は議論させていただきたい。
・OKTのリスク管理については、都市整備部も一緒になってしっかり管理していきたい。特に測量試験や設計段階に入っていくので、我々としては今日説明した事業費を少しでも下げることができるようにコストの縮減を図っていきたい。それが財政の話にもつながると思う。ほかにもたくさん事業はあるため、できるだけ全体として事業費の平準化を図っていきたい。
・沿線市の負担については、今回知事に決断をいただいた。モノレール事業だけでなくその他の事業も含めて、負担の考え方がしっかりと説明できるように整理していく。

【新井副知事】
・どちらがどちらかという選択の話ではないが、都市整備部でやっている南海トラフ地震対策関係と鉄軌道整備が整備基金の使い方の大きな割合を占める。この基金については偶々(持っている財源)なので、そこを含めて検討をよろしくお願いする。

【竹内副知事】
・着工後、10年間でやるということだが、10年と言わずスピード感を持って早く完成させてほしい。土木事務所とOKTの事業の執行体制は大丈夫なのか。

【都市整備部】
・平成28年度から現場の測量試験、設計等に入っていくので、現場事務所でスムーズに事業が進められるように、体制について議論をしているところ。加えて会社にも人的な支援ができるように議論している。本格的に事業が動き出すのが平成31年度ごろからで、工事が最盛期を迎える。
・大阪府においては、そのころに大きなプロジェクトである安威川ダムが完成を迎える時期。その事務所が収束してくるので、そこを見直して立ち上げるという形で体制をしっかり構築していきたい。

【政策企画部長】
・今回のモノレール事業は府だけでなく沿線市も負担いただいて行う事業。1,050億円というボリュームのある額だから、「安かろう悪かろう」ではいけないが、事業費の精査はしっかりやっていただきたい。
・社会資本整備総合交付金や国土交通省都市局事業の予算規模の関係もあるが、しっかり国費を確保するようにいろいろな形で働きかけて対応をお願いしたい。

【知事】
・工事的には北側から伸ばしていくのか。

【都市整備部】
・具体的にどこから順番にやっていくかはこれから議論していく。

【知事】
・北側から伸ばしていくなら、4駅延伸をするが、途中で一部区間は使えることになるのか。

【都市整備部】
・北から順にという形ではなくて、区間で工事に時間がかかる部分から重点的に着手していく形になる。順次北側からという工事ではない。

【知事】
・それぞれの区間で着工していくのか。

【都市整備部】
・最適な工程で進んでいく。4つの駅すべて、(一括で)全線供用する。車両が新たに必要で、そのためには車庫が必要になる。現在は南の端の近鉄(奈良線)の新駅を作る瓜生堂あたりに車庫を設ける計画をしている。それも含めて一気に9kmを追加供用する。

【竹内副知事】
・(大阪モノレールの)1期で南茨木から大阪空港に向かっては一気に開通するという計画だったが、蛍池でなかなか工事が進まないという時代があった。その時には折り返し地点を作り、千里中央(方面)から柴原で折り返した。いわゆる部分供用をしたという事例は過去にはあるが、今回は一気に供用したい。

【知事】
・実際の作業上厳しいなら仕方がないが、学研都市線までつながっているなら、モノレールに乗りかえて北へ上がれるようにしてほしいというニーズはあると思う。これからどういう方法でどこからスタートさせるかを考えるが、一日でも早い供用をお願いする。
・全線供用が一番効率がいいならそれでいいが、やれるなら一部でもお願いしたい。東西の鉄道とつながれば、利用者の皆さんに利便性をより早期に感じていただけるので、これからの実施に向けての設計をしてもらいたい。
・財源の話はいろいろあると思うが、北大阪急行もOKTも鉄道がつながり、利用者が増えて利益が上がるとなれば、そこにストックがあるということ。それをストックとして組み換えていく。今回の事業を全額公共施設等整備基金でやると基金がなくなるという話だろう。

【新井副知事】
・しかし、府債も増やせない。

【知事】
・でもOKTの株式がある。

【新井副知事】
・OKTの株式については、まだ分からない。

【知事】
・株式価値を上げていく。OKTも株式価値がかなり上がる。

【新井副知事】
・その点については、しっかりとした検証が必要。

【知事】
・その時はここにいる人はほとんどいない。後ろに座っている若い人はどうかなと思うが、決して天下り先にしないようにお願いする。

【政策企画部長】
・大阪モノレールの延伸について事業化を決定させていただく。事業着手に向けて今後、関係者協議、調査設計に取り組んでいくこともあわせて確認させていただく。

このページの作成所属
政策企画部 企画室政策課 政策グループ

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