成人期

更新日:2019年10月1日

成人期の歯と口の健康づくり

歯と口の特徴

 成人期以降に歯を失う主な原因は、歯周病です。歯周病は、歯の周りの組織や骨に炎症が起こる病気で、むし歯に比べて痛みなどの自覚症状が出にくいのが特徴です。 歯周病が重度化すると、歯を失ったり、歯の根元にむし歯ができやすくなります。口の健康状態は、生活習慣や全身疾患も関連があることが示されていますので、心身の健康とともに口の健康にも気を配りましょう。 
 府内の歯周病治療が必要な人の割合は年齢とともに高くなっています。また、歯周病治療が必要な人の割合については、全国調査データ(平成28年歯科疾患実態調査)を参考に比較すると、大阪府は、全国よりすべての年齢階級で高くなっています。

歯周治療が必要な人の割合

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むし歯と歯ぐきの炎症の対策

口の中の歯垢(プラーク)を増やさないようにして、口の中を清潔に保ちましょう
 歯と歯ぐきの境目の清掃は歯周病を防ぐのに効果的です。自覚症状に乏しい歯周病は気づかぬうちに進行してしまうおそれがありますので、日頃から丁寧なセルフケアを心がけましょう。ブラッシング方法と補助用具の使い方はこちらで紹介しています。また、セルフチェックに加えて歯科医師や歯科衛生士による定期的なチェックも大切です。

定期的に歯科健診を受けましょう
 
自分では気づいていなかったむし歯や歯周病が早期発見され必要な対策がとられれば、重度化を予防することができます。特にたばこを吸う人は、歯周病の初期症状が現れにくいので注意が必要です。

妊娠期もできる限り口を清潔にしましょう
 妊娠中はつわりの等のために口腔清掃が十分に行えないこともあり、口の中が不潔になりやすいことから、むし歯や歯周病の悪化に注意する必要があります。

生活習慣や食生活を見直しましょう
 たばこを吸う人は吸わない人に比べて歯周病になる確率が高くなるといわれています。たばこをやめると禁煙年数に応じて歯周病になる確率は下がり、歯周病の治療効果もあるとされています。
 また、糖尿病や肥満、骨粗しょう症も歯周病と関連があるといわれています。「歯医者さんからのお役立ち情報 喫煙と歯周病」を参考にしてください。


このページの作成所属
健康医療部 健康推進室健康づくり課 総務・歯科・栄養グループ

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