「ともに生きる社会」の実現に向けて

更新日:平成29年7月26日

 

 神奈川県相模原市の「津久井やまゆり園」で、何の罪もない障がいのある多くの方々が、大切な命を奪われ、傷つけられる事件から、今日で1年が経ちました。

改めて、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、ご家族には、心からお悔やみ申し上げます。また、傷つかれた方々には、心からお見舞い申し上げます。

 事件に触れることで、障がいのある、なしに関わらず、全ての人の命の大切さ、お互いを気遣うことの大切さを、改めて思い起されたのではないでしょうか。

 この事件に限らず、障がいのある方が被害に遭われる事件、事故が後を絶ちません。

 先日も、知的に障がいのある方が、炎天下の中、車内に6時間以上取り残され、命を落とされるという、許しがたい事件がありました。

 また、車いすを利用されている方が、自力でタラップを上らされるという報道もありました。すでに改善策が講じられておりますが、障がいのある方に寄り沿った適切な対応を取っていただくことが何よりも大切であると考えています。

 このほか、東京や大阪、埼玉では、視覚に障がいのある方が駅ホームから転落し、お亡くなりになるという事故がありました。「事件」や「事故」の報道に接するたびに、防げなかった事件だったのか、近くの人の声掛けがあれば事故は防げたのではないか、と考えますと残念でなりません。

 昨年4月、「障害者差別解消法」が施行されました。これらの事件、事故は、こうした中で起きています。法令が整備されても、人々の意識が追い付いているのだろうか、障がいや障がいのある方々に対する正しい理解がまだまだ不十分ではないか、障がいのある方々に直接関わる人も含めて、啓発の重要性をひしひしと感じています。

 このため、啓発の一環として、本年6月から「ヘルプマーク」の配布を開始しました。障がいのある方をはじめ、援助や配慮を必要とする人やそのご家族、支援をしていただく人の安心につなげるとともに、府民の助け合いの気運を高め、「共生社会」の実現に向け、オール大阪で取り組んでいくものです。

  障がいのある方への配慮や、人々がお互いに相手を気遣い、支え合うことのできるまちは、全ての人にとって暮らしやすいまち、優しいまち、すなわち、「共生社会」の実現に繋がるものと思います。

 皆さん、今一度考えてみてください。そして、すこし優しくなってみませんか。皆さんの「すこし」が大きな力になると信じています。

  障がいのある皆さん、改めて申し上げますが、虐待や差別を受けるなど、嫌な思いをしたり、困ったりしたときは、一人で悩まず、ご家族や友人、支援者に相談してください。市町村や大阪府にも相談窓口がありますので、どんな小さなことでも構いません。連絡してください。相談してください。きっとお力になれると思います。

 「共生社会」の実現に向け、大阪府はこれからも全力投球します。皆さんお一人おひとりのご理解とご協力をよろしくお願いします。

 

平成29年7月26日

大阪府福祉部障がい福祉室長  西口 禎二

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※大阪府では、障がいの「害」をひらがなで表記することとしていますが、
 このテキスト版は、読み上げソフト対応のため、漢字を使用しています。


虐待や差別の相談については次のページをご参照願います。

このページの作成所属
福祉部 障がい福祉室障がい福祉企画課 権利擁護グループ

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