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更新日:2018年3月28日

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瀬戸内海の環境の保全に関する大阪府計画(平成28年10月変更)

令和4年10月に策定した瀬戸内海の環境の保全に関する大阪府計画(「豊かな大阪湾』」保全・再生・創出プラン)はこちら

瀬戸内海の環境の保全に関する大阪府計画について

計画策定の趣旨

本計画は、

  • 「瀬戸内海環境保全特別措置法」における基本理念
    瀬戸内海を多面的価値・機能が最大限に発揮された豊かな海とすることを旨として、瀬戸内海の環境を保全しなければならないこと
  • 平成27年2月に変更された国の「瀬戸内海環境保全基本計画」

に基づき、大阪府の区域において、瀬戸内海の環境の保全に関し実施すべき施策について定めているものです。

計画の期間

本計画の期間は概ね10年としています。また、概ね5年ごとに、計画に基づく施策の進捗状況を点検し、必要に応じて計画の見直しを行うものとしています。

計画の目標

大阪湾のゾーニング

大阪湾は、海域によって水質の状況や生物の生息環境、沿岸の陸域の利用状況等が大きく異なっており、環境の保全・再生・創出に向けた課題も海域によって大きく異なっています。本計画では、このことを勘案して、大阪湾を3つのゾーンに区分し、基本的な施策ごとに重点的に取り組むゾーンを明らかにして、きめ細かく取組を推進することとしています。

ゾーン

海域の主な特徴

沿岸の陸域の主な特徴

1

  • 水質の窒素・りん等の濃度が高く、濃度勾配が大きい
  • 夏季に底層DOが低い。
  • 魚類等の生息にとっては厳しい環境にある中、主成育場として利用されている。
産業の拠点としての利用が図られている。

2

  • 水質の濃度が緩やかに変化している。
  • 漁場としてよく利用されている。
海水浴場や自然とのふれあいの場としての利用が図られている。

3

  • 湾口部を有し、海水交換が活発であり、水質の濃度が均一化している。
  • 漁場としてよく利用されている。
海水浴場や自然とのふれあいの場としての利用が図られている。

大阪湾のゾーニングの図

環境保全・再生・創出の観点から見た今後目指すべき大阪湾の将来像

  • 多様な生物を育む場が確保されている
  • 健全な物質循環が行われ、良好な水環境が保たれている
  • 都市活動や暮らしに潤いと安心を与え、大阪の都市としての魅力を高めている

という多面的価値・機能が最大源に発揮された「豊かな大阪湾」が実現していることを掲げています。

個別目標

将来像の実現に向け、4つの個別目標を掲げています。

  • (1) 沿岸域の環境の保全、再生及び創出
  • (2) 水質の保全及び管理
  • (3) 都市の魅力を高める潤い・安心の創出と自然景観及び文化的景観の保全
  • (4) 水産資源の持続的な利用の確保

目標達成のための基本的な施策

4つの個別目標ごとに、目標達成のために取り組む基本的な施策と、その施策を重点的に進めるゾーンを示しています。
これらの施策のうち、

  • 湾奥部における生物が生息しやすい場の創出
  • 湾奥部における栄養塩類の過度な偏在の解消に向けた取組の推進

など、将来像の実現に向け、新たに取り組む施策やこれまでの取組をさらに強化する施策について明らかにしています。

計画の推進

庁内関係部局はもとより、国や関係府県、市町村、事業者、NPO等との情報共有・連携により円滑な推進を図ることとしています。
また、可能な限り定量的な指標を用いて、取組の進捗状況を点検することとしています。

瀬戸内海の環境の保全に関する大阪府計画(平成28年10月31日変更)

「豊かな大阪湾」創出手法に関する懇話会

大阪府環境保全課では、多面的価値・機能が最大限に発揮された「豊かな大阪湾」を創出する手法を検討するため、平成29年6月から30年2月まで「豊かな大阪湾」創出手法に関する懇話会を設置し、外部有識者等と情報を共有しながら、幅広い観点から意見交換を行いました。

計6回の懇話会での情報共有・意見交換を経て、湾奥部の課題を解決する手法や、手法の適用に係るアイデアについてとりまとめました。当課では、本成果を活用して、「豊かな大阪湾」の創出に向けた取組を推進してまいります。

懇話会の開催経過
  主な情報共有・意見交換の事項

第1回懇話会

(平成29年7月4日)

大阪湾の湾奥部を中心とする環境の状況について

第2回懇話会

(8月9日)

  • 検討を進める上で考慮すべき点や着眼点等について
  • 「豊かな大阪湾」創出手法に関する知見について

第3回懇話会

(9月27日)

  • 「豊かな大阪湾」創出手法の中間整理について
  • 手法の適用場所、適用方法等の検討について

第4回懇話会

(11月21日)

手法の適用場所、適用方法等の検討について

第5回懇話会

(平成30年1月19日)

手法の適用場所、適用方法等の検討について

第6回懇話会

(2月23日)

懇話会における情報共有、意見交換の結果について

湾奥部における栄養塩類実態調査

大阪府では、「豊かな大阪湾」の実現に向けた具体的な施策を検討するため、大阪湾の湾奥部における栄養塩類等の実態把握調査を実施しています。大阪湾の湾奥部は、海水の流動性が低く物質が停滞して貧酸素水塊が発生しやすく、また、生物の生息に適した場が少ないなどの課題があり、これらの課題を解決することが、湾全体の環境の保全・再生・創出を図る上で重要です。引き続き、湾奥部における栄養塩類の実態調査を実施し、その結果をもとに、効果的な施策の検討を進めていきます。

平成30年度

令和元年度

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