公害防止計画は、環境基本法第17条に基づき、現に公害が著しく、かつ公害の防止に関する施策を総合的に講じなければ公害の防止を図ることが著しく困難であると認められる地域等において、知事が作成し、公害防止対策事業計画に係る部分については環境大臣の同意を得て策定する地域計画です。
大阪地域においては、内閣総理大臣の指示に基づき、昭和47年12月に昭和47年度を初年度とする昭和56年度までの10年間の大阪地域公害防止計画を策定し、その後、社会経済情勢等の変化を踏まえ、昭和52年度、昭和57年度、昭和62年度、平成4年度、平成9年度、平成14年度及び平成19年度の計8次にわたり計画を策定し各種施策の推進に努めてきました。
この間、硫黄酸化物による大気汚染対策等にみられるように、公害対策は大きな成果を上げてきましたが、生活様式及び産業構造の変化等、社会経済情勢の変化に伴って公害に係る問題が多様化し、依然として都市生活型公害を中心に重点的な取組を要する課題が多く残されていることから、第9次大阪地域公害防止計画を策定しました。
公害防止計画を策定する地域は、次の大阪府内の29市1町です。
大阪市、堺市、岸和田市、豊中市、池田市、吹田市、泉大津市、高槻市、貝塚市、枚方市、茨木市、
八尾市、泉佐野市、富田林市、寝屋川市、河内長野市、松原市、大東市、和泉市、箕面市、柏原市、
羽曳野市、門真市、摂津市、藤井寺市、東大阪市、四條畷市、交野市、大阪狭山市、忠岡町
環境基準未達成項目について、環境基準が達成されるよう努めます。
平成23年度から平成32年度までの10年間です。
本計画における課題は、大阪湾の水質汚濁、河川の水質汚濁、大気汚染、地下水汚染、土壌汚染、騒音とし、そのうち主要課題は、以下のとおりです。
大阪湾のCODに係る水質汚濁並びに窒素及びりんによる富栄養化の防止を図ります。
また、大阪湾内のダイオキシン類及びPCBによる底質汚染の防止を図ります。
ダイオキシン類に係る水質汚濁及び水質汚濁の著しい河川のBODに係る水質汚濁の防止を図ります。
第9次大阪地域公害防止計画の概要 [Wordファイル/74KB]
第9次大阪地域公害防止計画の概要 [PDFファイル/211KB]
項目 | 概要 | ワードファイル | PDFファイル |
表紙と目次 | − | ||
第1章 | 計画の概要
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第2章 | 主要課題への公害防止対策
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第3章 | その他公害防止対策
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第4章 | 計画の効果的実施
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第5章 | 大阪地域公害防止対策事業計画 | ||
用語集 | − |
このページの作成所属
環境農林水産部 環境管理室環境保全課 企画推進グループ
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