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感染症対策に関するもの

府民の声

私の親は、重い脳梗塞の後遺症があり、松原市の特別養護老人ホームに入所している。親は栄養補給は胃ろうでしかできず、併せて失語症も抱えているため、意思の疎通も難しい。そんな親を、介護、看護、医療面でお世話してくれている施設の職員の方には、心の底から感謝している。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大が始まった一昨年の3月以降は、クラスターが発生しないようにと、施設側が1度も親への面会を許可してくれない。感染拡大当初は仕方がないと思っていたが、感染状況が落ち着くたびに面会を申し入れては拒絶されることを繰り返している。私は、どうしても親に面会したいと思い、施設が非常階段からベランダに入れる構造になっていて他の入所者への感染リスクが低いと考え、ベランダでの面会を施設側に提案したが、認めてもらえなかった。親に会いたい一心で○○市役所の職員に施設の対応について相談したが、市役所の職員からは「伝達はできるが、指導はできない」と言われた。私は匿名なら、私以外の他の人からも要望があり、声が多いと施設が面会を検討してくれるかもしれないと思ったので、「入所者と家族がなんとか面会できるようにと匿名で意見が届いている」と、市から施設に伝達してもらった。しかし、施設からの回答は、「面会は考えられない」の一点張りであった。
私は、親に面会できるように、接種券が届いたらすぐにワクチン接種を受け、出来る限りの予防をし、人一倍制限をしているのに、感染状況が落ち着いても面会ができないことに納得できない。
府は高齢者施設に対して4月25日に面会自粛の要請を行っていたが、5月22日には、感染防止対策が行われていれば、面会を行ってもよいとの通達が出されているため、同じ境遇の知人から、感染状況が落ち着いていたときには面会できたと聞いている。施設によって対応が異なることは理解できるが、あまりに長い期間、会えない状況が続き、検討さえもしてもらえないのでは、先が見えず、もしかすると生きて会えないかもしれないという恐怖もあり、このような家族の気持ちや体が思うように動かないまま2年間を過ごしている親の気持ちに配慮してもらえない施設の対応に不満を感じる。府から高齢者施設へ出した通達には、「各施設の判断」との一文があるために、親が入所している施設のようなところは、面会ができない。府は、飲食店に対して様々な要請や営業時の基準を示しているが、同様に高齢者施設に対して、「ワクチン3回目接種の証明」「面会時間は10分」「人数制限」など、面会を許可するための徹底した感染防止対策基準を提示してほしい。

カテゴリー

健康・医療

受付日

2022年6月1日

公表日

2022年7月29日


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