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まちづくりに関するもの

府民の声

千里ニュータウンの開発から60年余を経た構造は、いまやOSAKAの遺産になりました。しかし、そこでは半世紀を経て世帯交代が盛んになり、遺産相続などの土地運用利益の最大化を図る処分で、私有地の細分化が進んでいます。公(府)有地も、私有地同様の処分で、まちは「破壊と開発」の連鎖が起き、過密化し、乱れた不都合な姿へと変貌しています。
例えば、高野台地域には2か所に近隣センターがあり、そこの府の法人が所有する土地は民間に販売されてマンションが建ちました。近隣センターにマンションが立つとショッピングセンターの機能はなくなり、「歩いて生活ができる」まちの設計構造は変わり、1キロメートル強の坂道を越えて南千里までの買い物はできず、郊外に車で出なければならなくなりました。そのことは、終の棲み家であった高齢者の日常生活を不能にし、余儀なく転居しなければならなくなってきました。
まちの再生は公益事業であり、普遍的価値を創造して、安心・安全の街づくりが求められますが、まちは土地利用の利を求める変化で、公益性や便宜性を失う実態が展開しています。
千里ニュータウンには広い府営住宅地があります。それらの鉄筋コンクリートづくりは、築50年から60年で再建されています。粘土質の千里の土地は、年を経て少しずつ沈下し、鉄筋コンクリートの建物は重量で不等沈下し、クラックが入り易く雨漏りが起き、建物の寿命を短くしています。百年の先でもまちづくりの悪のスパイラルが回り、破壊と開発の連鎖が起き続けます。
SDGsに反する重大な行為を自制することなしにまちの歴史は展開しています。こうした「負」の連鎖を抑制できるのは、行政による制度設計以外にありません。
生活に必要な「住宅」が僅か50年から60年の耐用でよい訳がありません。
千里丘陵の優れた設計を護り遺産へと磨きをかけよう!
大阪府は私益(府益)の今目的増大を目指した拙速な府有地の建て替えで、稚拙なまちにするべきではありません。大阪府が開発したまちです。まちに磨きをかけて完成するべきです。現構造を維持する制度設計し、OSAKAの「理想人工都市」「デジタル田園都市」として、国家構想である街づくりを目指して、磨きをかけます。まちを過密化から護り、混乱から救うべき制度設計があれば、すべてはそれに従うことができます。
世紀を見据えて、未来に誇れる持続可能なまちづくりの検討を制度設計をお願いします。

カテゴリー

くらし・住まい・まちづくり

受付日

2021年12月2日

公表日

2022年3月31日


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