人権学習シリーズ みえない力 参加体験型学習(ワークショップ)を進めるために/1.参加体験型学習(ワークショップ)とは

更新日:平成28年2月12日

参加体験型学習(ワークショップ)を進めるために

1.参加体験型学習(ワークショップ)とは

 参加体験型学習(「ワークショップ」の意味)とは、単に知識を一方的に伝達する学習方法とは違います。その学びは、アクティビティと呼ばれる一つのまとまりのある学習活動(ゲーム的な活動や作業、対話など手法はさまざま)を組み立てて参加者に提供することで、問題を頭で理解するだけではなく、心の動きを受けとめ、身体を使いながらトータルに学ぶことを大切にしています。
 
 人権侵害が起こるのは、地域・職場・学校など、さまざまな人がいる場です。それを解決するためには、知識を得るだけではなく、解決を進める態度やスキル(技能)を身につけることが必要です。そしてそれをもとに、社会における人権ルールをつくっていくことが大切であり、こうした実践的な学びのために、参加体験型学習は有効です。
 
 参加体験型学習については、「楽しかった」といった声がある一方で、「自己紹介したりしないといけないので、照れくさいし、緊張して嫌だ」、「ゲーム的なことが多く、何のためにやっているのか分からない」といった声も聞かれます。しかし、これらのことを通じて参加者同士の関係性をつくったり、自分のことを相手に率直に伝える方法や相手のことを受け止めたりする「コミュニケーション能力」などを身につけるのです。まず自分自身で考え、自分なりの答えを探す。そして、参加者同士で一定の方向性や解決策を探っていくこと。これ自身が人権学習を深めていくために有効な取り組みとして重視されているのです。
 

ファシリテーターとは
 この参加体験型学習を進行・促進する人をファシリテーターと呼びます。ファシリテーターは、単に学習を進行するのではなく、学びを促進していく役割を持っています。参加者の状況に応じて、学習活動(アクティビティ)を用意し、進行しながら参加者の意見を引き出し、気づきを促しながら、学びを深めていきます。ファシリテーターは、参加者と対等な立場で、ともに学ぶという姿勢を持つことが必要です。

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このページの作成所属
府民文化部 人権局人権企画課 教育・啓発グループ

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