人権学習シリーズ みえない力 「ふつう」がいちばん?!/1.導入

更新日:2016年2月12日

「ふつうがいちばん?!」(めやす90分)

ねらい

・ 「差別したことも、されたこともないから、人権問題は自分ごととしてとらえにくい」という考えをこえて、人権をめぐる社会の構造のなかでの自分の位置をふりかえる。
・ 「ふつう」であろうとすることが、ともすれば人権課題の当事者を排除し、差別の構造を強化することにつながりかねないことを知る。
・ そのうえで、日常のあり方として心がけたいことを考える。

キーワード

社会の構造 排除

準備物

•状況シート1 1人1枚  •資料1人1枚  •模造紙 ・A3白紙 各グループ1枚、A4半分の白紙1人1枚  •マーカーセット 各グループ1セット •ホワイトボートと専用ペン(黒板も可)

プログラムの流れ

導入(3分): ねらい・ルールの説明など自己紹介と導入

ウォーミングアップ 「ふつう度」ラインアップ(12分):「ふつう」という言葉のイメージを共有し、「ふつうでありたい」という感覚がどのような関係性や社会のあり方につながるか、どのような問題点があるかを分析する。
「ふつう」がいちばん?!(35分):上に同じ
「ふつう」にひそむもの(25分) :上に同じ

まとめ 身につけたいこと・捨て去りたいこと左利きの国?!(15分)
 

1 導入

動き(プログラムの流れ)

ポイント

(3分)
★今日はワークショップ形式で学んでいきます。ワークショップというのは、講師が答えを持っているのではなく、参加者の皆さんがやりとりしながら、考えを深めていく学び方です。

人権というと、難しく思われる方も多いかもしれませんが、できるだけ身近なところから考えていきたいと思っています。正解があるわけではありません。みなさんには、普段の言葉で、自分の思うことをおしゃべりしていただければと思います。

そのために、3つ、お願いがあります。この場では、「協力・尊重・守秘」をルール(約束)としたいのです。「協力」とは、おたがいに学ぶために協力しあいましょう、ということ。「尊重」とは、それぞれのあり方や意見・思いを尊重しましょう、ということ。「守秘」とは、ここで出された個人の経験や考えはこの場にとどめる(外に持ち出さない)、ということです。

●ホワイトボードの端に「協力・尊重・守秘」と板書をする。

★今日のテーマは、「ふつう」について、です。皆さんは、「ふつうでありたい」と思うでしょうか? それはなぜですか? 人権との関わりから考えてみましょう。

会場の形
• 講演会形式でもよいが、いすのみ半円形の方が望ましい。
 *こちら参照

 

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このページの作成所属
府民文化部 人権局人権企画課 教育・啓発グループ

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