人権学習シリーズ みえない力 DVを切り口に力関係を考える/共通資料 DVはパワーとコントロール(力と支配)の関係

更新日:平成28年2月12日

DVを切り口に力関係を考える(めやす90分)

共通資料 DVはパワーとコントロール(力と支配)の関係

 DVの問題は身体的暴力だけでなく、男性が社会的・経済的・肉体的な優位性を利用して、身体的暴力とそれ以外の心理的暴力・経済的暴力等をたくみに操り、弱い立場の女性を支配しようとするその構造です。この構造を車輪に見立てて表現したのが下の図です。
 車輪の軸(中心)にいる男性がそのパワー(社会的な影響力、経済力、体力)により女性に影響を及ぼし、女性をコントロール(支配)しようとします。車輪の表面で見えやすい身体的暴力は、内側の見えにくい心理的暴力等と組み合わさることで、女性を支配する威力を増大させます。さらに車輪の外側には、男性の「パワーとコントロール(力と支配)の車輪」がスムーズに回転するよう助ける社会的な要因があることを示しています。
 被害者が逃げ出さないようコントロールする方法のひとつとして、暴力をふるったあとで、別人のようにやさしくふるまうことがあります。被害者に謝って「もう二度としない」と言うのです。しかし、時間が経つと再び暴力をふるうという行動を繰り返すのです。

●パワーとコントロールの車輪

パワーとコントロールの車輪

注)この図は、米国ミネソタ州ドゥールース市のドメスティック・バイオレンス介入プロジェクト作成の図を引用した「夫(恋人)からの暴力」調査研究会著『ドメスティック・バイオレンス』(有斐閣発行)に掲載されている図を、著者の許可を得て、神奈川県立かながわ女性センターが加筆修正したものです(同センター『女性への暴力に関する調査研究報告書』より)。

出典:『脱暴力宣言』、2008年(平成20年)
発行:堺市男女共同参画推進課

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府民文化部 人権局人権企画課 教育・啓発グループ

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