人権学習シリーズ 同じをこえて 用語解説

更新日:2016年2月16日

用語解説

●ワークショップ
ワークショップ(workshop)とは、もともと「職場」「作業所」「工房」を意味し、みんなで意見交換や共同作業を行いながら進める「参加体験型」学習のことをいいます。指導・被指導の関係で学ぶ学習でなく、参加者が積極的に他者の意見や発想から“学びあい”、最後にみんなで自らの“ふりかえり”をするという、学習のプロセスでの学びを大切にします。問題解決を図るとともに、態度や技能(スキル)を身につけられるという特徴があります。
 
●ファシリテーター
ワークショップを進行する人をファシリテーター(facilitator)と呼んでいます。単に進行役といってもよいのですが、「活性化させる」と言う意味を持つファシリテーターの方が、実際に期待されている役割に近い言葉になっています。話し合いの交通整理をする議長役だけでなく、話し合いの素材になるものを用意し、そして時間管理を行いながら全体を進行する役目をするなど、さまざまな複合的な能力が必要とされています。
 
●プログラム
ワークショップ全体としての目的やねらいを達成するために、アクティビティや講義などを組みあわせてつくる1つの流れです。学習を進めていくうえでの具体的なプロセスを示しています。
 
●アクティビティ
アクティビティとは、1つの素材、話し合いの材料を使ったまとまりのある学習活動のことで、プログラムを構成する1つの部品の役目をしています。
 
●シミュレーション
模擬演技・模擬体験のこと。重要であると考えられる要素を現実から取り出して、一定の状況を模擬的に設定して、その中で体験的に行動、活動する方法。障がい者の状況を体験する、アイマスク・車いす体験などがあります。 
 
●ブレーンストーミング
数多くある討論方法の中で、自由な発想で討論し、創造的に問題解決をめざす手法です。特定の目標の実現のためにアイデアを出しあったり、さまざまな考え方ができる事柄についてありうる意見をできる限りたくさん出しあいます。その際、「他者の意見に対して正誤の判断をしない」「自由奔放な型破りなアイデアを推奨する」「どんな意見でも多数出す」「他人のアイデアを活用したり組みあわせたりする」ことを原則として進めます。5、6人くらいでの討議が一般的ですが、多人数の場合はグループ分けをして実施することもできます。
 
●ペア・コミュニケーション
21組となってペアを作り、ペア同士で対話をしながら、コミュニケーションをとること。 



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このページの作成所属
府民文化部 人権局人権企画課 教育・啓発グループ

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