人権学習シリーズ 同じをこえて 差別は「する」もの…? 構造としての差別/2.ウォーミングアップ

更新日:2016年2月9日

差別は「する」もの・・・? 構造としての差別。めやす90分

2.ウォーミングアップ(25分)【導入】

意識するのはどんなとき?

[設営とペアワーク](20分)

動き(プログラムの流れ)

ポイント

(5分)では、さっそく輪になって座ってください。

1人おきに、内側に入っていただいて、向かい合った内外に二重の輪になって、向かい側の人とペアになってください。

これから、ペアで1分ずつ、話し手と聴き手を交代しておしゃべりしていただきます。これから挙げるテーマについて、日ごろどのくらい意識しているか、意識するのはどんな時かを話してください。

(15分)◎1つのテーマごとに席をずらし、ペアの相手を変える。内側・外側のどちらが先に話すかも指示する。

テーマ例
 「肩のコリ具合」
 「天気予報」
 「空気」
 「自分の納税額/社会保険料」
 「地球温暖化」

●時間があれば、輪になるのに、「誕生日順」「名前の五十音順」など工夫をするとよい。

 

●雰囲気がほぐれてきたら、1分交代ではなく、2人で2分間自由に話す、というやり方にきりかえてもよい。

●テーマは、時間や参加者のようすに合わせて選ぶとよい。意識するかどうか差がある項目がある方があとの展開にもつなげやすい。

●「空気」については、「呼吸している空気」「場の空気」など、参加者が解釈した意味でよい。

●「納税額/社会保険料」の具体的な額を話す必要はない。税や社会保障など、私たちの生活に不可欠ではあるが複雑で実感しにくい社会の仕組みをどう意識しているのか問いかけるためにテーマの項目として入れている。

[ふりかえり](5分)

動き(プログラムの流れ)

ポイント

話してみて気づいたこと・感じたことはありますか?
何かを意識するかどうかの境目はどういったところにあるのでしょうか? 意識したことにはどのように対応していますか?
(◎参加者から出た意見を適宜、板書する)

では、「人権」や「差別」について意識することはありますか?
意識するのはどんなときでしょうか?
これから、状況カードを使って考えてみましょう。

●「自分に影響のあること」
「不都合を感じていること」について意識する、という意見がよくでる。

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このページの作成所属
府民文化部 人権局人権企画課 教育・啓発グループ

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