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更新日:2025年3月6日

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性的マイノリティの人権問題について

性のあり方はひとつじゃない。多様な性について考えたい

性のあり方は人それぞれ異なります。価値観や考え方の広がりを持って、さまざまな性のあり方が存在することを当たり前のこととし、それに対応できる社会を築いていくことが必要です。
「大阪府人権尊重の社会づくり条例」に基づき、全ての人の人権が尊重される豊かな社会の実現を目指していますが、性的マイノリティ(性的少数者)については、いまだ社会の多数派とは異なるものとして、差別や偏見を受けるなど、苦しんでいる人々がいるのが現状です。
こうした中、大阪府では、性的指向及び性自認の多様性が尊重され、全ての人が自分らしく生きることができる社会の実現をめざし、「大阪府性的指向及び性自認の多様性に関する府民の理解の増進に関する条例」を令和元年10月30日に施行しました。性的マイノリティに対する誤解や偏見、差別をなくし、当事者が抱える課題の解決に向けて、性の多様性に関する理解を深める施策に取り組んでいます。

性的マイノリティとは

性的マイノリティは、レズビアンやゲイといった性的少数者を表す言葉です。性的マイノリティの総称の一つとして、「LGBTQ(エル・ジー・ビー・ティー・キュー)」があります。

  • Lesbian(レズビアン):女性を好きになる女性
  • Gay(ゲイ):男性を好きになる男性
  • Bisexual(バイセクシュアル):女性も男性も好きになる人
  • Transgender(トランスジェンダー):自認する性と出生時に割り当てられた法律上の性が異なる人
  • Questioning(クエスチョニング):性のあり方を決めない人・決めたくない人(※)

LGBTQ以外にも、性的指向や性自認を持たない人等もおり、「LGBTQ+」とも表現されます。また、「LGBT」と「そうでない人」というような、はっきりした境界があるわけではありません。

 

  • 性の多様性を理解する4つの観点
    • 好きになる性(性的指向):どの性別を恋愛の対象とするか
    • 自認する性(性自認):どの性別を自認するか
    • 表現する性(性表現):服装や行動、振る舞いなど
    • からだの性(生物学的性):からだのつくり、特徴など

性的指向や性自認は、本人の意思で選んだり、変えたりできるものではありません。また、同じ言葉で自己表現しても、一人として同じ人はいません。

また、性的指向(Sexual Orientation セクシュアル・オリエンテーション)と性自認(Gender Identity ジェンダー・アイデンティティ)を示す包括的な概念として、それぞれの頭文字をとってSOGI(ソジ)と呼称します。

(※)QはQueer(クィア)をさすこともあり、元々は「変わった、奇妙な」などを表す言葉だったものが、当事者が前向きな意味で使い出した経緯があります。

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「大阪府性的指向及び性自認の多様性に関する府民の理解の増進に関する条例」について

府民一人ひとりが性的指向及び性自認の多様性に関する理解を深めていくことにより、性的マイノリティに対する誤解や偏見をなくし、だれもが自分らしく生きることができる社会の実現をめざし、令和元年10月30日に施行しました。
この条例をきっかけにして、性的指向及び性自認の多様性について理解を深めていただくとともに、大阪府の様々な取組にご協力いただきますようお願いします。

大阪府性的指向及び性自認の多様性に関する府民の理解の増進に関する条例

大阪府性的指向及び性自認の多様性に関する府民の理解の増進に関する条例(リーフレット)(PDF:1,611KB)

「大阪府パートナーシップ宣誓証明制度」について

大阪府では、「性的指向及び性自認の多様性に関する府民の理解の増進に関する条例」の制定を契機に、性的マイノリティがお互いに人生のパートナーであることを宣誓された事実を公に証明する制度を、令和2年1月22日から実施しています。
宣誓場所については、プライバシーを確保し、安心して手続きいただけるよう、個室にて行っています。(※要予約)

制度の概要や手続きについて

相談窓口のご案内(ひとりで悩まず相談してください)

大阪府及び法務省では、「人権相談窓口」を開設しています。
各相談窓口について

理解増進に向けた各種取組について

性的マイノリティに対する誤解や偏見をなくし、だれもが自分らしく生きることができる社会の実現をめざし
性的指向及び性自認の多様性について理解を深めていただくとともに、大阪府では様々な取組を行っています。
(セミナーや各種啓発ポスターの作成等を行っています)

各種取組について

人権教育教材・啓発冊子のご案内

大阪府人権局が発行している人権教育教材や啓発冊子において、性的マイノリティの人権問題について取り上げています。
配布を希望される方は、人権企画課(Tel 06-6210-9281)までお問合せください。

人権教育教材・冊子について

(参考)性的マイノリティに関する取組事例について

性的マイノリティに関するさまざまな取組事例を紹介しています。

取組事例について

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