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更新日:2024年8月23日

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建設工事におけるICT活用工事の推進(大阪府都市整備部)

大阪府におけるICT活用工事の取組み

建設現場における生産性向上、品質確保、安全性向上、熟練労働者不足への対応等の諸課題に対応するため、ICTの全面的な活用等の施策を導入することにより、施工プロセスの最適化を図るi-Constructionの取組みが、国土交通省により推進されています。大阪府都市整備部でも、ICTの活用を図るため、以下のとおり起工測量から検査までの一連の施工プロセスにおいて3次元データを活用する「ICT活用工事」の推進に取組んでいます。

i-Construction はじめの一歩体験会の開催について【9月6日〆】

本体験会では、小規模現場でも実践しやすい生産性向上の方法を体験いただけます。ご興味のある方はぜひご参加ください。(定員に余裕がある場合は、大阪府都市整備部発注工事の関係者以外の方もご参加いただけます。)

開催日時:令和6年9月11日(水曜日)、9月12日(木曜日)

  9時15分~12時35分(受付9時00分開始) 各班20名×2=40名

体験会概要・会場(PDF:1,631KB)

申込みフォーム(外部サイト)(大阪府行政オンラインシステム:ユーザー登録が必要です)

 

ICT活用工事の概要

ICT活用工事とは、施工プロセスの各段階において、以下に示すICT施工技術を全面的に活用する工事です。なお、施工プロセスは、全てのプロセスを原則としますが、現場条件等により一部のプロセスのみを選択して実施することも可能とします。ただし、「(3)ICT建設機械による施工」のみを選択する場合を除き、複数のプロセスを選択するものとします。

  • (1)3次元起工測量
  • (2)3次元設計データ作成
  • (3)ICT建設機械による施工
  • (4)3次元出来形管理等の施工管理
  • (5)3次元データの納品

ICT活用工事の対象工事

大阪府都市整備部が発注する工事のうち、原則として工事工種体系ツリーにおいて下記工種を含む土木工事を対象とします。

  • 1)土工(当該工種のICT活用工事を「ICT土工」という。)
  •  道路土工、河川土工、海岸土工、砂防土工
  • 2)作業土工(床掘)(当該工種のICT活用工事を「ICT作業土工(床掘)」という。)
  •  (ICT土工の関連工種のため、単独での発注は行わない。)
  •  床掘工
  • 3)土工(1000立方メートル未満)(当該工種のICT活用工事を「ICT土工(1000立方メートル未満)」という。)
  •  道路土工、河川土工、海岸土工、砂防土工
  •  側溝工、暗渠工(1箇所あたりの施工規模が1,000立方メートル未満となる土工に付随する場合のみ)
  • 4)小規模土工)(当該工種のICT活用工事を「ICT小規模土工」という。)
  •  道路土工、河川土工、海岸土工
  •  作業土工(床掘)(施工幅2m未満の場合)
  • 5)法面工(当該工種のICT活用工事を「ICT法面工」という。)
  •  植生工、吹付工、吹付法枠工、落石雪害防止工
  • 6)付帯構造物工(当該工種のICT活用工事を「ICT付帯構造物設置工」という。)
  •  (ICT土工、ICT舗装工の関連工種のため、単独での発注は行わない。)
  •  コンクリートブロック工、緑化ブロック工、石積(張)工、側溝工、管渠工、暗渠工、縁石工、基礎工(護岸)、海岸コンクリートブロック工、コンクリート被覆工、護岸附属物工
  • 7)構造物工(擁壁工)(当該工種のICT活用工事を「ICT擁壁工」という。)
  •  擁壁工
  • 8)地盤改良工(当該工種のICT活用工事を「ICT地盤改良工」という。)
  •  路床安定処理工、表層安定処理工、固結工(中層混合処理、スラリー攪拌工)、バーチカルドレーン工(ペーパードレーン工)
  • 9)構造物工(基礎工)(当該工種のICT活用工事を「ICT基礎工」という。)
  •  矢板工、既製杭工、場所打杭工
  • 10)河川浚渫(当該工種のICT活用工事を「ICT河川浚渫」という。)
  •  浚渫工
  • 11)舗装工(当該工種のICT活用工事を「ICT舗装工」という。)
  •  舗装工、付帯道路工
  • 12)舗装修繕工(当該工種のICT活用工事を「ICT舗装工(修繕工)」という。)
  •  切削オーバーレイ工、路面切削工
  • 13)構造物工(橋梁上部)(当該工種のICT活用工事を「ICT構造物工(橋梁上部)」という。)
  •  鋼橋上部、コンクリート橋上部
  • 14)構造物工(橋脚・橋台)(当該工種のICT活用工事を「ICT構造物工(橋脚・橋台)」という。)
  •  橋台工、RC橋脚工
  • 15)コンクリート堰堤工(当該工種のICT活用工事を「ICTコンクリート堰堤工」という。)
  •  コンクリート堰堤本体工、コンクリート側壁工、水叩工

ICT活用工事の発注方式

  • (1)発注者指定型
    発注者の指定によりICT活用工事を実施します。特記仕様書等によりICT活用工事の対象であることを明示し、積算基準に基づき必要な経費を計上して発注します。発注者指定型には2種類あり、(1)~(5)の全てを発注者が指定する「完全型」とプロセスうち一部を指定する「一部型」があります。原則として、各要領に基づき発注者指定型を選定しますが、それ以外の工事についても、ICT活用工事に適した工事を選定し、発注者指定型により発注することがあります。
  • (2)施工者希望型
    上記発注者指定型以外の対象工事においては、従来積算により発注し、契約後に受注者からの協議によりICT活用工事を実施する場合は設計変更の対象とし、実績に応じて積算基準に基づき必要な経費を計上します。

 ICT活用工事実施方針・実施要領等(令和6年度)

積算要領(令和6年度改定(単価適用年月日 令和6年8月1日~))

積算要領については、国土交通省の積算要領に準拠することとします。

以下、ICTの全面的な活用の推進に関する実施方針(令和6年4月1日)より引用

ICT活用工事実施方針・実施要領等(令和5年度)

積算要領(令和5年度改定(単価適用年月日 令和5年8月1日~))

積算要領については、国土交通省の積算要領に準拠することとします。

以下、ICTの全面的な活用の推進に関する実施方針(令和5年4月1日)より引用

ICT活用工事実施方針・実施要領等(令和4年度)

ICT活用工事実施方針・実施要領・積算要領等(令和2年度)

積算要領(令和4年度改定(単価適用年月日令和4年8月1日~))

積算要領については、令和4年4月より国土交通省の積算要領に準拠することとします。

以下、ICTの全面的な活用の推進に関する実施方針(令和4年4月1日(令和4年7月1日改訂))より引用

参考リンク

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