令和3年度当初予算 コロナを乗り越え、成長する大阪へ
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令和3年度当初予算では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止と社会経済活動の両立をめざす「ウィズコロナ対策」、大阪の再生・成長を支える「ポストコロナ対策」に重点を置いてできる限りの対策を盛り込みました。
 ウィズコロナ対策では、ワクチン接種や診療・検査体制整備など感染症対策の強化とともに、中小企業・雇用を守る施策、観光消費喚起等を推進します。不妊治療費等の助成や児童虐待防止などセーフティネットの充実に取り組みます。
 ポストコロナ対策では、2025年大阪・関西万博の成功に向けて準備を進めるとともに、空飛ぶクルマの実用化などイノベーションの創出やスーパーシティ構想の推進、先端技術を活用したスマートシティ化に取り組みます。さらに国際金融都市の実現に向けた調査・検討を進めます。
 こうした取り組みを通じて「コロナを乗り越え、成長する大阪」をめざします。

大阪府知事 吉村 洋文

令和3年度当初予算

一般会計
 3兆5,085億7,936万4千円

特別会計
 2兆8,505億2,166万5千円

参考令和2年度 当初予算
一般会計
 2兆6,367億6,581万9千円
特別会計
 3兆93億5,556万7千円

一般会計
歳入歳出の内訳

※端数処理の関係上、各項目の合計額が合わないことがあります。

歳入の内訳は、府税(個人府民税、法人二税、地方消費税など含め)1兆2,119億円(全体の34.5%)、地方交付税2,856億円(全体の8.1%)、国庫支出金3,708億円(全体の10.6%)、府債4,147億円(全体の11.8%)、貸付金元利収入8,982億円(全体の25.6%)、その他(地方譲与税、財政調整基金など)3,274億円(全体の9.4%)である。
ポイント

府税収入は新型コロナウイルス感染症の影響などにより、大幅に減少【前年度比▲1,294億円】。
その結果、財政調整基金の取崩額は増加【前年度比+414億円】。

財政調整基金とは…

さまざまな財政リスクに対応するため、これまで積み立てしてきた基金で、家庭でいう貯金やで。

歳出の内訳は、商工労働費9,351億円(全体の26.7%)、教育費5,601億円(全体の16.0%)、健康医療費4,734億円(全体の13.5%)、福祉費3,555億円(全体の10.1%)、警察費2,747億円(全体の7.8%)、総務費1,548億円(全体の4.4%)、都市整備費1,351億円(全体の3.8%)、環境農林水産費183億円(全体の0.5%)、住宅まちづくり費96億円(全体の0.3%)、その他(税関連の市町村交付金や地方債の元利償還金など)5,919億円(全体の16.9%)である。
ポイント

中小企業向け制度融資預託金や新型コロナウイルス感染症対策のため、
商工労働費【前年度比+6,374億円】や健康医療費【前年度比+1,869億円】が大幅に増加。

主な事業

ウィズコロナ対策

命を守る最大限の感染症対策の強化・・・1,698.8億円

  • ワクチン接種体制の整備、診療・検査体制の充実
  • 福祉施設における感染防止策の推進 など

大阪経済・雇用を支える取り組みの推進・・・813.6億円

  • 中小企業向けの制度融資、中小企業のDX支援
  • 観光消費喚起、文化芸術活動の支援、雇用対策 など

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは…

データとデジタル技術を活用して、ビジネスモデルや組織をより良い方向へ変えていくことやで。

くらしを支えるセーフティネットの充実・・・257.6億円

  • 要支援者の孤立支援対策、がん・肝炎対策、不妊・不育症対策の推進
  • 児童虐待対応の強化、スクールカウンセラーの配置拡充 など

ポストコロナ対策

大阪の再生・成長に向けた取り組みの加速・・・237.9億円

  • 成長をけん引する産業の創出、イノベーションの促進・・・1.9億円
     スタートアップ支援、空飛ぶクルマの実用化に向けた取り組みなど
  • 内外から人々や投資を引きつけるまちづくりの推進・・・80.0億円
     スーパーシティの推進、IR実現に向けた取り組みなど
  • 先端技術の活用によるスマートシティ化の推進・・・1.2億円
  • 万博成功やSDGs先進都市をめざす取り組みの加速・・・54.2億円
  • 国際金融都市の実現に向けた取り組みの推進・・・0.5億円
  • 自然災害の教訓を踏まえた災害対応力の強化・・・100.1億円
イメージ図
大阪・関西万博会場のイメージ
提供:2025年日本国際博覧会協会

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電話番号
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