2018年の麻しん(はしか)の累積報告数は全国282人、大阪府は15人でしたが、2019年に入り大阪府の報告数は、2月24日時点で既に96人となり、昨年1年間の報告数の6倍以上となっています。
また、近年では海外旅行から帰国後に麻しん(はしか)を発症するケースや、それを発端として集団感染が生じたケースもあります。
麻しん(はしか)は感染力が強く、免疫がない場合はほぼ100%感染すると言われています。
症状(発熱、せき、鼻水、眼球結膜の充血、発しん等)があり、麻しん患者と接触していた場合や麻しん(はしか)流行国(特にアジアの国々)へ最近の渡航歴がある場合は麻しん(はしか)が疑われます。
症状が出た場合は、必ず受診前に医療機関へ電話で麻しん(はしか)の疑いがあることを伝え、指示に従ってください。受診の際は感染が広がらないようマスクの着用や自家用車を利用するなど公共交通機関の利用を避け、以下のことを医療機関へお伝えください。
・麻しんに罹った可能性があること
・麻しん流行地での滞在歴
・麻しん含有ワクチン接種歴(麻しん単独ワクチン、MR(麻しん風しん混合)ワクチンなど
・麻しん罹患歴(過去にかかったことがあるかどうか)
麻しん(はしか)は予防接種により予防できる病気です。
麻しん(はしか)に罹ったことがない人や不明な方は、2回のワクチン接種を受けることで免疫を獲得することができます。
予防接種費用、予約の必要性の有無、診療時間、ワクチンの在庫等については、直接、医療機関へお問い合わせください。
【参考】 厚生労働省 「麻しんについて」
大阪府 「麻しん(はしか)について」
麻しん(はしか)は感染症法上「5類感染症」に位置付けられ、全数届け出るよう規定されています。診察時に症状から麻しんと診断した際には、直ちに最寄りの保健所へ連絡してください。
また、医療機関における平時の対応や麻しん(はしか)が疑われる患者が受診する際には、「医療機関での麻しん対応ガイドライン」に基づくご対応をお願いします。
【参考】 医療機関での麻疹対応ガイドライン 第七版(平成30年5月 国立感染症研究所感染症疫学センター作成)(外部サイト)
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健康医療部 泉佐野保健所 地域保健課
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