平成28年度小児救急電話相談利用実績

更新日:2020年2月10日

平成28年度 相談実績まとめ

 平成28年度の電話相談の総件数は、52,918件(1日平均145.0件)と、さらに平成27年度の件数を上回りました。相談が多かった時間帯は平成27年度と同様でしたが、20時から21時台の件数の伸びが顕著でした。相談される子どもの年齢は0歳が28.4%、1歳が23.2%となり、この比率もほぼ例年と同じ傾向でした。また、多かった相談は、発熱(38.6 %)、嘔吐(15.1%)、咳(9.4%)に関するもので、例年よりやや嘔吐が多い傾向がみられました。予防接種の相談は平成28年度も増加し2,141件4.0%で2‐3ヵ月児の相談が多い傾向にありました。相談をする際に、日中受診した件数は13,106件(24.8%)で、この比率は23年度以前の30%前後より低下していることから、受診時に病気の経過や家庭内ケアの理解が進んだ可能性が考えられます。

月別相談件数

例年9月から10月は少なく、冬に相談が多く、28年度のピークは12月(165件/日)でした。また、新年度が始まる4月から6月も多い傾向になっています。

月別相談件数 

時間帯別相談件数

 時間帯別相談件数です。
  22時台までの相談が約6割近くを占めますが、深夜帯の相談も約2割と引き続き相談が寄せられました。

時間帯別相談件数

症状別相談件数

例年と同様に、発熱に関する相談が、38.6%と一番多い傾向にありました。また、例年に比べると嘔吐に関する相談が、多く寄せられました。

注)相談1件につき、複数の症状を訴えられる場合があるため、「年間件数」「年間%」はそれぞれ年間受話相談件数の52,918件および100%を超えます。
  以降の相談の目的、対応内容についても同様です。
   割合%=年間件数/52,918件

症状別相談件数

地域別相談件数

市町村ごとの相談件数では、豊中市、吹田市、摂津市、寝屋川市、枚方市で利用率が高く、よく利用されていることがわかります。

地域別相談件数

相談者の関心(何が知りたいか)

受診のタイミングを知りたいという相談が一番多く、家庭で保護者がどう考えてどうすればいいかといった相談も比較的多く見受けられます。

相談者の関心

対応内容

「助言のみ」や「昼間にかかりつけ医で受診」、「何かあれば医療機関を受診」することを勧めるケースが多く見受けられました。

 対応内容別相談件数

このページの作成所属
健康医療部 保健医療室医療対策課 救急・災害医療グループ

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