マダニによる感染症に注意しましょう!

更新日:平成28年9月28日

マダニによる感染症に注意しましょう!

 秋の行楽シーズンになり、山登りや野外活動等で、野山に入ることも多くなってきます。その際に、マダニに刺されるとSFTS(重症熱性血小板減少症候群)や日本紅斑熱、つつがむし病などの病気になることがあります。春から夏にかけて、マダニの活動が活発化しています。藪や草むらに入るときは、マダニに刺されないよう注意してください。
(※SFTS、日本紅斑熱、つつがむし病等のダニ媒介感染症は、ウイルスを保有した動物を吸血したマダニの体内でウイルスが増殖、そのマダニがヒトを吸血することで感染します。ヒトからヒトへは感染しません。)

感染症名潜伏期間症状
SFTS6日から2週間

発熱、食欲低下、おう気、おう吐、腹痛、全身倦怠感など。
重症化し、死亡することもあります。

日本紅斑熱2日から8日発熱、頭痛、全身倦怠感など
つつがむし病5日から14日発熱、赤黒く盛り上がったカサブタ(マダニの刺し口)、発疹など。
重症化し、死亡することもあります。

吸血前後のダニ










                              

≪マダニにさされないようにするために≫ 

  • 藪や野山に出かける時は、長そで長ズボン、絞り口付き長靴等を着用しましょう!(レインウエアのようななめらかな生地はマダニがつきにくく、また、白っぽい服装の方が服についたマダニを発見しやすくなります。 )
  • 虫よけスプレーを使用しましょう。
  • 着終わった服は、ナイロン袋等に入れ、すぐに洗濯しましょう。
  • 帰宅後は必ず入浴し、ダニが体表についていないかをよく点検しましょう。

≪マダニに刺されてしまった場合≫

  • マダニの多くは、長時間(10日以上のこともある)吸血します。もし吸血中のマダニに気が付いた場合は、医療機関(皮膚科など)で取ってもらうようにしましょう。無理に引き抜こうとするとマダニの一部が皮膚内に残って化膿したり、マダニの体液を逆流させてしまったりする恐れがあります。
  • マダニに刺されて数日後に、発熱、頭痛、発疹等の症状が出た場合は、医療機関を受診し、医師にマダニに刺されたことを相談しましょう。
  • また、山林や草地に立ち入って、1から2週間してから発熱などの症状が出た場合にも、念のため医療機関を受診しましょう。なお受診の際には、山林や草地に入ったことを、お医者さんに申し出て下さい。
                                        

重症熱性血小板減少症候群(SFTS:severe fever with thrombocytopenia syndrome)

 SFTS(重症熱性血小板減少症候群)は、平成25年(2013年)1月30日、山口県で初めての感染例が報告されました。その後中国、四国、九州を中心に症例が報告され、平成25年8月6日、近畿初となる患者が兵庫県から報告されました。大阪府では現在まで患者の報告はありませんが、兵庫県のほか、近隣の京都府や和歌山県、三重県でも患者の発生が確認されています。
 SFTSは多くの場合ウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染すると考えられています。発病すると高熱、おう吐、下痢などの症状が現れ、血小板や白血球が減少し、重症化すると死亡することがあります。(平成27年は、全国で九州・四国・中国・北陸地方で11名死亡例が確認されています。)
 現在、有効な抗ウイルス薬やワクチンはなく対症療法が主体となります。
                                                                                                                   

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健康医療部 保健医療室医療対策課 感染症グループ

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